『校報』第108号(ブログ版・その4) カンボジア サービス・ラーニング研修

カンボジア サービス・ラーニング研修



2015年12月21日(月)の朝、高校生3名、中学生6名、教員3名、計12名はカンボジアへ発ちました。研修期間は7日間で、27日(日)の早朝に成田空港へ帰ってきました。

私たちの研修は12月21日に始まったのではなく、実は11月ごろから始まっていました。準備段階には、大変な苦労がありました。カンボジアについての勉強会を開いたり、カンボジアの子どもたちとの交流プログラムを考え、練習したり……。時に意見がぶつかることもありました。話し合いがなかなか前へ進まず、何度もくじけそうになる場面があったかと思います。こうしたこともすべて、海の向こうで待っている子どもたちのことを第一に考えながら、真剣に向き合った結果なのだと思います。事前研修は、それだけでも意味のあるものとなりました。

「百聞は一見にしかず。」とありますが、事前研修だけでなく、やはり現地で学んだことも多いようです。プログラムに沿って報告させていただきます。


■中学生との教育ボランティア

はじめの交流プログラムはキエンスワイの中学校にて行われました。ここでは何度も練習をした「ちぎり絵」がテーマです。現地の子どもたちは、普段「体育」や「美術」や「音楽」などの授業を受けていません。ちぎり絵は、美術の一環として取り組みました。ポストカードのサイズの型紙に、日本の「桜」や「富士山」の絵が縁取りされていて、色紙を細かくちぎって、のりで貼っていきます。生徒は、作り方を教えたり、会話したりすることの難しさに、戸惑いを隠しきれませんでした。はやくも挫折を経験したのです。一生懸命「指さし会話帳」を広げ、伝えたい言葉を探しました。しかし、なかなか見つけることができません。もどかしい気持ちでいっぱいだったと思います。そんな思いとは反対に、現地の子どもたちの作品はどんどん輝いていきます。さらにちぎり絵に取り組むその真剣な眼差しに、生徒は救われました。伝わっているかわからない、自信のない言葉を投げかけたあと、子どもたちが1回でも笑顔を向けてくれたとき、「コミュニケーションは言葉だけじゃない」と気付かせてくれました。


■SATO JAPAN CENTERでの教育ボランティア

その日の午後に、この研修で大変お世話になった佐藤亮二(さとうりょうじ)先生が設立された施設にてさらに学齢が低い子どもたちと交流しました。ここでは、ドラえもんのちぎり絵やぬり絵をしました。中学校での経験を活かし、積極的に話しかけている姿が見られました。子どもたちの素直な反応に、「通じ合った」という感動が生まれたようです。


■小学校での教育ボランティア

4日目、心配していた天気は晴れ。運動会日和でした。道具の準備や競技の見本など、生徒は動きっぱなしでした。一生懸命なその姿は、中高時代での誇りの1つにしてほしいと思うほどでした。

運動会が終わると、数字の学習です。事前に作成した数字表を用いて、日本語で10までの数を数える練習をしました。大縄大会で、跳んだ数をクメール語と日本語の両方で数えるためです。現地の子どもたちの習得の早さに、生徒や教員が驚いたのを覚えています。また、「体育」を経験したことのない子どもたちは、大縄を跳ぶのにも最初は慣れませんでしたが、すぐに上手くなったことも強く印象に残りました。

最後にクリスマス会を開きました。昨年度の経験から、現地の子どもたちにサンタクロースがどんな人なのかを説明するプログラムを設けました。絵と説明(クメール語)を書いた画用紙で説明したあと、サンタクロースのコスチュームを着た生徒が登場し、プレゼントを配りました。大いに盛り上がりました。


教育プログラムはこのような研修内容でした。他にも現地の子どもや高校生と交流しながら、遺跡見学やプノンペンの市内観光、マーケット視察などしました。市内観光では、事前学習でカンボジアの歴史を学んでいったからか、ポルポト政権下でカンボジアが経験した悲劇を目の当たりにしたとき、生徒は大きな衝撃を受けていました。「幸せ」とは何か、を深く考えるきっかけになったと思います。

また、この研修を通して多くの生徒が考えたことは、カンボジアと日本の関係です。現地で色々なものを見る度、経験する度に日本のそれと比べ、自分はどんな環境で生活しているのか?カンボジアの未来・日本の未来はどうなるのか?そんなことが頭に浮かんだようです。「世界を身近に考える」ことができ、「世界と日本のつながりを考える」ことができました。今後の生活に活かして欲しいと思います。

最後に、お世話になった佐藤亮二先生や現地の方々に感謝するとともに、募金や寄付品にご協力くださった保護者のみなさまに深く感謝申し上げます。

(引率 九渡 愛美)


『校報』第108号(ブログ版・その3) 第13回 東北福幸支援ボランティア

第13回 東北福幸支援ボランティア

5.jpg

期日  2015年12月22日(火)〜25日(金)
場所 岩手県沿岸部
参加生徒 3年生(男子1名)
     4年生(男子2名・女子8名)
     5年生(男子3名)
     6年生(男子1名)
     引率教員2名
事前説明会 12月10日(木)
事前学習会 12月15日(火)


◯1日目

JR東京駅東北新幹線南乗換口改札前に集合し、東北新幹線で新花巻駅に向かいました。新花巻駅からはJR釜石線に乗り換え、遠野駅に到着。荷物を遠野まごころネットに預け、すぐに作業場所の釜石市にある「こすもす公園」にバスで向かいました。ここでの作業はこすもす公園の近くにある幼稚園のログハウスをこすもす公園に移設するための解体作業のお手伝いをしました。角材1本1本はとても重く、運ぶのに苦労をしましたが、生徒たちは積極的に作業をしました。作業後は宿泊場所のたかむろ水光園(遠野市)にバスで向かいます。こちらはお風呂や宿泊施設を備える施設で、遠野まごころネットに、サンタボランティアとして参加する人向けに、施設の一つである「南部曲り家」という古民家を特別プランで提供していただきました。入浴前にミーティングを行い、1日の振り返りを行いました。


◯2日目

6時に起床し朝食をいただいた後、バスで遠野まごころネット近くの駐車場に向かい、そこから活動場所に合わせてバスに分乗します。この日私達は終日、被災地の視察になります。まず始めに陸前高田にある震災遺講「道の駅高田松原」に向かい、遠野まごころネットのスタッフから説明を受けました。その後近くの「奇跡の一本松」を視察。昼食をいただいた後に大船渡市に移動し、三陸鉄道南リアス線吉浜駅を視察。ここでは三陸鉄道についてのお話を伺いました。


◯3日目

この日も活動場所に合わせてバスに分乗しました。この日私達は2班に分かれ、それぞれ活動を行いました。1班は陸前高田班(10
名)。もう1班は大槌班(6名)です。

陸前高田班はバスで陸前高田市内の「竹駒コミュニティセンター」にて行われるクリスマス会のお手伝いをしました。この会は小さな子とその親御さんのために行われるもので、歌を歌ったり踊ったりと一緒に楽しい時間を過ごしました。昼食後は同じく陸前高田市内にある「たけのKO」学童クラブで小学生のみなさんと交流を持ちました。生徒達は率先して小学生のみなさんと関わり遊び、とても頼もしい姿を見ることができました。その後、市内を視察。特に12.5mの高さの巨大防潮堤には圧倒されました。

大槌班はプレゼントの配布をメインに行いました。まずは午前中に大槌町の仮設住宅2箇所を訪問しました。昼食後は吉里吉里中学校のグラウンドにある仮設住宅と大槌町の仮設住宅の2箇所を訪問しました。その後「大槌たすけあいセンター」に行き、遠野まごころネットの理事長からの講話を聞きました。

両班とも宿舎に戻りミーティングを行いました。この日の活動を通して被災地で生活している方々の現状を知り、生徒達の視野が一段と広がりました。


◯4日目

最終日は釜石市での活動です。荷物をまとめ、大きい荷物をトラックに積み込み、JR釜石線にて釜石駅に向かいます。釜石駅周辺でプレゼントを配布しながら市内を練り歩き、その途中、防潮堤の視察も行いました。昼食後は「鈴子公園」にてプレゼント配布と甘酒提供のお手伝いをしました。その後トラックに積み込んでおいた大きい荷物を取り、帰路へと着きました。途中、JR釜石線が強風の影響で遅延し、新花巻駅で予定の新幹線に乗り継ぐ事ができずに、次の新幹線で東京駅へと向かい、無事解散しました。


○今回で13回目の開催となり、現地との繋がりやボランティアに対するノウハウは大分蓄積されてきました。参加した生徒の中には何回もこのボランティア活動に参加している者もおります。しかしその一方で、震災から5年が経過し、現地のニーズが緊急支援から復興支援へと変わりました。今後は、現地のニーズをより深く確認しながら、ボランティア活動を行っていければと考えております。

(引率 深野 基)


1.jpg2.jpg3.jpg4.jpg
 


『校報』第108号(ブログ版・その2) クリスマス諸行事報告

クリスマス諸行事報告

近年、日本国内でもあちらこちらで、キリスト教行事が取り扱われ、言うまでもなくその多くは商機として使われております。その商機の暦において、早いところではハロウィンの翌日からクリスマスがはじまりますので、「待降節はいつから?」と生徒にたずねると、「クリスマスのパレードがはじまる日から」という答えが返ってくることもあります。

キリスト教の暦において待降節(Advent)は、クリスマスを迎えるための準備の季節として重要な意味を持っています。その時季は11月30日に一番近い主日から始まるとされており、本年度では11月29日がそれにあたりました。

本校のクリスマス諸行事は点灯式からはじまりますが、この点灯式は例年、教会でアドベントに入る前後の日程で設定されており、イエス・キリストを待ち望む思いをあらためて確認する大切な日なのです。


○点灯式

11月26日17時15分より、本年度は礼拝堂で執り行いました。

司式を5年生の塩澤ひかりさんが担当し、オルガニストの好井文子先生によるパイプオルガンの演奏と伊藤宗教主任のメッセージを通して、クリスマスをお祝いする意味を再認識しました。式の最後にはYMCAのみなさんが設置・飾り付けをしてくれたクリスマスツリーに灯りが点され、暗闇の世を照らす光として来られたイエスを想起することができました。

1.jpg


○クリスマス賛美礼拝

12月12日(土)、クリスマス賛美礼拝を執り行いました。本年度も礼拝とゴスペル演奏の2部構成としました。

吃瑤領蘿劼任蓮⊃畫娚敝瑤離▲鵐汽鵐屮襪函∋身歌は初めての方でもなじみのある109番「きよしこのよる」・112番「もろびとこぞりて」を歌いました。伊藤宗教主任からはルカによる福音書2章10〜14節を通してメッセージがなされました。ここは羊飼いのもとへ天使が現れ、イエスが誕生する喜びのしらせを告げる場面です。思えば天使は、皇帝や王侯といった政治的支配者や経済的富裕層のもとではなく、むしろ当時の社会において経済的にめぐまれず、多忙のあまり礼拝への出席さえままならず、学問的知識にふれることもできず、人々から見下される立場におかれていた羊飼いのもとに現れました。そして誕生したイエスもまた、最も小さく、弱く、蔑まされる立場の人たちに寄り添い、共に歩む生涯を過ごされました。本校の校訓に示される「人になれ」は「イエス・キリストに倣う人」を奨励しています。自分に与えられたタラントを誰のために用いるのか、世の価値観はさまざまですが、この校訓の下に集う一人ひとりはどうあろうとするのか、この機会にあらためて考えたいものです。

局瑤蝋駘Г茲靴劼軅萓献妊レクションによる、関東学院六浦ゴスペルクワイヤのみなさんによるゴスペル演奏。左の表中の6曲を演奏していただきました。吃瑤箸呂泙進薫狼い琉曚覆詛力あるステージに、会場も終始笑顔に包まれました。

賛美礼拝は近隣地域の方々にもクリスマスの喜びを知っていただこうと、地域伝道の目的でスタートしました。いまでは在校生の保護者の方をはじめ、本校の入学を検討されている受験生や広い世代の卒業生の方々、本校教職員のご家族の方々など、広く本校に関わるみなさまにご参加いただいております。本年度は147名の方々にご参加いただきました。生徒は毎朝礼拝を守り、うち週2回は礼拝堂で守っていますが、保護者の方々とお子様が共に礼拝を守る機会は限られています。中高生になりますとお子様との接点も必然的に少なくなり、ホッとすることもある反面、どこか寂しく感じる時もあるのではないでしょうか。救い主の誕生をお祝いするこの機会に、ぜひお子様と共に、ご家族でお出かけください。次年度は、さらに多くの方があたたかい思いを持ち帰ることができるような時間になるよう、準備を進め、お待ちしております。
 
≪第局堯.乾好撻襯ワイヤ演奏曲≫
 「Every Praise」
 「We wish a Timeless Christmas」
 「The Night that Christ was Born」
 「My Life is in Your Hands」
 「The Blessing of Abraham」
 「Oh Happy Day」

2.jpg3.jpg4.jpg


○中高クリスマス礼拝説教

本年度のメッセージは中高共に国分寺バプテスト教会の米内宏明先生をお招きし、『ロングハネムーン』と題してお話しいただきました。そもそもイエスはなぜこの世につかわされたのか。

米内先生はご友人の結婚式に参列した際、衝撃のシーンを目の当たりにされたそうです。式の最中、衣装の不都合ではずかしい姿になった新郎に、会衆は笑いの涙を隠せませんが、そんな新郎を新婦は自らの衣装で覆い、愛を誓います。その瞬間、笑いの涙は感動の涙へと変わったのだそうです。

神は御自身に似せて人を創られ、愛しておられます。しかし私たちは、その教えに背くことも、欲にかられることもあり、時に人を傷つけ、また自分をも傷つけることがあります。誰でも一度は、そんな自分が嫌になってしまう経験をしているのではないでしょうか。そのような私たちのことを、神は見捨てず、滅ぼさず、むしろ赦し、愛してくださいます。「神はその独り子を賜ったほどに、この世を愛して下さった。」(ヨハネによる福音書3章16節)とあるように、神の愛の証こそイエスの誕生であることを、あらためて教えられたひと時でした。

5.jpg


○中学クリスマス礼拝

本年度も、もはや本校の中学クリスマス礼拝の伝統ともいえる、生徒によるページェントおよび十字架行進、そしてトーンチャイム演奏をプログラムに取り入れました。練習時間の確保が厳しい中、昼休みや放課後、そして直前の猛練習を経て、当日はベストなステージを見せてくれました。

6.jpg7.jpg


○高校クリスマス礼拝

高校のクリスマス礼拝では、トーンチャイムの演奏に続いて、4年生全員が「This little light of mine」「Go tell it on the mountain」という2曲のゴスペルを、元気いっぱいに歌い上げました。

例年のことではありますが、本校のクリスマス礼拝はここまでご紹介したパートの他にも、多くのボランティア生徒の力に支えられています。貴重な時間を割いて奉仕してくれた一人ひとりの生徒に、この場を借りて心から感謝を申し上げます。


○クリスマス献金のご報告

本年度も、クリスマスにあたり、皆様から多くの献金が寄せられました。感謝申し上げます。

すでにKGM通信でもお知らせしておりますが、あらためて集計報告と共に、献金先の一覧をご紹介します。各団体をおぼえ、日々の祈りに加えていただければ幸いに存じます。

(宗教部部長 手塚裕貴)
 
《2015年度クリスマス献金集計報告》

生徒ならびに教職員献金614,891円
クリスマス賛美礼拝献金101,448円
2014年度繰越金0円
クリスマス献金総額716,339円

クリスマス献金は、次の21団体へお送りさせていただきました。
1. 日本基督教団 東北教区被災者支援センター・エマオ(東日本大震災支援)
2.(学)横浜訓盲学院(視覚障がい者福祉施設)
3.(福)恵和(知的障がい者福祉施設) 
4.(公社)日本キリスト教海外医療協力会(アジアの無医村地域での医療活動)
5.(社福)横浜いのちの電話(電話相談活動)
6.(特非)信愛塾(在日外国人教育生活相談センタ−)
7.(社福)日本医療伝道会衣笠ホーム(特別養護老人ホ−ム)
8. 日本キリスト教団 神奈川教区寿地区活動委員会(生活支援団体)
9.(特非)アジアキリスト教教育基金(バングラデシュの寺子屋支援団体)
10. 日本バプテスト連盟 国際ミッションボランティア・佐々木さんを支援する会
                  (アフリカのルワンダ平和支援活動団体)
11. 日本バプテスト神学校
12.(福)汀会 止揚学園(知的障がい者の施設)
13. 日本キリスト教協議会教育部(プロテスタント諸教派の合同団体)
14.(福)幸保園(児童養護施設)
15.(福)三育福祉会 特別養護老人ホーム シャローム
16.(特非)さざなみ会 シャローム
           (地域活動支援センター、クリスマスクッキーの購入先)
17. 日本バプテスト海外伝道協会
         (タイ・カレン・バプテスト・コンベンションへの協力支援)
18.(学)聖坂学院(特別支援学校)
19. 全国キリスト教学校人権教育研究協議会
20.(学)日本聾話学校(キリスト教精神に基づいた日本で唯一の私立聾学校)
21.(宗)日本バプテスト同盟(ネパール大地震支援のために)


『校報』第108号(ブログ版・その1) 2015年度 卒業式 式辞

2015年度 卒業式 式辞
                        校長 黒畑 勝男

3.jpg2.jpg

皆さんは、今日この時を含めて、関東学院六浦高等学校の課程を全て修めました。卒業と新たなる出発、おめでとうございます。

入学した時のことを懐かしく思い出していることでしょう。そうです。この礼拝堂で、今は小さくなったと感じるその椅子に座って、関東学院六浦の日々を始めた日。振り返れば、瞬く間に過ぎていった時間。嬉しいことも、辛いことも、悲しいこともたくさんありました。この学び舎で過ごした日々は、思春期から大人への成長の一つ一つの大切な積み重ねでした。

卒業にあたり、関東学院六浦高等学校として皆さんに伝えたいことは、毎日のように聞かされてきた「自分を愛するように隣人を愛せよ」を、終生深く心に留め、「人になれ 奉仕せよ」の言葉を思い、心を高く歩んで行ってほしいということです。


初代学院長、坂田祐先生は、第1回卒業式でこのように述べています。

「人になれ 奉仕せよ。人になること、すなわち人格を完成することは、大変難しいことです。しかし、実行や実現が極めて難しくても、その理想に向って進んでいくこと、たゆまず努力をすること自体に価値があります。私は、皆さんに、この理想によって努力するようにと勧めてきました。皆さんは全生涯を通して、理想の実現に努力すべきです。この世の仕事に失敗してもよい。皆さん、自分の人生観の基礎をしっかり確立して、価値ある生涯を送ることができたなら、それは真の、本当の成功です。」

初代学院長坂田祐先生の言葉は、関東学院六浦中学校・高等学校の教育の中に、建学の精神として堅く、変わらず、貫かれてきているものです。坂田祐先生は苦学をし、37歳で教育の道に就かれ、キリストにおいて堅い志を持ち、41歳で初代学院長として中学関東学院の開学に尽力されました。しかし、開学して間もなく関東大震災を経験し校舎は倒壊します。校舎火災もありました。社会的には、戦時体制の中での教育の自由を失ってしまうかもしれない厳しい環境でもありました。

本学院の歴史を主体的に眺める時、生徒たちが多くの困難を抱えたことを感じます。しかし、今一方で、皆さんにもまた同じように、社会の激変とその怒涛の気配の中で、未知の小さくはない困難があることを感じざるを得ません。


イギリスのオックスフォード大学で人工知能の研究をしているマイケル・オズボーン氏が2013年に『雇用の未来―コンピューター化によって仕事は失われるのか』という論文を発表し、世界中を揺るがしました。日本でも様々な知識人によって読み解かれ、「消える職業」、「なくなる仕事」という話題となっています。日本のロボット市場は、今は9千億円程度だそうですが、20年後には10兆円にまで達すると言われています。社会構造は大きく変化するに違いありません。

それに先立って2011年、アメリカのデューク大学のキャシー・デビッドソン氏は、「アメリカでは、2011年に小学校に入学した子どもたちの大学卒業時には、その65%が今は存在していない職業に就くだろう」と発表しました。これは、今や世界中でささやかれるようになっています。

これらは、皆さんが本校で聴く最後のメッセージとして私が伝えたいことの背景です。時代の変化は社会構造の変化として益々速くなり、これまでの社会の変わり方からは予想できない速度と様相で変わってゆくということと、その中で皆さんは努力し、邁進していかなければならないということです。

しかしその中で、決して忘れてはいけないことは、どんな努力も「自分を愛するように隣人を愛せよ」を中心に据えなければ、その努力は価値ある努力にはならない、ということです。社会の変化を眺めてみます。社会の営みを変えた Yahoo! Japan の登場は、ちょうど20年前の1996年です。1997年には楽天が生まれました。大きな社会構造の変化となりました。横浜では馴染みのDeNAは1999年に誕生しています。この20 年間、一方では製造業界の変貌や衰退が著しく、大きく日本の社会の構造が変わってきています。

皆さんはいずれ自立します。その時、「この会社に入ったら、将来は安泰、大丈夫」などと思われる企業や業界が、10年後、20年後にどうなっているだろうか、という疑問を持ち、自らの力を備えることが大事になります。20年前には殆ど持たなかった疑問です。

さらなる変化を未来に予測すると、人材育成の中で大切なことは、想像力や先見力、洞察力を育成すること、常に学ぶことを学ぶ力を育てることだと言われます。そして、その実践では、失敗を恐れない勇気と十分な努力が大切です。何か大きい組織の中にいて雨風を避けて、守られて生きてゆくことの安心感はかつてほど強くありません。自分の努力と、努力のあり方を工夫する力を身につけることが大切です。


関東学院六浦の教育理念である「人になれ 奉仕せよ」。坂田先生はこの言葉をイエスに依って立てると言っています。そのイエスは、私たちに例え話で語ります。

旅に出るある家の主人が3人の僕たちに、それぞれ一定の金額のお金を預けていく喩え話を何度も聞いてきたでしょう。二人の僕はそれを元手に商売をし、それぞれ倍にして主人に返します。褒められてお金をさらに託された。一方、もう一人の僕は土の中にしまっておいて返した。すると主人は、自分で増やさないのなら、なぜ銀行に預けなかったのかと「怠け」を厳しく叱り飛ばすという物語でした。

皆さんには、それぞれ与えられた賜物、天賦の力があります。社会はとてつもない速さと規模で大きく変化していきますが、皆さんは決して手を緩めず、頑張ってほしいと思います。関東学院六浦で得た確信と自信をもって、しっかりと歩みだしてほしい、そして、その歩みが、隣人との平和を生み出し、たとえ、ささやかなことであっても社会の平安に貢献し、人類の平和への寄与へと繋がっていってほしいと強く願います。


進学する先では真剣に勉強してください。常に、先見の力を持つように心がけ、課題を自ら発見し、学び続ける力、新しい学び方を学ぶ力をつけるように心がけてください。その時に持つ力を次の力へとつないでゆく。学び続ける力、新しい学び方を学ぶ力をしっかりと育てる。そして、自分の力を実践する意思疎通の力、つまり言葉の力を身に付ける。第一言語である母語で正確に思いを伝える力を一層磨き、そして、グローバル化とボーダーレス化が進む社会で力を発揮するために、英語、中国語、あるいは他のアジア言語などの語学の習得にも惜しみなく力を注いでください。


『種の起源』を著したダーウィンは言っています。


  It is not the strongest of the species that survives,
  nor the most intelligent that survives.
  It is the one that is most adaptable to change.

  生き残る種とは、最も強い種ではない。
  最も知的な種が生き残るものでもない。
  生き残る種とは、変化に最もよく適応したものである。


人間にとって適応する力とは、学び続ける力であると同時に、新しい学び方を学ぶ力に他なりません。坂田祐先生が、「実行や実現が極めて難しくても、理想に向って進み、たゆまず努力をすること自体に価値がある」と語られたように、たゆまず努力を重ね、理想に向って進んでください。

しかし、疲れ、気持ちが折れることもあるでしょう。絶望を感じることもあるでしょう。その時は、勇気をもって休んでください。それは、「自分を愛するように隣人を愛せよ」と語る神が、「わたしは決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」と、愛をもって語りかけてくれているからです。あなたは、神に愛された存在であることを忘れず、与えられた命を大切に、しっかりと歩んでください。


最後になりましたが、保護者の皆様、お子様の成長を精一杯心豊かに支えてくださり、また、本校の教育にいつも支援を賜りましたことに心から感謝を申し上げます。

同時に教職員一同、ご家族の皆様に神様の祝福がありますように、とお祈り申し上げます。


以上をもちまして、式辞とします。

1.jpg4.jpg5.jpg6.jpg7.jpg8.jpg9.jpg10.jpg


『校報』第107号(ブログ版・その10) 部活動等報告/六穂会報告

部活動等報告


インターアクト部

8月23〜27日に、国際ロータリー第2590地区主催の海外研修に、横浜金沢ロータリークラブからの支援を受け本校代表として3年4組男子生徒が参加しました。シンガポールで語学、文化の研修と、現地の大学生、高校生との交流を行ない、「話せる英語」の重要性を強く感じる研修となりました。




水泳競技

5年4組男子
 関東高等学校水泳競技大会 7月26日(東京辰巳国際水泳場)
   男子バタフライ100メートル出場
 全国高等学校水泳競技大会(インターハイ) 8月20日(京都アクアリーナ)
   男子バタフライ100メートル出場
 神奈川県高等学校水泳競技大会 8月29日・30日
   男子バタフライ200メートル 5位
   男子バタフライ100メートル 5位

2年1組男子
 神奈川県中学校水泳競技大会 7月21日
   男子200メートル背泳ぎ 8位
 横浜市立中学校総合体育大会水泳競技の部 7月29日
   男子100メートル背泳ぎ 2位
 関東中学校水泳競技大会 8月11日・12日(東京辰巳国際水泳場)
   男子200メートル背泳ぎ 6位
   男子100メートル背泳ぎ 3位
 神奈川県中学校総合体育大会・神奈川県中学校水泳競技大会 8月14日
   男子100メートル背泳ぎ 2位
 神奈川県中学生水泳競技大会新人戦 9月21日
   100メートル背泳ぎ 1位(大会新記録)


ラグビー部

・高校
本校は、第95回全国高等学校ラグビーフットボール神奈川県予選に出場し、初戦の3回戦は順調に勝利を収め、準々決勝の湘南工科大学付属高校との試合では完勝し、初の準決勝では、桐蔭学園との試合でした。学校の誇りとプライドをかけ戦いましたが惜しくも3位という成績に終わりました。ですが、六浦ラグビーが神奈川の高校ラグビー界でもしっかりと実力があることを証明できました。1年間応援ありがとうございました。今後は更なる上を目指して頑張ってまいります。
第95回全国高等学校ラグビーフットボール大会 神奈川県予選
 3回戦 対 桐光学園高等学校 本校 111対3 本校勝利
 準々決勝 対 湘南工科大学付属高等学校 本校 45対5 本校勝利
 準決勝 対桐蔭学園高等学校 本校 3対40 本校惜敗   神奈川県3位



・中学
第33回神奈川県中学校ラグビーフットボール大会
 予選リーグ 2勝1敗 予選2位通過
 準々決勝 対 法政第二中学校 本校 7対12 本校惜敗


剣道部

8月23日(日) 金沢区剣道大会(横浜中学校)
 高校男子個人の部 第3位 5年4組男子




書道

2年4組女子は、第39回全国学生書写書道展において学年優勝杯を受賞しました。




弓道部

8年連続、関東大会出場
8月12日、明治神宮(至誠第二弓道場)で実施された第26回関東中学生弓道大会に、3年生女子2名、2年生女子2名の4名が団体で出場しました。これで中学の関東大会出場は8年連続となりました。入賞には至りませんでしたが、11月3日に実施された第97回神奈川県中学弓道大会では2年生女子が個人優勝を果たすなど、引き続き成果を挙げています。今後共、応援をよろしくお願いします。


テニス部

2015夏・湘南ジュニアテニストーナメント 7月28〜30日・湘南ローンTC
・16才以下男子シングルス 第3位 3年1組男子
・16才以下女子シングルス 第3位 4年2組女子
                  4年3組女子

平成27年度横浜地区高等学校テニスリーグ 7月18〜20日・本校他
・女子1部リーグ 準優勝
・男子4部リーグ 優勝   ※来年度3部昇格

平成27年度神奈川県高等学校新人テニス大会 8月19日〜10月12日・各学校コート他
・男子シングルス 本戦出場 5年3組男子 ベスト64

平成27年度神奈川県中学校新人テニス大会 8月22日〜9月13日・各学校コート他
・男子ダブルス 本戦出場 2年4組男子・2年5組男子 ベスト32
・女子シングルス 本戦出場 2年5組女子 優勝
              2年3組女子 ベスト32
・女子ダブルス 本戦出場 2年1組女子・2年5組女子 ベスト16 
・女子団体戦 第3位 関東大会出場権獲得



2015関東中学生新人テニス選手権大会(学校対抗の部) 11月22日・東京都小金井公園
1回戦 対 白根御勅使(しらねみだい)山梨1位  本校 3対2(D2対0/S1対2)
2回戦 対 成蹊 東京2位  本校 1対4(D0対2/S1対2) ※ベスト16




吹奏楽部

横浜アンサンブルコンテスト中学校部門 11月1日・3日
❖クラリネット三重奏 (金賞)
❖金管八重奏 (銀賞)

横浜アンサンブルコンテスト高等学校部門 11月7日・8日
❖木管三重奏 (銀賞)
❖金管八重奏 (銀賞)





六穂会報告

今年も10月30日、31日の両日「六浦祭」が行われました。
六穂会委員の皆様による、7つのブース出店も大盛況で無事に終了することができました。
大変お忙しい中ご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。
本日12月19日(土)にクリスマスを祝って、ささやかですが六穂会よりKGMクッキーを生徒の皆さんにお配りしました。お召し上がりください。
(六穂会会長)


福幸支援
震災からこれまでの間、生徒のみなさんや先生方が重ねてこられた時間、そこから生まれた思い…ボランティア現場を経験していない私達がそれらをどうやって伝えるか…。私達1年生役員は、お引き受けしたものの大きさに、一瞬押し潰されそうになりました。でも、参加生徒の皆さんが書かれた記録を手にし、一人ひとりの思いにふれた時、この言葉をそのままお伝えしよう、復興の一助となるように現地の物産の販売を頑張ろう、と私達の思いも定まりました。訪れて展示を見て下さった皆様、物産を買って応援下さった皆様に、この場をお借りしてお礼をお伝えしたいと思います。
(1年生保護者)

喫茶
2年生は、昨年度に引き継ぎ、喫茶を担当いたしました。ハワイのマラサダ3種類と、調理パンも3種類をご用意し、昨年より数も大幅に増やし、2日間600個を、完売いたしました。コーヒー、紅茶も好評で、何度もご来店下さったお客様もいらっしゃり大変嬉しく思いました。
昨年度も、そうでしたが、ご来店下さったお客様が、この喫茶で、歓談、お食事してくださり、美味しかったです!ご馳走さま!と、お声を掛けて下さり感謝申し上げます。私たち2年委員一同も、お客様のお陰で、気持ちが一つになり仲間意識もさらに高まりました。心から、感謝申し上げます。ありがとうございました。
(2年生保護者)

手作り品・制服リサイクル他
3年生は、制服リサイクル・手作り品・食料品の販売をしました。
今年も制服ブースは人気で、早朝から沢山の方にお並びいただきました。品数が少なく状態もあまり良くないものもありましたが、混乱なく対応できました。
手作り品では保護者の方々作成のトートバッグやリース、フラワーペン等多くの皆様にご好評いただきました。恒例の花ふきんも完売いたしました。
最後に、お品物を提供くださった方々、作成してくださった方々、ご購入いただいた皆様に感謝を申し上げます。ありがとうございました。
(3年生保護者)

焼きそば
4年生は焼きそばを担当しました。母達だけでの作業だったため、力仕事の部分では不安がありましたが、主婦の知恵とチームワークで、予想以上の売り上げを達成し、六浦祭2日間で、目標の1500食を完売することが出来ました。このように委員全員が一つとなって、想像以上の力を発揮し結果を出せたことは、喜びと同時に驚きでもありました。
準備期間は長く感じましたが、前日から最終日までの3日間はあっという間でした。そして、それぞれの役割を果たす中でチームワークも生まれ、充実した楽しい六浦祭となりました。
皆様のご協力に感謝いたします。ありがとうございました。
(4年生保護者)

おでん
5年生委員は、5年連続でおでんを担当しました。今年は、委員経験者と新たに参加して下さった新委員の方々との交流によって、フレッシュな雰囲気のもと、生徒達に負けないくらい大変楽しい時間を共有することができました。
準備した500食は、毎年おでんブースを応援して下さる方々と校長先生を始めたくさんの先生方にいらしていただき、完売することができました。毎年のことですが、皆様からの美味しかったという温かいお言葉と笑顔に支えられていることを実感いたしました。
改めまして、ご支援、ご協力いただきました全ての方々に感謝いたします。ありがとうございました。
(5年生保護者)

献品
6年生委員は6年連続献品ブース担当になりました。今まで蓄積されたノウハウとチームワークを駆使した6年間の集大成です。献品整理、前日準備は手慣れたもので驚くような速さで終了。六浦祭当日はあうんの呼吸でローテーションもばっちり、後片付けもあっと驚く速さで完了しました。
六浦祭当日の献品ブースとしては2日間とも沢山の方に来ていただき早い時間に品薄状態となりました。どうもありがとうございました。
今年の六浦祭は私たち6年委員にとっては最後となり感慨深いものがありました。今後も献品ブースを盛り上げて頂けるよう皆様のご協力をお願いいたします。
(6年生保護者)

パパアジアンフォー
去年に続き、今年もベトナム料理のアジアンフォーの販売を行いました。今年は2回目という事もあり、試作の時からお父さんたちのチームワークも抜群で、当日もスープ準備から販売までスムーズに行えました。
お蔭様で2日間とも大変ご好評を頂き、ご来店頂いたお客様からは「美味しかった」という嬉しい声に混じり「去年も食べて美味しかったので」というリピータの声もありました。また、「お父さんだけのブースは珍しい」との御意見も頂き、やれば出来る?所も少しお見せできたかと思います。
最後にご参加頂きましたお父様ならびに御協力頂いた全ての方に感謝致します。
(2年生保護者)



『校報』第107号(ブログ版・その9) 図書委員会【六浦祭】

図書委員会【六浦祭】

昨年度は本の紹介POPの展示と、委員の有志による影絵紙芝居の上演をしました。来館してくださった方々には感謝申し上げます。

今年度の六浦祭では、/渊餔儖全員が作ったPOP・本の帯の展示、▲潺鳳導体験、1導┿羲乃錣両絮蕕鬚靴泙靴拭紹介させていただきます。


。丕錬弌β單玄 (図書委員全員参加)

昨年度企画の、図書委員が全員六浦祭に参加できる催しです。委員会でつくった本の紹介広告を展示しました。今年度は、POPだけでなく「本の帯」も作りました。

無題1.jpg


▲潺鳳導体験コーナー(来館者の方の参加)

今年度は、影絵紙芝居上演に加えて、「ミニ影絵体験コーナー」を設置しました。影絵に興味を持ったとしても、自分には作れないのではないか?と思っている人に向け、影絵を身近に感じることのできる体験を提供させていただきました。楽しく作ることができて、2つ3つ作った例もありました。


1導┿羲乃錣両絮蕁瞥志影絵紙芝居班参加)

昨年度の反省を踏まえて考えたストーリーや、色の種類が増えた影絵など、パワーアップしたものを上演できました。当日は、影絵紙芝居班過去最多の17名で司会(3名)、BGM担当(2名)、ナレーター(3名)、声優(3名)、写真撮影(1名)、紙芝居の抜き差し(2名)、紙芝居照明(1名)、館内照明(1名)、アンケート係(1名)の役割を分担しました。今年度の紙芝居は『マリーとオムライス職人』というタイトルです。2日間で合計133名の方が観にきてくださいました。

影絵紙芝居班は、5月頃から7月までストーリーづくりの話し合いを進め、夏休みには紙芝居の枠やミニ影絵を作成しました。9月は影絵作家の浜崎ゆう子氏を講師としてワークショップを開くなど、影絵紙芝居の制作に突入しました。その後、図書委員会にて試写会を開催。直前の準備では、お土産用ミニ影絵の増産や司会原稿の作成、来館者アンケートの作成や部屋を真っ暗にするための作業、看板づくりや体験コーナーの設置・BGM編集、読み合わせなどそれぞれがアイディアを出し合って取り組みました。

準備期間から当日まで、試行錯誤を繰り返してきました。ストーリーをどのようなものにするか、BGMはどこから聴こえてくるようにするのか、どの場面で絵を入れ替えるのか等、足を運んでくださる方々の立場になって考えを巡らせたことは、昨年度から成長したところです。昨年度のアンケートや今年度の試写会のアンケートをもとに、できるところを改善しました。自分たちで考え、行動する様子が多く見受けられ、先輩・後輩間のやりとりも昨年度より増えました。生徒にとって図書委員会が、成長できる場であり続けることを願っています。

(司書教諭 九渡 愛美)

無題2.jpg
無題4.jpg無題5.jpg
無題6.jpg無題7.jpg


『校報』第107号(ブログ版・その8) 2015年度 六浦祭報告

2015年度 六浦祭報告

今年も10月30日(金)〜31日(土)に六浦祭が行われました。

2015年度の六浦祭のテーマは「HERO」でした。一人ひとりが主人公となり自分にしか描けない六浦祭という青春の物語を描いて欲しい、という意味が込められています。

テーマの通り、関六生は六浦祭で本の主人公となり物語を描きました。それぞれが描いた物語は一つとして同じものはなく、キラキラと輝いていました。私たち生徒会は、当日だけではなく、準備から六浦祭は始まっていると考えています。来場者の皆さまに楽しんでいただき、同時に、生徒を含めたその場にいる全員が楽しめる六浦祭にするために、また、より良いものにするために何をすれば良いのか、ということを考えながら準備を進めて参りました。

今年の六浦祭では、出展団体の数を増やしたほか、昨年に引き続き入り口にはアーチを設置しました。イベントステージでは例年以上の盛り上がりを見せ、出演者の方々が熱いパフォーマンスを繰り広げました。六浦祭のフィナーレを飾った関六エンタは今年で8回目を迎え、歌やダンスという枠にとらわれず、数々の素晴らしいパフォーマンスで盛り上がりました。

私はこの六浦祭を通して、自らが主体的に動くことの大切さ、みんなで協力して一つのものを創り上げる大変さとそれ以上の楽しさや感動を覚えました。そして、お客様に楽しんでいただく為にはまず自分たちが楽しむ必要があること、嫌なことから逃げずにチャレンジする心構えなどたくさんのことを学びました。反省点やいただいた意見をしっかり受け止め、来年からも、さらに進化した六浦祭になるよう活かしていきたいと思います。

今年度の六浦祭は天候にも恵まれ、たくさんの方にご来場いただき、大盛況の中、幕を閉じることができました。六浦祭を一緒に創り上げた生徒会役員・実行委員をはじめとした生徒のみなさん、支えてくださった先生方、保護者のみなさま、ご来場いただいたお客様、六浦祭開催に当たりご協力いただいたすべての方に心から感謝申し上げます。

関六生はいつも「HERO」のように様々な色で輝いています。これからの学校生活において、その輝きを失うことなく、今の自分にしか描けない青春の物語の続きを描いて欲しいと思います。

(2015年度高校生徒会長 野口紗耶)





10月30日(金)、31日(土)に六浦祭が開催されました。今年のテーマは『HERO』です。いくつかのテーマの中から全校生徒にアンケートを実施し、決定しました。

六浦祭では、各学年、各文化部、各有志団体が趣向を凝らした発表や展示、公演で来校してくださったお客様を楽しませてくれました。

1年生のブースでは、横浜社会見学についての展示と発表、家庭や美術の授業の作品展示でした。社会見学の展示では、取材を基に各班で「壁新聞」を作成しました。また、その壁新聞に基づいた発表を、教室の電子黒板を用いて生徒が発表しました。学年で行った生徒向けの練習では、恥ずかしがったり、おどけてしまったりした生徒もいましたが、本番では保護者や来校者を前に緊張しながらも一生懸命自分たちが調査したことを発表していました。

2年生は総合学習として学んでいる「地球市民講座」の展示・発表と軽井沢自然教室、鎌倉社会見学、授業の作品の展示でした。世界に目を向けた様々なテーマについて展示されていた「地球市民講座」では、各クラスや学年全体での発表の様子などの展示もありました。1年生と同様、プロジェクターを用いた発表も行いました。

3年生は職業インタビューに関する展示や総合学習の「地球市民講座」に関する発表、奈良・京都研修旅行の発表、教科展示がありました。職業インタビューでは、実際に働いている方の仕事場に行って直接インタビューをした内容が事細かに発表されていました。仕事をする上での心構えや、働くことの意義を生徒は、肌で感じることが出来たのではないかと感じました。また、思い出コーナーとして中学3年間の振り返りをビデオでまとめ、放映していました。生徒や保護者が映像を見ながら懐かしむ姿を目にしました。

4年生はディズニー1日研修の様子を紹介し、シンデレラ城の模型を展示しました。

各文化部の発表も見応えがありました。普段の活動の成果を発表する場である六浦祭。趣向を凝らした発表やお持て成しなど、お客様を楽しませる工夫が随所に見られました。

礼拝堂では、両日とも吹奏楽部と演劇部による公演がありました。練習の成果を発揮し、多くのお客様を楽しませていました。31日には「関六エンタ」が開催されました。今年で8回目となる本イベントでは、学年を越えた4団体がエントリーし、ギターの演奏やダンス、ヨーヨーによるパフォーマンスがありました。どの団体も個性豊かで会場を大いに盛り上げてくれました。

中庭に設置した「イベントステージ」では、生徒によるパフォーマンスや教員も参加した生徒会企画などが行われ、会場を沸かせてくれました。歌やダンス、各クラブからのPRなど来校者の方々を楽しませてくれました。普段見ることができない生徒の姿がとても印象的でした。

グラウンドではサッカー部が、体育館ではバスケットボール部が在校生とOBの方々との試合を行いました。白熱した試合が繰り広げられました。在校生とOBとの交流の場になり、OBの方々にとっては在校していたときの思い出が蘇ったことと思います。

六穂会では、例年通り喫茶やバザー、福幸ボランティアに関する展示、復興支援の物品販売を行いました。また、中庭ではおでんや焼きそば、フォーなどを販売し、大変賑わっていました。

31日には六葉会主催の「ホームカミングデー」が開催され、卒業生や退職された先生方が礼拝を守り、親睦を深めました。

各団体が様々な形で六浦祭を盛り上げてくれました。六浦祭での活動によって、自分や友人、周囲の方々の良い思い出になったと思います。六浦祭を通して、生徒一人一人が「HERO」(主人公)であることを再認識し、これからの学校生活や将来に向かって自信を持って行動してくれることを願っています。

(生徒活動部 大 健)

無題1.jpg無題2.jpg
無題3.jpg無題4.jpg
無題5.jpg無題6.jpg
無題7.jpg無題8.jpg
無題9.jpg無題10.jpg
無題11.jpg無題12.jpg


『校報』第107号(ブログ版・その7) 4年生 一日研修

4年生 一日研修

9月25日(金)、4年生の一日研修を本校礼拝堂と各教室にて実施しました。

この日の基調講演者である寺田真実氏は、台湾に赴任した宣教師夫妻の子として育ちました。氏は高校から日本に戻り、大学卒業後、商社など幾つかの職業を経験した後、後悔したくないという思いで受験した劇団四季のオーディションに合格。以後13年間の俳優人生を送ります。しかし40歳を越えた時、「自分が人生で本当にやりたいことは何か」と考えるようになります。そして、今までの地位を捨てて、それまでに身につけたスキルと、志を共にする仲間と共に「心魂(こころだま)プロジェクト」を立ち上げ、現在は難病の子どもたちなどに、生のミュージカルをデリバリーする活動を続けている方です。この基調講演の他、当日は次のようなプログラムで行われました。

1.基調講演 寺田真実「畑は世界である」
2.社会人の先輩方10名によるパネルディスカッション
  <パネリストの職業>
  アパレル販売員・幼稚園教諭・スポーツトレーナー・臨床心理士・
  外食チェーン営業員・消防士・建築士・声優・公務員
― 昼食 ―
3.職業別懇談会
  社会人1名と生徒約20名での懇談
4.生徒による感想文作成

以下は生徒の感想文からの抜粋です。

---

基調講演で、寺田さんは本当に自分でやりたいことや自分にしか出来ないことをしていると思いました。寺田さんの「大人になりたいですか」という質問に最初はどちらとも答えられなかったのですが、(中略)人生は必ずしも1通りの生き方ではなく、途中から意思さえあれば何でも出来ることを学び、大人は職業も自分で選べたり、自分と生きる人が選べるので、僕は最初の質問に「大人になりたい」という答えを導き出すことが出来ました。

また、寺田さんは高校時代にサッカーをあきらめていて、その事を後悔していたので、自分は後悔をしないように何事も全力でやっていきたいです。「自分がやっていることが誰かの喜びを生む、それが自分の喜びである。」という寺田さんの言葉にも感動しました。自分も将来このように、自分のやっていることが誰かの喜びを生み、その喜びが自分の喜びとなるような仕事をしたいと思いました。

(5組 男子)

---

グループ懇談は外食チェーンの営業員の方にしました。いろいろな話が聞けました。働く時間のこと、人件費のこと、クレーム対応などなど。このチェーン店では夜に人手が足りず、大学生も忙しい時期になるととても困るそうです。また天候によっても売り上げが変わり、雨の日は通常の半分以下であることも。それでも来てくれる方の多くは常連さんで、こちらが常連さんの顔を覚えたり、覚えてもらったりすることでお互いにプラスになることなど。またクレームとは、お客様がストレスと感じたらそれはすべてクレームと同じである。そうなると1日100を超える。ただし、こちらがマニュアルに沿ってきちんと対応しても文句を言う人には退席してもらうこともあるそうです。普段では絶対に聞くことの出来ない話が聞けて本当に勉強になったと思います。裏の事情、苦しいこと、楽しいこと、色々あるけれどそれが働くということだと。何か自分の中でスイッチが入ったと思います。

(4組 男子)

---

この他にも多くの生徒たちの感想文から、この行事を通して「大人になって働く」ことに対して、これまで以上に前向きな考えを持つことが出来るようになったことが窺えました。これからもこの視点を忘れずに、日々の高校生活を更に充実させて欲しいと願っています。最後になりましたが、平日に時間を作ってご来校いただいた社会人の方々、ご支援とご協力を頂いた皆様に心から感謝いたします。

(4年生学年主任 松田 修)


カードで質問に答える生徒


10名のパネリストの方々


基調講演者を囲んでの懇談


『校報』第107号(ブログ版・その6) 2年生 社会見学(鎌倉)

2年生 社会見学(鎌倉)

「私たち、頑張りました〜。」

崩れるように座り込む生徒たち。

それはそうでしょう。この班は、鎌倉駅から鎌倉宮、建長寺、浄智寺、銭洗弁天などを回り、解散地点の鶴岡八幡宮まで指定時刻ギリギリまでずっと歩き続けていました。

他の班の生徒の様子を見ても、1日歩き続け研修を終えた満足感からか笑顔があふれています。どの班も、秋の鎌倉を満喫したようです。

今年の社会見学は、9月25日、10月2日の2回も雨天のため延期になり、3回目にやっと実施できました。ハイキングコースや源氏山公園など雨が降ると、歩きにくくなり、昼食場所がなくなってしまったりするため、前日が雨天でも厳しい状態になるので、当日の雨天では延期しなくてはならなかったからです。おかげさまで当日は快晴で、気温もちょうど良く、絶好のハイキング日和でした。

社会見学は、以下の目的で実施しました。
 1. 私たちにとって身近な場所にある古都鎌倉をゆったりと散策し、鎌倉の自然や文化に親しむ。
 2. 次年度以降の研修旅行の準備とする。

クラスごとに男女別、4名から6名の班を編成しました。そして、班ごとに見学コースを決定しました。見学中は、集合地点から解散地点まで全て徒歩です。現地までの交通費や拝観料は各自負担になります。

そして、英会話の課題もありました。各班で、外国人にインタビューをして一緒に写真を撮ってもらうというものです。そのための練習を英会話の授業で行いました。また、インタビューのお礼と、同じ人に何度も話しかけないように目印として生徒が折鶴を折って、教員が折鶴を組み合わせてプレゼントを作りました。学年外からショーン先生が参加し、生徒のインタビューを手伝ってもらいました。

集合は、午前9時。JR鎌倉駅西口前広場かJR北鎌倉駅円覚寺側出口の2ヶ所です。当日は、JRの人身事故の影響で電車の遅延がありましたが、概ね集合時刻に間に合い出発できました。ただし、人身事故の影響で横須賀線ではなく東海道線に乗って国府津まで行ってしまい、遅れて班に合流した生徒もいました。



昼食は、お弁当です。高徳院(大仏)、源氏山公園(頼朝像前)、建長寺の3ヶ所で12時から13時の間に食べることにしました。昼食場所がチェックポイントでもあるので、班員が全員そろって教員のチェックを受けました。

チェックを受けた後に、班ごとに場所を取ってお弁当を食べます。ある班は、レジャーシートを敷いて皆で車座になって昼食。ある班は、ベンチやテーブルを確保して昼食。午前中に巡った寺や神社の話、普段の学校生活の話。思い思いの話題に花を咲かせていました。皆、笑顔でいっぱいです。快晴の下、仲良しの友人との昼食は実に楽しそうです。昼食後はゴミを持ち帰って、ゴミを残さないようにしました。

解散は、15時30分から16時の間に鶴岡八幡宮太鼓橋付近。班ごとにパンフレットをチェックし、写真データを預かり、班ごとの集合写真を撮影して解散しました。熱心に歩いて、遠くまで行き、疲れ果てて帰ってきた班もありました。パンフレットのチェックや、写真データを預かるときには、待ち時間がありましたが、生徒はその日のことを話したりしながら行儀良く待っていてくれました。



生徒は鎌倉を楽しく散策していたと思います。チェックポイントを昼食場所だけにしたので例年より自由度が上がり、コースの設定がバラエティに富みました。ハイキングコースに行ったり、極楽寺まで行ったり、広範囲に渡って歩く班が多かったのは良かったと思います。

JRの人身事故の影響で遅刻者がいましたが、チェックポイントが昼食場所のため、それまでに間に合わせる努力をしたようです。

英会話の課題も「楽しかった」という声が多く、達成感を得たようです。学校で英語の勉強をしていても、それがどのように使えるのかは実感しにくいと思います。そのため、実際に、学校の外で外国人の方々と話すことは大きな刺激になるのではないでしょうか。外国人との会話が成功すれば大きな自信になるでしょう。



例年設定している午前と午後のチェックポイントを設けなかったので一抹の不安はありましたが、大きな事故や怪我もなく終えることができました。生徒が、私たち教員の信頼に応えてくれて嬉しく思いました。

普段とは違い学校外での研修でした。また、全員が弁当持参と保護者の皆様にもお手数をかけたのではないでしょうか。この場を借りてお礼を申し上げます。ご協力をいただき、ありがとうございました。

(2年生学年主任 横山 英暢)


『校報』第107号(ブログ版・その5) 1年生 社会見学

1年生社会見学

「あんなに天気が続いていたのに…」週末に近づくにつれ天気が危うくなり、とうとう前日からの雨も止むことがなく9月25日(金)残念ながら横浜見学は延期となってしまいました。しかし、次の週も「天気が続いてくれたら良いのに…」と私たちの願いも空しく、木曜日はやっぱり雨。天気予報からすると、金曜日の天気も9時15分の集合時間には風の勢いが止まないのではということで、判断が難しい状況になりました。

10月2日(金)朝、天気予報によれば好天の方向へむかうとのこと、きっと昼には晴天が見られると判断し、予定より1時間遅れの10時15分に各駅の集合としました。

前日の激しい雨や風、雷の影響は全くなく、9時には既に昼食場所の山下公園も地面や芝生の濡れを感じなくなっていました。

天候の影響で、JRの遅れがあり、若干の生徒の遅刻や石川町の改札を間違えた生徒はいましたが、10時30分頃には関内駅と石川町駅に各グループは集合し、出発することができました。生徒たちは実施できることへの安心感と高揚感がみられました。



横浜見学の目的は、次の4つの目的で実施しました。
 1. 私たちのまち横浜の今と歴史を学ぶ
 2. 事前に計画を立て調査し、その計画通りに行動する力を身につける
 3. 班の友人と協力して物事を遂行する力を身につける
 4六浦祭の「壁新聞」の発表に向けてしっかり取材する

しかし、今回の様に時間の変更があると、何時どこへ行くのかの更なる「判断力」が試されることになり臨機応変な対応も必要でした。

前日には、雨の様子から、時間短縮を考えたコースの見直しをしたり、小雨の場合の昼食場所として関東学院の施設である「KGU関内メディアセンター」を考えていたことから、施設場所の確認もしていました。

集合時間は変更になりましたが、昼食場所は山下公園と変更なしの状況、そして、各班に課せられているチェックポイントで教員にチェックをしてもらうことは果たしてクリアできるのか、複合的な判断が要求されました。



12時、昼食時刻の山下公園は、秋晴れの空が澄み渡り、すがすがしい空気と青い海を目の前に昼食を取る生徒が集まってきました。

あっという間に、山下公園の緑の芝生には生徒のレジャーシートが広がりました。思い思いに友達との会話も弾んだようです。



午後のチェックポイントよりも昼食の山下公園を優先する生徒が多く、チェックポイントの施設へ戻される班もありましたが、13時45分頃には山下公園を全ての班が出発することが出来ました。昼食時間の遅れた班は、午後の施設めぐりも遅れることもありましたが、ほとんどの班は順調に進みました。時々、道に迷ったと学校携帯に連絡をとり誘導を求める班もありましたが、班ごとに声を掛け合いながら協力して見学地を回り、施設では職員の方々に「こんにちは、よろしくお願いします。」としっかり挨拶していました。

1時間遅れで出発し、当初の予定通り終了予定を考えていましたが、結局、横浜スタジアムでの解散も最終班の解散が1時間遅れの16時30分となりました。途中、中華街で甘栗を売りつけられ教員と断る場面や発熱で保護者に迎えにきていただいた生徒、山下公園で気分が悪くなった生徒などおりましたが、大きな事故や怪我もなく終了することが出来ました。

1日中、こんなに長い時間同じメンバーと行動を共にすることも余りなかったと思いますので、今までとは違った発見もお互いにあったのではないでしょうか。

延期を含め、社会見学では施設の職員の皆様や今回初めて施設内での昼食場所の提供をお願いしましたKGU関内メディアセンターの方々には、無理をお願いしての対応も含め大変お世話になりました。

今回実施できましたことは、何より保護者の皆様のご理解ご協力の賜物と感謝申し上げます。変更等多々あり、参加した生徒の皆さん、教職員、関わって下さった全ての方に感謝申し上げます。

ありがとうございました。

(1年学年主任 酒井 美智子)



calendar

S M T W T F S
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< May 2017 >>
selected entries
categories
archives
profile
search this site.
others
mobile
qrcode