第12回“福幸”支援ボランティア(その4)3日目の活動〜帰路へ

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第12回“復興”支援ボランティアは最終日を迎えました。
本ブログではこの日の活動の様子をご報告いたします。
上の写真は宿舎「松島町野外活動センター」です。
この日で3日目を迎えるボランティアですが、3日間ともこの地域では珍しいほどの暑さだそうです。
最終日の朝は宿舎ので使用した施設(トイレ・風呂・厨房・各部屋・ホール)の片付け清掃を行いました。

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9時半になり一行は再び亀岡地区に移動します。
この日は前日も作業をさせていただいた亀岡地区学習等供用施設での活動です。
今回のボランティア活動でお世話になっているNPO法人LEAF26の事務局長の小野寺さんからお話を伺いました。
小野寺さんも震災当日に被災し、避難所で過ごされたそうです。
今回のボランティアでは当時の震災のときのお話を伺う機会が多くありました。
こちら方々の東日本大震災を風化させない取り組みについて幾度も考えるものとなりました。

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そして作業開始です。
上の写真は,かわいいサイズの巾着袋です。
いろいろな形・生地があります。
今日はこの巾着袋に、ホーリーバジルの花などを詰め、ポプリを作ります。

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上の写真は作業中の一枚です。
巾着袋には紅茶などのティーバッグ(不織布袋)にホーリーバジルを詰めます。
作業自体はシンプルですが、テトラポットのタイプの巾着袋は技術も必要です。
あらかじめ小さい穴に不織布を入れておきます。
その穴に少しずつホーリーバジルを詰めていきます。

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生徒たちの活動の様子です。
細かな作業を続けています。
部屋はホーリーバジルの香りに満たされています。
とても爽やかなハーブの香りです。

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生徒たちの作ったポプリが完成しました!
なおこのポプリは、まだ販売などのための生産段階には入っていないとのことです。
ホーリーバジルをこの地で普及・拡大させていくため、いろいろなものの試作を重ねています。
またホーリーバジルの機能や効能などの研究も続けています。
匂いがどの程度持続するのか、どの部分(花・茎・葉)などを用いるのかなどの研究課題があります。
食品などのへの展開も研究課題です。
こちらではホーリーバジルで煮だしたお茶もいただきました。
さっぱりしていて美味しいのですが、それもまだ研究の途上だそうです。
今後研究を重ねていくなかで、ホーリーバジルと生産と消費の課題が克服されていくことと思います。

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この建物は(亀岡地区学習等供用施)の前はすでに紹介しているようにホーリーバジルの畑です。
そして昨日の活動はここに新しい苗を植える作業でした。
この日はその畑で水やりをしました。
この畑のホーリーバジルが今後の地域貢献に繋がっていくことを願いつつ水やりをしました。

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午後の活動をする段階になったとき、巾着袋を作ってくださった内海さんが訪問してくださいました。
内海さんもLEAF26のスタッフの方で、昨日のパドルの体操の活動もなさっています。
内海さんにも震災のときのお話しをしていただきました。
今回のよう多くの方々から被災したお話を伺うと、お住まいの地区や住宅の場所によって、
被害の遭われ方も違うということもわかりました。
このボランティアではそのように多くの方の被災体験を学ぶものでありました。

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午後の活動は、今回のボランティア活動を踏まえたグループワークです。
このボランティアは関東学院大学との連携です。
大学としては「地域貢献活動演習」の授業の一環でもあります。
グループワークでは、高校生・大学生・LEAF26のスタッフさんを3班に分けでディスカッションをいたしました。

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ディスカッションのテーマは以下の3つです。

 1.ボランティアに来る前と後では何が発見できたか? また自分にどような変化があったか?
 2.東日本大震災の被災地を風化させないためにはどのような活動が考えられるか?
 3.ボランティアを自己満足に終わらせず継続的に行うためにはどうしたらよいか?
   新たにどのような活動をしたらよいのか?

上のテーマをもとに、司会者・記録者を各班で決め、1時間ほどのディスカッションをしました。
LEAF26のスタッフの方々はここでも、震災のことを心を砕いてお話ししてくださいました。
特に親しい家族を亡くしたことを思い出すとき、語る方にとっては本当に心が痛む辛いものだと想像します。
目に涙を浮かべながらお話しする方々に、聴く側も涙なしには伺えない場面もありました。
そのような心を砕いてお話ししていただく語りを伺いながら、ディスカッションは進みました。

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1時間のディスカッションを経て、各班の発表がなされました。
写真は本校生徒の発表の様子です。
多くの班は大学生がリーダシップをとってディスカッションを進めました。
けれども本校生徒も負けてはいません。
他の意見・語りに耳を傾けながら、自分の考えを主張し、発表しました。
発表では、震災後の支援と連携のあり方が課題として浮かび上がりました。
被災地から遠く離れた地に住む我々は、震災復興が進んでいる/進んでいないという点に囚われがちです。
けれども、支援のあり方にはそれとは異なる側面も考えなくてはなりません。
多くの班の発表では「心のケア」といった点がテーマとして指摘されました。
震災の被害を風化させない語りへの傾聴、またそ語る方々への共感や共苦です。
互いに励まし/励まされる関係の構築、互いに助け合うことを共有していく関係のあり方、
地域との連携とその継続性のあり方、そのような点が指摘されました。
もちろんそれらを実践してくための方策も検討されなくてはなりません。
またホーリーバジルといった具体的なものについても同様です。
発表では、ボランティアの側の継続性のあり方に対していくつかの提言もなされました。

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帰路へと向かう時間となりました。
グループワークを終えた私たちは、今回最後の記念写真を撮影しました。
LEAF26のスタッフの皆さん・本校生徒・大学生・教員が建物の前に集合しました。
写真の手前にはこれから植えられるのを待つホーリーバジルがあります。

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すべての活動を終えた一行は帰路へと向かいます。
最寄り駅の野蒜まで送っていただきました。
この野蒜駅は震災で大きな被害があった駅です。
上の写真は高台移転した新しい野蒜駅から旧野蒜駅を見下ろした写真です。
その向こうには建設中の防波堤、さらにその向こうは宮城県沖の太平洋です。
ここからは仙石線で仙台へと向かいます。

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4回にわたって第12回“福幸”支援ボランティアの活動を報告してきました。
この活動の報告はここで一旦閉じます。
記事をお読みいただいた読者の皆さまに感謝申し上げます。
ありがとうございました。
本校ではこの活動を振り返り、今後の被災地支援のあり方を考えつつ、本校の展開を考えて参ります。
今回は、活動の場所を宮城県に移しました(それまでは岩手県)。
また関東学院大学との連携も新たな試みとして実施してきました。
これらの活動の経験を、本校のボランティアの実践として蓄積し、今後の活動に活かしていきたいと思います。
今回参加した生徒たちも、それぞれの目と耳で受け止めたことを振り返ることと思います。
生徒たちはそれぞれにさまざまなな想いをもっていることでしょう。
その想いが貴重な経験と有意義な思考として育っていくことを期待したいです。
さらに彼ら/彼女らのボランティア経験が、同級生や下級生へと伝わっていくことも期待したいです。

改めて最後までお読みいただき感謝申し上げます。
御礼申し上げます。
ありがとうございました。

◆第12回“福幸”支援ボランティア(2015年夏)
 ・【参加生徒募集】第12回“福幸”支援ボランティア
 ・東北“福幸”支援ボランティア説明会を行いました
 ・“福幸”支援ボランティア事前学習@関東学院大学金沢文庫キャンパス
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その1)出発〜到着
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その2)1日目の活動
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その3)2日目の活動
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その4)3日目の活動 ※本記事


第12回“福幸”支援ボランティア(その3)2日目の活動

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第12回“復興”支援ボランティアは2日を迎えました。
本ブログでは2日目の活動の様子をご報告いたします。
上の写真は宿舎(松島町野外活動センター)の2階ホールです。
「パドル」という道具を使った体操をしているところです。
体操は午前中に活動する老人ホームで利用者の皆さんといっしょにするための準備です。
なお今回のボランティア活動はNPO法人LEAF26のコーディネートで行っています。
この体操もそのスタッフの皆さんに教えていただきました。
歌手の石川さゆりさんの「浜唄」に合わせた生活不活発病予防体操です。

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今回のボランティアは関東学院大学の講座「地域貢献活動演習」との連携です。
そして活動2日目はさらに宮城学院女子大学さんとも協働します。
宮城学院女子大学の学生さんも加え、ボランティアはマイクロバスで老人ホームに到着しました。
特別養護老人ホーム「長松苑」さんです。
はじめに施設長にホームを見学させていただきました。
ロの字型の廻廊をもつ機能的でキレイなホームです。

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見学のあと、食堂に集まっていただいている利用者の皆さんとご一緒に体操をする時間となりました。
LEAF26のスタッフの方の司会で、今回このホームを訪問した私たちが紹介されました。
生徒・学生たちがパドルをもって利用者さんのテーブルの間に移動します。

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「浜唄」をBGMにパドルを使った体操をいたしました。
この振りつけはLEAF26の理事長さんがなさったそうです。
なお「浜唄」この松島町のお隣の東松島市の大曲をテーマにした曲です。
生徒たちは朝の練習の成果もあり、楽しく舞うことができました。

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また写真のように利用者さんとのコミュニケーションの機会もありました。
先ほどのパドルを使った簡単な体操やマッサージをご一緒にさせていただきました。
上の写真は肩のマッサージの様子です。
利用者さんもとても喜んでいらっしゃいました。

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その後、ここでも東松島市役所と同じようにホーリーバジルの贈呈式をいたしました。
6鉢を代表の方々にお渡ししました。
なおこのホーリーバジルについては、午後の活動でも紹介いたします。
このように午前中は、パドルを使った体操と利用者さんとの触れ合いを通した活動をさせていただきました。
とても貴重な経験の数々でした。

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ホーリーバジルをお渡しした利用者さんとご一緒に記念写真を撮影させていただきました。
利用者さん、LEAF26のスタッフさん、生徒・学生・教員です。
どうもありがとうございました!

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午前中の活動を終え、ホームを後にするときの写真です。
玄関までお見送りきてくださいました!
本当にありがとうございました。


・・・


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松島町の老人ホームを出発した私たちは昼食会場に到着しました。
写真は東松島市の月浜地区というところの民宿です。
昼食はご当地の磯料理です。
新鮮でボリューム満点の海の幸をいただきました。
とても美味しかったです。
ごちそうさまでした!

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こちらの民宿でも記念写真を撮影しました。
なおこの民宿の建物も津波の被害を受けたそうです。
この場所は切り立つ崖を背にしているため、何回も到来する津波が滞留する場所となりました。
波が重なり合いどんどん水面が高くなったそうです。
2回の畳も津波によって剥がされたとのことです。
またこの民宿の周りには他に住宅がありません。
現在建設中の建物がありますが、他はすべて津波に流されてしまいました。
そしてそのような場所は月浜地区だけではありません。
東松島市は海岸線に沿った広範囲なエリアで更地のような状態になっています。
現在、防波堤やかさ上げ工事や、高台移転などの行われていますが、復興はまだまだのように映りました。

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昼食後は野蒜地区に移動します。
写真は前日に訪れた亀岡地区学習等供用施設です。
3.4メートルもの津波の高さを記したプレートがある建物です。
建物の中は写真ように集会やミーティングができる施設になっています。

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そしてこの施設の前はハーブ畑になっています。
もちろんそのハーブはすでに何回か紹介しているホーリーバジルです。
紫色の花をつけるかわいいハーブです。
匂いも爽やかです。

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今回はここで、新しい苗の植え付けと、ホーリーバジルの花の収穫を行いました。
なお写真ではなかなか伝えにくいことなのですが、暑いです。
とりわけこのボランティア期間中はとてつもなく暑いです!!
それでもしばらく作業を続け、予定していた畝にすべての苗を植えることができました。
また充分な収穫もすることができました!

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作業後にチーム関東六浦で記念写真!

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上の写真は大麦の茎を物色しているところです。
乾燥した大麦の茎から自然のストローを作ります。
建物の中では、ホーリーバジルを使った飲料を振る舞っていただいています。
ホーリーバジルの花+シロップ+炭酸水です。
爽やかな香りのソーダとなります。
大麦のストローはハーブソーダをいただくためのものです。
作業を終えた後、さっぱりとした飲み心地のソーダを美味しくいただくことができました。

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ここでも記念写真を撮影しました。
みんなとてもいい笑顔です!
そしてここでボランティアを一緒にさせていただいた宮城学院女子大学の皆さんとはお別れとなります。
駅までみんなでお見送りをしました。

2日目の活動は以上です。
この日は交流と作業のボランティア活動をすることができました。
また関東学院大学や宮城学院女子大学との連携も深めることができました。
翌日はボランティア最終日の3日目を迎えます。
主な活動内容は以下です。

 ・野蒜にてハーブを使ったアイピローづくり
 ・被災地の方々とのグループワーク(振り返りと今後の支援活動)

上の活動内容はまた改めて報告いたします。
なおこの日は再び松島町野外活動センターに戻りました。
夕食はセンター内の施設でバーベキューです。
関東学院大学の学生との交流をよりいっそう深めることができました。
またもちろん本校高校生はいつものようにミーティングをします。
午前・午後と活動をしたこの日一日を振り返りました。

◆第12回“福幸”支援ボランティア(2015年夏)
 ・【参加生徒募集】第12回“福幸”支援ボランティア
 ・東北“福幸”支援ボランティア説明会を行いました
 ・“福幸”支援ボランティア事前学習@関東学院大学金沢文庫キャンパス
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その1)出発〜到着
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その2)1日目の活動
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その3)2日目の活動 ※本記事


第12回“福幸”支援ボランティア(その2)1日目の活動

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第12回“復興”支援ボランティアの1日目の活動の様子を報告いたします。
東京→仙台→矢本と移動したボランティア一行は東松島市役所に到着しました。
13時30分より,この東松島市役所にて東日本大震災の被災時の状況と現状を学びます。

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東松島市の工藤教育長から歓迎のご挨拶をいただきました。
工藤教育長は震災当時は小学校の校長先生をなさっていらっしゃいました。
教育長の管轄では、東松島市において小学生25名、中学生8名、園児1名が亡くなりました。
震災から4年、教育の面でも震災後の復興を続けており、現在3校の統合を進めているそうです。
ご挨拶では関東学院大学と本校の訪問に感謝のお言葉をいただきました。
またこの地で直接見聞きしたことを伝えていただきたいと語られました。

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教育長にご挨拶をいただいた後にホーリーバジルの贈呈式を行いました。
ホーリーバジルは、被災地の支援の仕方の一つとして関東学院大学が紹介したものです。
ハーブの育成などを被災地に提案し、それがこの地で普及・拡大していっているそうです。

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続いて東松島市の総務部の小野さんから、被災地についての研修をしていただきました。
東松島市の震災前と震災後の様子を中心に、被害の状況を詳しくご説明いただきました。
市長をはじめ、東松島市役所の多くの方々が、震災後の対応に尽力なさったことも紹介されました。
ご家族の安否確認もなかなかできない状態のまま、市民のために働かれました。
東松島市では多くの方が津波の犠牲となりました。
行方不明者と遺体の捜索にも力を尽くしてきたそうです。
また東松島市における復興事業のプロセスについても説明もありました。
ここでは、東日本大震災の東松島市の行政の働きについて学ぶことができました。
震災の恐怖を経験した市として、現在は防災・減災の取り組みを他の市区町村に伝える取り組みをなさっています。
貴重な映像や資料を拝見し、お話しを聞くことで、震災の凄まじさを改めて認識する機会となりました。

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東松島市役所を後にした一行はタクシーに分乗し、被災各地を巡り、被災地の現状を見ます。
最初に訪問したのは大曲浜地区です。
この地区は東松島市でも多くの犠牲者を出した地区です。
写真はその慰霊碑です。
津波で亡くなった方々のご芳名が刻まれています。
一行はこの場でしばらく黙祷を捧げました。

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大曲浜地区の区長さんのご説明で、この地区の津波の様子を伺いました。
津波は第8波までこの地を襲いました。
海岸線に面したこの地区その津波の被害を幾重にも受けました。
津波も写真のシャッターの上の部分の位置ほどの高さでした(写真左)
区長さんご自身も津波に飲み込まれそうになったそうです。
鉄筋の建物の2階に上がることで難を逃れたそうです。
ここでも亡くなった方のお話しを伺いました。
津波が来たら高い場所に逃げるのが鉄則ですが、海にほど近い場所ではそれも簡単ではありません。
建物の強度によっては津波の威力に負けてしまうこともあります。
区長さんはその恐ろしさを伝えてくださいました。

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大曲浜地区で写真撮影をしました。
みんな笑顔を見せていますが、心の中は複雑だったと思います。
震災で身近な者を失った方にとっては,4年を経た今日もその悲しみは簡単には癒やされないのです。

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続いて訪問したのは、野蒜地区です。
ここも多くの被害を受けた地区です。
写真は鳴瀬川の野蒜水門の災害復旧工事の現場です。
鳴瀬川河口部は震災で約40センチ地盤沈下をしました。
この一連の工事では、堤防高を約5.7メートルから7.2メートルにかさ上げします。
津波、高潮への防災機能を高めるためです。
また鳴瀬川と東名運河をつなぐ野蒜水門も同じ高さで一体的に整備するとのことです。
震災から4年経ちましたが、このような大規模な工事もまだまだ必要である現状があります。

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続いては亀岡地区です。
写真は亀岡地区学習等供用施設です。
建物の屋根の右側部分の青色プレートに注目します。
津波はこの建物を飲み込むほどで、3.4メートルもの高さでした。
ここでもまた津波の巨大さを思い知ることになりました。

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ボランティア一行は松島町野外活動センターに移動します。
ここは一行の宿舎でもありますが、ここでは,被災者の体験談を伺います。
写真はその語り部である内海さんです。
内海さんからは、地震と津波の状況から、その後に被災状況について詳しくお話しされました。
逃げきれずに津波に飲まれてしまった方々、家族・親族の死に耐え切れずに自ら命を絶った方々…。
東松島市の多くの方々が、そのような死に直面しました。
内海さんもご子息のお連れ合い(お嫁さん)を津波で亡くされました。
遺族の方々の悲しみはとても大きいものです。
そのような悲しみに中にあって、内海さんは助け合いを求めることを訴えられました。
現在でも仮設住宅における様々な問題、高台移転に関する問題があります。
そこでも助け合いが重要だと語られました。
そして我々のようなボランティアを本当に歓迎するとおっしゃられました。
震災の出来事を風化させず、この地を訪れた人が、自分達の周りに震災のことを伝えてほしいと結びました。

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引き続き同センターで講話を伺います。
講師は、佐藤俊昭先生(東北大学名誉教授)です。
佐藤先生からは多くのメッセージをいただきました。
多くの学生と接してこられた先生から、若者に向けた語られた講話です。
ここでいくつかのメッセージを紹介いたします。

 ・世界にたった一艘しかない「自分」という船を、もっとも効果的に動かす舵取りを、
  生涯かけて自分のものにしましょう。
 ・ことばだけで「わかった」とは、言わないことにしましょう。
  また、中身のないことばは使わないようにしませんか。
 ・新たに学ぶ項目は、自分の知識体系につながるまでは「わからない」という感じがあって当然です。
 ・「良くわからない」など、心の内側に湧く微弱な身体感覚・感情・直感、疑惑などを
  無視しない勇気がほしいのです。世間の常識に反しても「面白いものは面白い」感覚です。
 ・大震災と復興の一連のプロセスで、人々はどのように行動をしたかに注目しましょう。
  住民は、自治体は、救援部隊は、政府は、ボランティアは、行政は?
  それらの項目のどれか一つに注目しただけでも十二分です。

佐藤先生はとりわけ大学生に強いメッセージを送りました。
ものごとに認識の仕方を含み、自分自身への疑問を曖昧にしないことを強く訴えました。
生徒たちもそのメッセージの一部を受け止めたことと思います。

1日目の活動は以上です。
この日はどちらかというと、現地での学習を中心としたものでした。
翌日は現地での2日目を迎え、実際の活動も加わります。
ボランティア2日目は以下の内容を予定しています。

 ・福祉施設(老人ホーム)で施設利用者との交流
 ・野蒜にて仮設住宅居住者は子ども達とハーブの植えつけや収穫

上の活動内容はまた改めて報告いたします。
なお1日目は、同センターで夕食をとり、本校高校生はミーティングをしました。
この日の学びを振り返り、各自が感想を述べ、それぞれの思いを共有する機会といたしました。

◆第12回“福幸”支援ボランティア(2015年夏)
 ・【参加生徒募集】第12回“福幸”支援ボランティア
 ・東北“福幸”支援ボランティア説明会を行いました
 ・“福幸”支援ボランティア事前学習@関東学院大学金沢文庫キャンパス
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その1)出発〜到着
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その2)1日目の活動 ※本記事


第12回“福幸”支援ボランティア(その1)出発〜到着

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本日より第12回“福幸”支援ボランティアが始まりました。
なお今回の活動は関東学院大学の講座「地域貢献活動演習」との協働です。
高校生9名、大学生8目、教員5名(中高2名・大学3名)が参加しました。
午前10時、東京駅に集合し、東北新幹線こまちに乗り込みます。

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10時20分発のこまちは11時52分に仙台駅に到着しました。
新幹線の1時間半はとても快適に過ごすことができました。
ここから在来線に乗り換えです。

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今回ボランティアさせていただくのは東松島市です。
仙台駅からは仙石線に乗り換えます。
東松島市は東日本大震災で大きな被害を受けた地域として知られています。
しかしながら震災後の復興の取り組みが進んでいるということでもよく知られています。

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上は仙石線の車窓からの風景です。
少し曇っていますが、松島周辺ではとても美しい海を楽しむことができました。
JR仙石線は今年5月30日に全線開通となりました。
大きな被害を受けた野蒜などの駅を高台移転することで全線開通の運びとなりました。

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JR仙石線矢本駅に到着しました。
よく晴れていて暑いです。
矢本駅の前で、今回の参加者全員で記念写真を撮りました。

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ここから徒歩で東松島市役所に向かいます。
なおこの日の主な活動は以下の予定です。

 ・東松島市役所にて被災時の状況、現状を知る
 ・被災各地を巡り被災地の現状を見る
 ・松島町野外活動センターにて被災者の体験談を聞く
 ・同センターにて復興支援と地域貢献活動の講話を伺う

上のボランティア活動の初日の様子はまた改めてご報告いたいます。

◆第12回“福幸”支援ボランティア(2015年夏)
 ・【参加生徒募集】第12回“福幸”支援ボランティア
 ・東北“福幸”支援ボランティア説明会を行いました
 ・“福幸”支援ボランティア事前学習@関東学院大学金沢文庫キャンパス
 ・第12回“福幸”支援ボランティア(その1)出発〜到着 ※本記事


“福幸”支援ボランティア事前学習@関東学院大学金沢文庫キャンパス

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7月31日(金)、関東学院大学金沢文庫キャンパスにて“福幸”支援ボランティアの事前学習を行いました。
今回で12回目となる“福幸”支援ボランティアは、8月4日(火)〜6日(木)に実施されます。
また今回は、関東学院大学の学生・教職員と連携して活動を行います。
この事前学習は、関東学院大学大学の授業の一環として行われました。
本校が参加させていただいたのは、両者のボランティアの連携を深めるためのものです。
本ブログではこの事前学習の様子をご紹介いたします。

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事前学習(大学の授業)の担当は横地厚先生です。
授業は「地域貢献活動演習」という授業です。
本校からは高校生が9名、大学からは学生が7名参加しました。
また本校の保護者によるPTA組織である六穂会の方が2名同席されました。
学びを始めるにあたり、生徒・学生が一人ずつ自己紹介をしました。
続いて横地先生から今回の活動の概要が説明されました。
そしてその「地域貢献活動ד福幸”支援ボランティア」は概要は以下の予定です。

8月4日(火)
・東京駅集合
・移動(東京→仙台→矢本)
・東松島市役所にて被災時の状況、現状を知る
・被災各地を巡り被災地の現状を見る
・松島町野外活動センターにて被災者の体験談を聞く
・同センターにて復興支援と地域貢献活動の講話を伺う

8月5日(水)
・福祉施設(老人ホーム)で施設利用者との交流
・野蒜にて仮設住宅居住者は子ども達とハーブの植えつけや収穫

8月6日(木)
・野蒜にてハーブを使ったアイピローづくり
・被災地の方々とのグループワーク(振り返りと今後の支援活動)
・移動(仙台→東京)
・東京駅解散

なお活動は現地のニーズを大前提としており、実際には現地NPOとの相談で決まります。
今何が求められているのかというニーズをもとに活動内容が決定されます。
また横地先生は、今回の活動について、行く前と後で自分に何が変化したのかを受け止めて欲しいと語られました。
活動を通して、自分で何が発見できたのか注意を払うという課題が提示されました。

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今回の学習を進めるため、最初に映像を観ました。
『東松島市からのメッセージ〜震災を語り継ぎ未来を創造するために〜』という東松島市が制作した映像です。
2011年3月11日に起こった巨大地震、その後沿岸部に押し寄せた津波。
東日本大震災の凄まじさを再確認しました。
なお映像は4章の構成となっており、以下のような内容です。
 1.東松島市と東日本大震災
 2.東松島市民が経験した東日本大震災
 3.震災直後の東松島市を支えてくれた人々
 4.災害に負けない東松島市の未来に向けて

映像は東松島市の方々が経験したものを詳しく説明するものでした。
そして実際の市民の皆さんの声をダイレクトに紹介するものでした。
身近な家族・親族の命を奪われた方々の語りもあり、観る者に震災の惨さを伝えます。
横地先生は、映像を観た後、実際に現地に行くことの意味を訴えます。
実際に自分の目と耳で確認することの意味です。
そして今回の「地域貢献活動ד福幸”支援ボランティア」がそのよき機会であること語られました。

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続いては、学生の皆さんの地域貢献活動の紹介です。
すでに何度か東松島市を訪れている学生の活動内容が紹介されました。
とりわけハーブ(ホーリーバジル)についての活動についてです。

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ホーリーバジルは、被災地の支援の仕方の一つとして関東学院大学が紹介したものだそうです。
関東学院大学がハーブの育成などを被災地に提案し、それが現地で普及・拡大していっているとのことです。
またそのホーリーバジルは、実際に宮城学院女子大学の学生食堂のメニューにも使われています。
地域貢献活動のあり方を実践する取り組みとして、学生が主体的に取り組む様子が紹介されました。

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学生の地域貢献活動の報告の後はグループワークです。
この日は高校生と大学生の16人が、4つのグループに分かれてディスカッションをしました。
改めて自己紹介をした後に、横地先生が定めた3つのテーマについて30分程度の話し合いました。
テーマは以下の通りです。
 1.自分のこれまでのボランティアの体験を振り返る。
 2.今日学んでたことを踏まえて、被災地にできる支援とは何かを考える。
 3.地域貢献活動を実践することでどのような学びができるのか、自分を成長させるものは何かを語り合う。

どのグループも真剣に話し合っている様子がうかがえました。
高校生と大学生が共通のテーマについて話し合うことができるのはとても興味深い取り組みです。
関東学院ならではの取り組みが実践されたといえるでしょう。
真剣に話し合いながらもとても和気あいあいしたディスカッションが繰り広げられました。

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ディスカッションの後は発表です。
各グループでどのようなことが話されたかが報告されました。
特に今回の「地域貢献活動ד福幸”支援ボランティア」というコラボレーションへの課題が述べられました。
また発表では、各グループともに高校生がその報告役を担いました!

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事前学習を締めくくるにあたり、横地先生からコメントがなされました。
それは今回のボランティアに参加する者への課題でもあります。

 ・東日本大震災の被災地を風化させないためにはどのような活動が考えられるか?
 ・ボランティアを自己満足に終わらせず継続的に行うためにはどうしたらよいか?

横地先生は「ここからがスタート」だと語られました。
それはこの「地域貢献活動ד福幸”支援ボランティア」が単なる学びではなく、実践であるからです。
実際にその地を訪問し、自分の目と耳で確かめる、その実践を伴ってこそ、この学びは活かされます。
ここからがスタートなのです。

本ブログではこの「地域貢献活動ד福幸”支援ボランティア」の実践活動についても報告いたします。
KGMブログの読者の皆さまにおかれましても、この実践活動にご注目いただければと存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。

本ブログの最後に、今回このように地域貢献活動演習の授業に参加させていただいたこと、感謝申し上げます。
とくに今回の学習をコーディネートしていただいた横地先生に御礼を申し上げます。
ありがとうございました。
またボランティアでは関東学院大学の皆さまにお世話になることがあると存じます。
どうぞよろしくお願いいたします。

第12回“福幸”支援ボランティア 参加者募集要項(抜粋)

場  所  宮城県沿岸被災地(東松島市・松島町など)
期  日  2015年8月4日(火)〜8月6日(木)〔2泊3日〕
趣  旨  東日本大震災で未曾有の大被害を受けた地域で、関東学院大学の学生・教職員と連携して、本校生
      徒として安全に実施できるボランティア活動を通して、社会に奉仕をすることの重要性を学ぶ。
集  合  8月4日(火)詳細は後日参加者にお知らせいたします。
解  散  8月6日(木)詳細は後日参加者にお知らせいたします。
宿泊場所  松島町野外活動センター 宮城県宮城郡松島町根廻字上山王6番地1
費  用  40,000円
      交通費(往復電車賃)・宿泊費・食費・ボランティア保険・傷害保険・雑費等
募集人員  中高生8名(3年生以上。高校生優先。本校教員が引率いたします。)
作業内容  ハーブの収穫・仮設住宅の花植え・帰化植物の駆除・福祉施設への訪問など
      (現地のニーズに応えることを大前提とするため、作業内容は直前に確定します。)
申 込 み  6月19日(金)迄
       参加申込書に必要事項を記入捺印の上、教員室の大村・秋吉へ提出してください。
       参加申込書は教員室の先生方へ声をかけて、カウンターから持参してください。
※事前説明会  6月11日(木)16:00〜 場所:本校多目的ホール
※事前学習会  7月31日(金) 9:00〜 場所:関東学院大学 金沢文庫キャンパス
                                           (生徒のみ参加)

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◆第12回“福幸”支援ボランティア(2015年夏)
 ・【参加生徒募集】第12回“福幸”支援ボランティア
 ・東北“福幸”支援ボランティア説明会を行いました
 ・“福幸”支援ボランティア事前学習@関東学院大学金沢文庫キャンパス ※本記事


聖歌隊・図書委員によるボランティア活動

7月9日(木)期末試験最終日の午後、聖歌隊・図書委員・YMCAの生徒たちが柳町にあるデイサービスセンターを訪問し、そこに来られている約10人の方々と交流の時を持ちました。

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まず最初に、聖歌隊が歌の奉仕を行いました。3曲歌った後、最後に「上を向いてあるこう」をみなさんと一緒に歌いました。この4月から新しいメンバーを迎えて結成したばかりの聖歌隊でしたが、一生懸命練習してきた成果を出すことができ、聞いてくださった方々がとても喜んでくださいました。

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次に、図書委員の生徒2人が、「妖怪ウォッチ体操」を発表しました。まずは、自分達で曲に合わせて「妖怪ウォッチ体操」をお見せし、その後、利用者の皆さんに体操をお教えしました。そして、最後にゆっくりしたテンポにかえてある「妖怪ウォッチ体操」の曲を流し、みんなで一緒に体操しました。妖怪の動きをしながら、みんな笑顔になり、笑い声が起こり、終わった途端に利用者さんから「あ〜たのしかった」という声が上がりました。

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今回初めて行った場所でしたが、アットホームな雰囲気の中、皆さんと一緒にとても素敵な時間を過ごすことができ、感謝です。次回はYMCAの生徒たちが、こちらの利用者さんと一緒に「ちぎり絵」制作をする予定です。


2年生施設訪問

先日、春季特別伝道礼拝(花の日礼拝)が行われ、その後全校生徒が持ち寄った花を交流のある福祉施設や学校を訪問しました。
本校の校訓である「人になれ奉仕せよ」を体現する大切な行事です。
写真は事前学習の様子です。



お花や献品(タオルや石鹸)を届けること、施設を見学させていただくこと、交流をすることを主な目的とします。
交流を深めた施設・学校は以下になります。

〃地続惘(知的障がい者福祉施設)
横浜訓盲院(視覚障がい者福祉施設)
6Τ攸(特別養護老人ホ-ム)
ぅ轡礇蹇璽燹箆型擁〇禹楡漾
ダ産簍楔邀惺(特別支援学校)
Ε魯泪琉生園(老人福祉施設)
富岡はまかぜ(特別養護老人ホ-ム)
┥絛娠(老人福祉施設)
わかたけ富岡(特別養護老人ホ-ム)
聖星学園(知的障害者福祉施設)

 今回は訪問先の1つである聖坂養護学校での交流をご紹介します。
本校の生徒16名は聖坂養護学校の中学部の生徒たちと交流をしました。
挨拶が終わったあと学校の代表としてお花を渡しました。



交流が始まるとこの日は「踊り」と「太鼓」の日でした。本校の生徒も2つのグループに分かれ交流を深めました。

踊りはさらに男女でグループ分けをして、体験しました。写真は男子グループの様子です。



続いて女子グループの様子です。



太鼓を体験しました。



交流が終わった後には聖坂養護学校で副校長をされている佐野先生よりお話を頂きました。

 

 今回の施設訪問を通して始まる前と後では明らかに生徒たちの表情が変わったことに気付きました。交流を通して自分たち出来ることを考える良い機会になったように感じます。大きなことをしようとするのではなく何気ないことで相手が笑顔になってくれる。そんな経験がこれからの生徒たちの生活を豊かにしてくれるように祈るばかりです。


東北“福幸”支援ボランティア説明会を行いました

本校では長期休暇中に、東北“福幸”支援ボランティアの活動を行っています。

東日本大震災のあった2011年夏に高校サッカー部がボランティア活動へ行ったことをきっかけに始まったこの活動も、今回で12回目になります。はじめは「復興支援」の名称で行っていました。ところが、ある生徒が被災地の子ども達へ向けて作った作品に書いた「福幸」という文字から、この活動の名称も「福幸支援」に変わりました。

あの震災から月日が流れ、現地での活動も大きく様変わりしています。最初は泥出しや瓦礫の撤去などが中心でしたが、今ではそのような活動は減り、地元の方々と触れ合ったりするような“心の復興”を支援するような活動に変わってきているそうです。

この夏休みに行う12回目の活動は、本校だけで行うのではなく、隣接する関東学院大学の学生たちと一緒に、宮城県東松島市でボランティア活動をさせていただくことになりました。

先日、我々とともに活動を行う大学の先生と学生をお招きし、今回の活動についての事前説明会を行いました。



大学の先生から、今回お邪魔する宮城県東松島市について、DVDの映像も交えながら説明していただきました。先生は先月も現地へ行き、被災地の現状を見てこられたそうです。東松島市では、当初に比べ、全国からの支援が減ってきているそうです。しかし、被災地のみなさんは、まだとても困っているそうで、まだまだ継続した支援が必要だそうです。

学生からも、東松島市の現状について、最近の写真を織り交ぜながらお話いただきました。実はこの学生…本校の卒業生で、大学では積極的にボランティア活動に参加しているそうです。まさに、校訓「人になれ 奉仕せよ」を実践おり、生徒たちも真剣に耳を傾けていました。

正式な参加申込はこれからですが、一人でも多くの生徒が参加してくれることを願います。
申込を済ませた参加者は、事前の勉強会を重ね、実際に現地へ出発することになります。


地域清掃

3月17日(火)答え合わせ終了後、大掃除・地域清掃が行われました。
今回は、地域清掃の様子を報告します。

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この地域清掃は、毎日使っている通学路に落ちているゴミを拾い、通学路を綺麗にする活動です。
2学期は2回とも雨天で中止となり、1学期以来の活動となりました。

終礼後の11時半頃から、まず4年生と5年生の生活委員・3年生の生活班が事務所前に集まりました。
受付担当とリヤカーで八景駅・追浜駅で集めたゴミを回収する担当に分かれ早速活動開始です。

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下校する生徒たちに「地域清掃お願いします」と呼びかけ、ビニール袋とトングを渡していきます。
もちろん、自分たちから積極的に参加してくれる生徒がたくさんいました!

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生徒たちはゴミが落ちていないか地面を見ながら歩いていきます。
お菓子の袋・紙切れ・タバコの吸殻・空缶など……
普段はなかなか気に留めて歩かないかもしれませんが、意外とゴミが落ちていることに気づかされます。
小さなゴミもすかさず見つけてビニール袋へ。
「ゴミを拾う」というささやかな活動ですが、
普段私たちが使っている通学路を綺麗にするという意識をもてたのではないでしょうか。
通学路は私たちだけでなく地域の方々も利用するものです。
普段から通学路にゴミを捨てないのはもちろんですが、このような活動を通して通学路を綺麗にしましょう!

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さて、駅では生活委員と生活班の生徒がゴミを回収しています。
リヤカーがほどよく一杯になるくらいのゴミが集まりました。

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生活班と生活委員は学校へ戻ってきて、ゴミを分別します。
声をかけ合いながら次々と分別していくと……大きなゴミ袋5つ分にまとまりました。

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最後に生活班・生活委員全員で集まり、一年最後の振り返りをして解散しました。
活動を終えた生徒たちはすがすがしい表情を見せていました。

なお、今回の地域清掃参加者は135名でした。(生活班・生活委員除く)
多くの生徒の皆さん、ご協力ありがとうございました。
今回参加できなかった生徒も次回以降ぜひ参加してください。
一人ひとりの力で通学路を綺麗にしていきましょう!


寿町炊き出しボランティア(その2)

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2月13日(金)、寿町の炊き出しボランティアに参加しました。
先週の6日(金)に引き続き、校訓「人になれ 奉仕せよ」の実践ができました。
なお第1回目の記事はコチラです。あわせてお読みください!
本ブログではこのボランティアの様子についてご紹介いたします。

 ※本ブログの写真について
  寿町にお住まいの方々のプライバシーに配慮して、ご本人と分からないように加工を施しています。

上の写真は、炊き出しの準備・配食をする寿町の町内にある寿公園です。
公園の広場に簡易テーブルを設置し、野菜の切り込み作業をしているところです。

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参加したのは、6年生3名で、先週と同じメンバーです(進路決定者の女子2名・男子1名)。
この日も朝早く集合し、8時から活動に参加しました。
寿公園にはすでに支援ボランティアに皆さんが活動を始めています。
私たちも早速、作業開始です。
上の写真は大根の皮むき、玉ねぎの切り込みです。
その他にも、ニンジン、ジャガイモなどの皮むきや、オレンジやお漬物を切る仕事もありました。

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参加した生徒たちは本当によく働きます!
2回目の参加ということもあり、仕事も手慣れた感じです。
なおこの日もとても寒い一日でした。
日は照っているものの、屋外での水仕事はかなり寒いです。
そして写真では分かりにくいですが、大根(の皮むき)はとても冷たいです!
大根を持ったときの冷たさは、ニンジンやジャガイモとは全然違います!!


・・・


8時からスタートした野菜の下ごしらえも10時ごろに一旦終了となりました。
10時から12時までは他の場所でのボランティアです。
なお今回も「日本キリスト教団神奈川教区寿地区センター」の主事の方にコーディネートしていただきました。
またこの日も、「明治学院高等学校」の生徒さんがこのボランティアに参加していました。

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10時から12時までは、2つの作業所に分かれて、それぞれボランティアをさせていただきました。
「ことぶき福祉作業所(特定非営利活動法人)」と「ろばの家(認定NPO法人ろばと野草の会)」です。
上記の作業所は寿地区(松影町)にあり、障がいをもった方々が通われています。
作業をしたり、話をしたり、食事を共にしたすることを通して、通所者の皆さんが支え合うところです。
「ことぶき福祉作業所」では、皆さんとしおりを作る作業を手伝わせていただきました。
「ろばの家」では、販売するクッキーを作る作業を手伝わせていただきました。



12時頃からは、再び寿公園に戻り、炊き出しの準備です。
まずは炊き出し用の食器を用意します。
多くの皆さんが召し上がるので、食器の量も少なくありません。
なお食器もお箸も使い捨てではなく、配食中も交代で食器を洗う仕事があります。

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午前中に準備をした野菜は「塩雑炊」となりました。
またこの日の炊き出しでは数百食を用意することができたそうです。
炊き出しの献立は、塩雑炊、お漬物、食パン、オレンジです。
配食の準備が整い、みんなでラジオ体操をします。
寿公園には、多くの方々が炊き出しの列に並んでいらっしゃいます。

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いよいよ配食の13時となりました。
女子はお箸をお渡しする係、男子は明治学院高校の男子生徒とともに塩雑炊をお渡しする係となりました。
すでに書きましたが、食器は使い捨てでないため、下膳された食器はすぐに洗い、再び配食に用います。
配食が始まると、とても忙しくなります。
生徒たちは、お一人お一人に炊き出しの献立をお渡ししました。
美味しく召し上がっていただけたことと思います。

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先週・今週とボランティアに参加している明治学院高等学校の生徒さんとも仲良くなりました。

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13時から始めた炊き出しの配食は14時くらいになり、ひと段落つきます。
その後は寿公園内の厨房の後片付けです。
生徒たちはほんとうによく働きました!
今回のボランティア活動において、よき奉仕の担い手となったこと思います!
お疲れ様でした。

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炊き出しの片付けまでを終えた後は、ミーティングです。
ここでも明治学院高等学校の生徒の皆さんとご一緒しました。
今回の作業を振り返り、作文を書きました。
その作文は、炊き出しのボランティアを担っている「寿炊き出しの会」の報告集に掲載されるそうです。
先週・今週と2回のボランティアを終え、生徒たちはどのような感想をもったでしょうか。
寄せ場で暮らす方々やホームレスの方々に対する印象は、実際に寿町に訪れることで変わったことと思います。
またお一人お一人に炊き出しをお渡しすることで、人と人との繋がりの大切さを感じたことと思います。
立場や世代を超えて、ボランティア活動に加わる多くの皆さんとの交わりも貴重な経験です。
また同じ世代の人たちと協力をしてボランティアをすることもとてもよい学びとなったことでしょう。

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上の写真は、「ろばの家」で作っているパウンドケーキと、「ことぶき福祉作業所」で作ったしおりです。
ボランティアの後にいただきました。

今年度の6年生の希望を対象としてボランティアは先週・今週の2回で終了です。
参加者が少なかったのは残念ですが、参加した生徒たちはとても大きな学びをしたことは確かです。
身体を動かし、作業をすることが、人のためになっていることをその場で実感できたと思います。
そして、今まで出会ったことのない多くの方々との出会いは、生徒たちを大きく成長させたと思います。
実際、生徒たちは少なからぬ変化を遂げました。

本ブログを閉じるにあたり、御礼を申し上げます。
寿炊き出しの会の皆さま
寿炊き出しの会の支援者の皆さま
日本キリスト教団神奈川教区寿地区センターの皆さま
ことぶき福祉作業所の皆さま
ろばの家の皆さま
このボランティアに参加するために多くの皆さまにお力をお借りました。
そして参加した私たちは多くの力を得ることができました。
ありがとうございました。

◆関連記事
寿町炊き出しボランティア
寿町炊き出しボランティア(その2) ※本記事





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