佐藤美里菜さん講演会

DSC03375.JPG

6月4日(木)、5年生・6年生対象の講演会を本校礼拝堂にて実施しました。
演題は、「これが学生と教授が織りなす白熱の教育現場」。
副題は、「トップリベラルアーツカレッジで学ぶ日本留学生の武者修行記」です。
本ブログではこの講演会の内容の一部をご紹介いたします。

DSC03379.JPG

今回の講師は、スミスカレッジ(スミス大学)の3年生の佐藤美里菜さんです。
スミスカレッジは、アメリカのマサチューセッツ州のノーサンプトンに本部を置く名門私立女子大学です。
個人を重んじ、少人数制教育を徹底するリベラル・アーツの精神に基づく大学として広く知られています。
また佐藤さんは自己紹介として、スライドを用い、以下のようにご自身を紹介されました。

 ・東京育ち
 ・高校2年生の時に単身留学
 ・スミスカレッジ3年生(経済学専攻、化学副専攻)
 ・元チルドレンズ・エクスプレス記者
 ・ピアノを15年以上習う
 ・文系だった

佐藤さんは「進路選択で悩んでいるときにどのように決めるのか」のヒントになればとお話しなさいました。
それは留学生としてどのような悩みに向き合ってきたのかという、佐藤さんご自身の経験でもあります。

DSC03380.JPG

佐藤さんはリベラルアーツ教育の特色を紹介しながら、大学での学びの様子をお話ししてくださいました。
なおそのリベラルアーツ教育はいろいろな定義があるそうですが、佐藤さんは次の定義に心が動かされたそうです。

 「リベラルアーツ教育」…人を自由にする学問

佐藤さんは、リベラルアーツではいろいろな分野の教育を受けられることに強みがあるとおっしゃいます。
多くの授業・講義から、自分の興味関心を満たすものを選ぶことができるのがリベラルアーツの良さです。
佐藤さんもそのようにして、自分の興味をもつ授業・講義を選択してきたそうです。
またスミスカレッジはキャンパスがとてもキレイで、多くの写真でその美しさが紹介されました。
学生寮も素晴らしい施設だそうです。
寮では多くの友人ができ、いろいろな国の人と親しくなったそうです。

DSC03372.JPG

佐藤さんは高校生のときに単身でアメリカ留学し、現在は大学3年生です。
高校・大学の留学経験をおもちですが、英語が自由に話せるようになるまでには多くの努力をしてきました。
授業内容を理解するために、授業を録音したものを毎日聴き返すこともしていました。
授業についていくための予習もかかさず行っていたそうです。
友だちには発音が悪かったら必ず指摘して欲しいと依頼し、発音がよくなるまで何度も修正を重ねました。
その努力は並大抵のものではなかったでしょう。
佐藤さんは、自分自身に「Step out of your comfort zone!」 と言い聞かせきたそうです。
それは自分にとって心地よい、ぬくぬくとした状態から出て行くことです。
甘えることなく、より厳しい道を選択する決意でもあります。
そのような努力があったからこそ、アメリカ屈指の大学で活躍できるのです。
また佐藤さんは大学での学びだけでなく、アルバイト、インターンシップも精力的に行ってきました。

DSC03388.JPGDSC03389.JPGDSC03390.JPG

佐藤さんからがご準備くださったスライドとか、いくつかのメッセージを紹介したいと思います。
ご自身の反省を含む多くの経験に基づく、生徒たちへのアドバイスです。

 Things I wished I knew when I was in high school
 ・勉強して無駄なことはない...古文、宗教とかちゃんと勉強しておけばよかった
 ・完璧な英語というものはない
 ・世界は広い。とても広い。
 ・自分にチョイスはあるということ
 ・世界的にみても、日本人女子って実は優秀...だしモテる
 ・世界にはいろんな受験の仕方がある
 ・人生はなんとかなる。悩む暇があったら即行動。
 ・夢や目標を設定、達成するキーはメンター探し!

 Things I'm glad I did in high school
 ・英語の勉強ちゃんとしたこと
 ・暗記とか、暗算もやった分は役に立った。
 ・ピアノ
 ・バレー部として頑張ったこと
 ・部活をやめたこと
 ・先生や親の言うことをある程度聞いていた
 ・パソコン得意
 ・ウェブを含め、デザインを密かにやっていた
 ・自分の考えをもつ

 Things I got out of my study abroad experience
 ・World wide network of great peoole including role medels
 ・Became better at making decisions
 ・Mindset that allows me to be free
 ・Interpersonal skills
 ・Better idea of who I am

DSC03391.JPG

佐藤さんは、大学生活の細かいことまでお話ししていただきました。
大学の入学制度のこと、予習や復習、試験などの他、休日の過ごし方までさまざまな内容です。
佐藤さんは生徒たちと年齢が近く、生徒たちも親近感をもって講演を聴くことができました。
また生徒たちは、自身の将来の理想の姿を重ねながら耳を傾けました。
もちろん佐藤さんのパーソナリティに惹かれた生徒も多かったと思います。

DSC03398.JPGDSC03401.JPGDSC03404.JPGDSC03406.JPG

講演会では質疑応答の時間を設けました。
会場からは多くの質問がでました。
留学についての具体的なアドバイスを求めるような質問や、留学制度などさまざまです。
なかには、佐藤さんのボーイフレンドとして立候補した者もいました。

DSC03409.JPG

佐藤さんは、質問がたくさんあることは嬉しいことだとおっしゃり、どの質問にも真摯に答えてくださいました。
上でも紹介しましたが、佐藤さんは「悩む暇があったら即行動」とおっしゃいます。
佐藤さんは、「疑問があればすぐ質問、悩んでないですぐ行動」と生徒たちに語りかけました。
それは佐藤さんご自身が、留学経験の中で実践してきたことです。
その実践を貫いたからこそ、大学、インターンシップ、アクティビティなど、有意義に行えるのだと思います。
講演会は生徒たちに多くの刺激を与えるものとなりました。
生徒たちはいくつものアドバイスを心に刻んだことと思います。
生徒たちの中から、佐藤さんのように海外で学生生活を送る者も現れることでしょう。

DSC03416.JPG

佐藤さんは、講演会終了後、多くの生徒に取り囲まれました。
生徒たちは講演会で聴くことができなかった個人的な質問するために、列をなしていました。
佐藤さんはその一つひとつに丁寧に答えてくださいました。

本ブログの最後に、今回の講演をしていただいた佐藤美里菜さんに御礼を申し上げます。
なかなか聴くことができない貴重なお話を伺うことができました。
また生徒たちの身の丈にあった、とても具体的な体験談を聴きことができました。
ありがとうございました!

佐藤さんのこれからの学生生活がますます有意義になるようお祈りしています。
そして、今回の講演を通して、生徒たちの世界へ羽ばたいていくことを期待したいと思います!



畠山重篤氏講演会「森は海の恋人」

DSC01883.JPG

1月23日(金)、5年生・6年生を対象に畠山重篤氏の講演会を開催いたしました。
畠山氏は気仙沼に注ぐ大川上流部で、漁民による広葉樹の植林活動「森は海の恋人運動」を行っていらしゃいます。
この活動広く知られていて、小・中・高校の教科書でも紹介されています。
また東日本大震災で、家業の牡蠣養殖施設を全て失った後も、自然環境を活かした地域づくりを展開しています。
なおこの日6年生は登校日となっており、3・4時間目を使い5年生と共に畠山氏の講演に耳を傾けました。

DSC01875.JPG

講師 畠山重篤 氏(NPO法人「森は海の恋人」理事長)
◆プロフィール
 1943年中国上海生まれ。県立気仙沼水産高校を卒業後、家業の牡蠣養殖業を継ぐ。
 海の環境を守るには海に注ぐ川、さらにその上流の森を守ることの大切さに気づき、
 漁師仲間と共に「牡蠣の森を慕う会」を結成(2009年、NPO法人「森は海の恋人」を設立)。
 1989年より気仙沼湾に注ぐ大川上流部で、漁民による広葉樹の植林活動「森は海の恋人運動」を行っている。
 この活動は、小・中・高校の教科書にも紹介されている。
 東日本大震災で牡蠣の養殖施設等の全てを失うが、震災後の自然環境を生かした地域づくりを展開している。
 朝日森林文化賞(1994年)、
 緑化推進功労者内閣総理大臣賞表彰(2003年)、
 宮沢賢治イーハトーブ賞受賞(2004年)、
 国連森林フォーラム(UNFF)「フォレスト・ヒーローズ」受賞(2012年)等。
 参考:「森は海の恋人」ウェブサイト http://www.mori-umi.org/

DSC01886.JPG

本ブログではこの日の畠山氏のご講演の一部をご紹介いたします(文責:KGMブログ)。

畠山氏は自己紹介の後、NPO法人を設立するまでのご自身の活動を振り返られました。
活動のきっかけは、ご自身の家業である牡蠣養殖業から生まれました。
畠山氏は、海と森林(里山・林)には大きな関係があると気づきました。
それは牡蠣が食べるプランクトンと植物との間の関係です。

DSC01905.JPG

畠山氏は食物連鎖の考え方を深めることが重要だと語られます。
例えば、1kgのカツオを考えたとき、カツオが食べるイワシはカツオの10倍の重さ、10kgが必要となります。
イワシは動物プランクトンを食べますが、10kgのイワシが食べる動物プランクトンは10倍の100kg必要です。
さらに100kgの動物プランクトンが食べる植物プランクトンはまたその10倍の1000kg(=1t)必要です。
すなわち、1tの植物プランクトンがいて、1kgのカツオが生まれるのです。
畠山氏は「海の中には、植物プランクトンの大森林がある」と語られます。
そしてその海の中の植物プランクトンは,海に注ぐ河川、その上流にある森につながっていると語られます。
自然はつながっていて,海の恵みは森の恵みにもたらされているのです。
この海と森との関係の気づきが「森は海の恋人運動」の出発点となります。

実際に相模湾を考えてみたとき、海と森が深い関係であることが分かります。
かつて小田原はブリの名産地で60万匹ものブリを水揚げしていました。
けれどもそのブリは800匹にまで減少してしましまいた。
その原因は植物プランクトンの減少にあります。
そして相模湾に注ぐ川を遡った森や山、また生活排水やダムにもあります。
畠山氏は「山が荒れると海が枯れてしまう」と訴えます。
自然はつながっているが、そこに人間模様が横たわっていると語られます。

DSC01895.JPG

畠山氏は、海の環境を守るためには海に注ぐ川や上流の森を守ることが大切であると語られます。
このことは畠山氏が漁師仲間と共に気仙沼湾に注ぐ大川上流部で、広葉樹の植林活動の契機となりました。
その活動は、今日では「森は海の恋人運動」として広く知られています。
活動を称える数々の賞は、畠山氏をはじめとした「森は海の恋人運動」の実践の実りです。
そしてこの活動は小・中・高の教科書にも紹介され、以下の言葉で世界に発信されています。

 The forest is longing for the sea, the sea is longing for the forest.

講演は、自然の大切さを訴えることはもちろん、言葉の大切さも語られました。
「森は海の恋人」という言葉をつむぎ出すのも簡単ではなかったそうです。
ですが、この「森は海の恋人」という言葉のおかげで、その活動は世界に発信されるようになりました。
「森は海の恋人」ウェブサイトでは、その活動を次のように紹介しています。

私たちは、普段の生活でほとんど省みられることのない自然の雄大な循環・繋がりに焦点を当てた事業を展開し、
森にあって海を、海にあって森を、そして家庭にあって生きとし生けるものすべての幸せを思える人材を社会に
提供しつづけていきたいと思います。


この日、畠山氏は気仙沼から本校のためにお越しいただきました。
またご自身の活動の実践の数々、自然をめぐる貴重なお話をうかがうことができました。
今回の講演で改めて、自然について、また生態系について考える機会を得ました。
改めて畠山氏に御礼を申し上げます。
ありがとうございました。








6年生講演会「進学、そして就職―どのような世界が待っているのか?」

DSC01725.JPG

12月12日(金)、期末試験最終日に6年生を対象とした講演会を実施いたしました。
礼拝堂には、最後の定期試験を終え、少しホッとした表情の6年生が集合しました。

DSC01728.JPG

今回の講演会は、大学入試を控えた6年生に、これからの学生生活で留意すべき点について考えるものです。
演題は「進学、そして就職―どのような世界が待っているのか?」です。
6年生は、これまでの中高の6年間とは異なる環境、未知の世界に飛び込んでいきます。
新たな学生生活の環境はどのようなものなのでしょうか?
今回の講演会は、大学入試を目前にした高校生に最もふさわしいテーマを実施することができました。

DSC01731.JPGDSC01730.JPG

講演に先立ち、本校学習進路部長からこの講演会の主旨が説明されました。
学習進路部長からは、大学入試を迎えるにあたり、学生生活のことを知るよい機会として欲しいと語られました。
もちろん、大部分の生徒のとってはこれからが入試の本番です。
多数の生徒がこれからの入試に向けてラストスパートをしていきます。
しかしながら、何も知らないままに学生生活を迎えると、思わぬ困難を招くおそれもあります。
そこで、今回このような講演会を設け、よき学生生活を迎える準備として講演をしていただきました。

DSC01733.JPGDSC01748.JPG

講師は関東学院大学の小山嚴也(こやまよしなり)先生です。
小山先生は関東学院大学経済学部経営学科教授で、副学長と学生生活部長を務めていらっしゃいます。
経済学部経営学科での主要なご担当は現代企業論です。
また先生の研究テーマは、「企業と社会の関係についての研究」「企業不祥事についての研究」です。
小山先生は本校のような高校生を対象にした講演会だけでなく、企業での講演も多数なさっていらっしゃいます。
それは「企業不祥事についての研究」という先生のご専門に関わっているからでもあります。
また学生生活部長というお立場は、学生生活の諸問題の解決に携わる部署の責任者でもあります。
先生のご専門との関係もあり、小山先生ご自身も多くの問題に対応なさっていらしゃったそうです。
今回は学生とも身近に接しておられ、問題解決の最前線でご尽力なさっている先生のお話をうかがいます。
どのようなお話になるでしょうか?

DSC01749.JPG

講演会は小山先生の自己紹介からスタートしました。
小山先生がどのようにして経営学者となったのかということを中心に講演はスタートしました。
先生の語り口はとてもテンポが良く、聞くものを全く飽きさせません。
話の内容にどんどん引き込まれていきます。
本校生徒に対し、とても熱意をもってお話をしてくださいました。

DSC01761.JPG

本ブログでは、その講演の内容の一部をご紹介いたします。
小山先生は、大学生(専門学校生)となると、高校生とは比較できないほど世界が広がるとおっしゃいます。
具体的には、以下のような世界の広がりです。

 ・行動範囲が広がる(遠くまで出かける)
 ・交友関係が広がる(様々な人と関わる)
 ・時間の自由度が増す(長期の夏休み、春休み)
 ・金銭的な自由度が増す(バイト代が使える)
 ・酒、タバコが身近になる(うるさくいわれない)


高校生までの狭い生活範囲とは異なり、大学生ともなると行動範囲が大きく拡大します。
また高校生までの制約から解放され、少なからぬ自由さがあります。
これらの「広がる世界」は、学生生活にとって喜ばしいことですが、一方でリスクも伴います。
未成年は飲酒・喫煙が禁じられていますが、それらに伴うトラブルは大学でも多いそうです。
とりわけ飲酒については、二十歳を過ぎても飲み方によっては大きな問題に発展することがあります。
小山先生は、大学生活は楽しく、自由さも増すけれども、自覚と節度をもたないと注意を喚起なさいました。
学生生活部長のお立場から、この点については繰り返し強い訴えかけがありました。

DSC01766.JPGDSC01770.JPG

続いて、小山先生は大学での勉強についてお話なさいました。
特に高校までとは大きく違うことがらについて、詳しく説明してくださいました。
高校までの学習の仕方とは大きく違う大学での学習に戸惑うこともよくあることです。
「時間割の組み方」「ゼミナール」「研究室」「試験」「レポート」「単位」など、
大学での学習について、その言葉の意味することを知っているだけでもとてもよい示唆になります。
また小山先生は、ご自身のご専門の内容も含めた説明もしてくだしました。
実際に試験の出題内容についてもスライドで提示してくださいました。
「経学」と「経学」の出題例です。
経済・経営系の進路を考えている生徒にとって、とても参考になるものを紹介してくださいました。

DSC01759.JPG

さらに小山先生は、「今どきの就活」というテーマで、学生の就職活動についてもご説明なさいました。
就職活動については、生徒たちにとって全く未知の世界です。
小山先生は、就職活動をスタートする時期、エントリーの方法・内容、就職試験についてもご説明なさいました。
企業は、学生の「コミュニケーション力」「論理的思考力」「行動力」をみているとして、
そのような能力の獲得とするために学生の間に多く経験をすることの重要性も指摘なさいました。
その一方で,小山先生は、「大学生・専門学校生にありがちなこと」として、悪い例もお話なさいました。
「アルバイトのしすぎで単位がとれず留年」「期待はずれの講義ばかりでやる気がなくなり中退」などです。
また飲酒だけでなく、ドラッグの危険性、カルト宗教やキャッチセールスにの問題も指摘なさいました。
学生生活は確かに世界は広がり、自由度も増しますが、危険と隣り合わせでもあります。
小山先生は、そのような学生生活について、とても分かりやすくお話してくださいました。
もちろん、学生生活の中心は勉強ですから、それを見失うことがあってはなりません。
新たな環境に飛び込む生徒たちは、期待と不安を抱えています。
今回の講演会はそのような期待と不安に対して、とてもよいアドバイスとなったと思います。

DSC01774.JPGDSC01782.JPG

講演会の最後に小山先生から、「皆さんへのメッセージ」として、次のメッセージをいただきました。

 ・ますは行動しよう!
 ・いろんな人と交流しよう!
 ・海外に行こう!
 ・とことん学ぼう!
 ・リスクはしっかり把握しよう!


上のメッセージは、小山先生の多くのご経験とご研究から導かれたものです。
この講演会で、生徒たちは実に多くのことを学んだことと思います。
今日の講演会で話されたことが、生徒たちの学生生活のなかで活かされることを期待したいです。
また小山先生におかれましては、お忙しいなか講演の労をとってくださいました。
御礼を申し上げます。ありがとうございました。


海外大学ガイダンス【4年生】

10月27日(月)、4時限目のLHRを使い、4年生対象の海外大学のガイダンスが行われました。

まず、石川教頭よりガイダンスの趣旨説明と講演者の紹介がありました。



オーストラリアの大学へ進学した卒業生が講演をしてくださいました。

本校在学中の様子や海外での生活、英語での授業が大変な時期もあったが、支えてくれるサポートが大学にはあり海外大学に進学して良かったと思っていると現在の充実した学生生活の様子を話してくださいました。


続いて台湾の大学に視察に行った本校教員から、台湾の町の様子や大学について話がありました。

台湾の物価が安いことやバイク・自転車の交通量が多いこと、貧富の差など身近な内容で生徒にも分かりやすい例えを入れながら日本との文化の違いを説明していただきました。


また、アメリカの大学に在学中の卒業生とはスカイプを使いインタビュー形式で会話を行いました。
代表生徒が質問したり、和やかな雰囲気の中で先輩から現地の様子を教えていただきました。


遠く離れた国にいる人とスカイプのようにLIVEで会話ができる、少し前では考えられないようなことが可能になっている現実から世界が身近に迫っていることを感じてもらえたでしょうか。

なぜ今海外大学の進学を考えるのか。海外大学のメリットを考え、日本の大学に留まらず世界の大学を視野に入れて進学を考えていくことが今後の社会を生きるうえでとても有益な選択になるのではないかと感じました。

4年生のこの時期は、科目選択・コース選択など自分の将来を決定する大切な分岐点です。
一人一人が、自分の進路を考えるきっかけになってもらえればと思います。


「高校講座」(外務省主催)

DSC00775.JPG

9月22日(月)、6時間目と7時間目を使って講演会「高校講座」が開催されました。
この講演会は外務省が主催したもので、本校高校生を対象に行われました。
外務省職員の講演を通して、高校生の外交・国際問題に対する理解を深めるとともに、
今後の進路を選択する際の参考となるよう外務省や外交官に対する理解の促進を目的としています。
本ブログではこの講演会の様子をご紹介いたします。

DSC00777.JPG

講演会を始めるにあたり、中村教務主任よりこの講演会の主旨が改めて説明されました。

  現在、国を上げて海外に目を向ける様々な企画が進められています。
  各省庁においても、文部科学省では留学の機会を増やすように後援しています。
  外務省もまた世界と直接つながっている利点を生かした取り組みを行っています。
  本日の講演会は、外交問題、国際問題をもっと知り、理解を深めてもらうプログラムです。
  卒業後の進路に海外への道も選択肢にして欲しいという趣旨のもとで行われるものです。
  外務省職員が、ご自身の経験を通して講演してくださるという、またとないチャンスです。
  皆さんの海外理解や進路選択にとってよき機会となることを期待しています。

教務主任により講師の紹介がなされ、外務省の職員の方が登壇されました。

DSC00783.JPG

講師は石原圭子上席専門官です。
石原氏は、大学卒業後から外務省に務められ現在に至っています。
また石原氏のご出身は横浜市金沢区とのことです。
では、講演内容をご紹介いたしましょう。
なお本記事の文責はKGMブログです。
講演メモをもとに要約したものをご紹介いたします。

DSC00780.JPG

石原氏は自己紹介を兼ねながら、外務省でのお働きの内容を紹介されました。

大学時代に外務省で働くことを意識され、国家公務員試験を受験されました。
外務省に入ると、語学を学ぶために2年間の研修を受けられました。
それは外務省職員として海外勤務を求められることがあるからです。
石原氏の場合はスペインで語学研修を受けられました。
スペインは外国人を対象とした語学研修制度が充実しており、実り多い研修だったそうです。

海外勤務としては、チリで3年間勤務なさいました。
勤務された当時のチリは軍事政権下で、内政も不安定でした。
市民による大規模なデモを何度も目撃なさったそうです。
そのよう体制下での外務省職員としての仕事は主として広報を担っていらっしゃいました。
日本の文化やニュースを紹介し、チリと日本の交流を深めるというものです。

海外での外務省職員の仕事の中で広報はとても重要だそうです。
その国で日本に関する理解が不足している場合には、トピックを探し、ニュースとして扱ってもらいます。
またその国と日本の共通点などを紹介し、親しみをもってもらうということもあるそうです。
例えば日本酒など、日本の特産品のPR活動もあるとのことです。

一方で外務省職員は、その国で起こるあらゆることに対応しなければならないという特徴もあります。
大使館や総領事館の役割や機能はとても重要です。
外国で何か緊急事態が起こったときに、即座に対応することも求められます。

また日本国内での仕事もとても重要です。
国会における外交事案に関わる質問については、
外務省が事実関係等について整理したりして答弁の準備に関わることが多いです。
また国会議員の勉強会に加わることもあるそうです。
さらに今日、とても重要視されているのが外交に関する資料のアーカイブです。
外交上の文書・データなどを保管・整理し、管理する仕事です。

DSC00790.JPGDSC00792.JPG
DSC00793.JPGDSC00796.JPG

講演の後半では、首相や外務大臣が訪問した諸外国の多さなどを紹介されました。
上の写真は、そのような外交に関するテーマを紹介したスライドです。
日本との貿易が多い国々なども紹介されました。
また外国の方との接し方やマナー(プロトコール)などもお話しなさいました。

石原氏は、日本は世界とつながっているとおっしゃいます。
学校も海外とつながっていると語られます。
実際本校も、その歴史は外国人宣教師の働きにたどり着きます。
石原氏は、海外のことを恐れないで、自ら積極的に情報を得ていくことを望んでいると訴えられました。

講演は、ご自身の経験をはじめ、外務省の役割や仕事内容や、外交上の課題など多岐にわたりました。
普段学校では聴くことができない、貴重なお話を伺うことができました。
生徒たちも、海外へ目を向けていくことの重要性を感じ取ったことと思います。
講演会の最後には会場の生徒から質問にも答えられました。
また、講演会後は希望する生徒との座談会も行っていただきました。
このような講演の機会が得られたことはとても感謝です。
労をとっていただいた石原圭子氏に御礼申し上げます。
ありがとうございました。



教員研修会

昨日、中学・高校ともに期末試験が終了し生徒の皆さんはホッとしていることと思います。お疲れ様でした。

本校では、試験期間中の7月8日(火)午後に教員研修会と題して日本赤十字の講師の方をお迎えし、救急救命処置およびAEDの使用法についての講習を行いました。


まず、講師の青木先生より2時間の講習のガイダンス、他の講師による実演がありました。

実技が中心の講習ということもあり、暑い体育館の中で先生方も汗だくで実習を行いました。

ゞ刺圧迫、人工呼吸



■腺釘鳥藩冕



AEDの準備をしながら、他者と連携して心肺蘇生を継続することはとても難しく今回のような実習を通して体で覚えなければ、いざという時に実践できないということを実感しました。

C寛佑了藩冕



ただ乗せて運ぶというだけではなく、傷病者への気遣いや、安全に運搬するための細かな技術があることを学びました。

残り時間で誤飲時の吐き出させ方、緊急連絡時の注意点を教えていただきました。


2時間という実習時間があっという間に感じました。
和やかな中で行われた講習ですが、いざという事態を想定して話し合ったり、講師の方に質問するなど各自積極的に講習に参加する姿がありました。
この実習が現場に活かされることがないよう過ごすことが望ましいのですが、不測の事態に備え教員が共通の知識を有し、率先して動けるよう準備をしていくことが何より大切であると感じました。

日本赤十字の講師の方には、お忙しい中来校していただき、細部に至るまで親切にご指導いただきました。
この場を借りて御礼を申し上げます。ありがとうございました。


5・6年生対象 進路講演会

7月5日(土)、本校礼拝堂にて保護者対象の進路講演会が行われました。
講師は「駿台予備学校 駿台現役フロンティア 横浜みらい校」の校舎長、
平松史傳先生です。
「『挑戦する心!』〜大学入試の現状と受験に向けて〜」と題した約60分の講演です。


まず最近の受験生の意識についてお話がありました。かつての受験生に比べると今は
、保護者や家庭の協力のもと受験をするという意識が強いようです。それだけに保護
者がどのように関わり、どんなアドバイスをするのかが重要になってきます。親にと
っても初めて子供の受験を迎える方が距離のとり方を「受験生の本音」というスライ
ドで説明してくださいました。


次に「大学入試の現状」について話がありました。この学年は学習指導要領が全面改
訂される前年の移行措置の学年です。数学と理科だけが新家庭へ移行しています。こ
のため国公立大学では文系でも理科を2科目取らなければならないなど、激動の変換期
とも言える年です。
また、受験人口と大学入学定員などのデータをもとに、大学の二極化ならぬ「三極化」
が進むというお話もありました。


最後に「これからの『進路実現に向けて』」というお題で話がありました。
大学受験とは、ー分を強くする。努力して勝ち取る経験。情熱を持つことの大切
さ。であると先生は説きました。受験はチャレンジ、そして『凡事徹底』という言葉を
くださいました。
こうした受験生の心構えを、保護者の方が理解したうえで支えてくださるのは、とても
ありがたいことです。子供の進路に関われるのは最後の機会です。一緒に取り組み、成
長を見届け、納得の受験をしてほしいと思っています。


6年生対象進路講演会

6月20日(金)、本校礼拝堂にて6年生を対象とした進路講演会を開催いたしました。
本ブログではこの日の講演会の様子をご報告いたします。

DSC00247.JPG

講演会は6年生の通常のロングホームルームを延長して行いました(3・4時限)。
講師は平川建先生(進学アドバイザー)です。
平川先生は、すでに本校で進路講演会をしていただいたことがあります(記事はコチラです)。
前回は少人数の講演会でしたが、今回は高校最高学年となった6年生全員を対象としました。
なお今回の講演会の主題は以下の3点です。

  夏休みの過ごし方  推薦・AO入試対策  大学情報

DSC00249.JPG

講演会に先立ち、本校進路指導部長より、講師の平川先生の紹介をさせていただきました。
平川建先生は進学アドバイザーであり、「高校の授業を大切にすることで明るい未来を創る会」の代表です。
予備校で14年間勤務され、2010年に独立されました。
給与面にも同僚にも恵まれた予備校勤務から一転して、ご自身の志を貫くために現在の道を選択したと語られます。
平川先生は、進路講演会をするにあたって、「高校の授業を大切にしよう」と語られます。
これはご自身の予備校勤務のご経験からから導かれた結論です。
それは平川先生が代表である「高校の授業を大切にすることで明るい未来を創る会」の名称ともなっています。
今回も高校の授業を大切にすることが進路実現の最善の道だとお話しなさいました。

DSC00252.JPG

以下はこの日の進路講演会で用意された資料の見出しです。

  1.志望校に現役合格した先輩たちの共通点とは
  2.マー君スピリッツの原点 皆さんに一生覚えておいてほしいこと!
  3.夏休みの過ごし方
  4.教科書やノートの復習の際、以下の点を指チェック
  5.入試制度を確認しておこう
  6.推薦・AO入試
  7.面接試験 ワンポイントアドバイス
  8.小論文の書き方 ワンポイントアドバイス
  9.大学情報


講演の内容は、実際の受験生の成功体験、学習の仕方のコツ、入試制度など多岐に渡る内容です。
大学入試動向、学習の仕方の具体的なアドバイスなど傾聴すべきテーマばかりです。

DSC00259.JPG

講演内容を記した資料には、B4サイズのプリントの両面にびっしりと記載されています。
平川先生には、ボリュームのある内容をご準備いただきました。
内容は盛りだくさんでありながらも、講演はとてもテンポがよいものでした。
歯切れのよい語り口と、示唆に富む効果的なアドバイスに、生徒たち引き込まれていきます。

DSC00260.JPG

ここで少し内容の一部を詳しくご紹介しましょう。
上で挙げた見出しの「3.夏休みの過ごし方」についてです。
6年生にとって、この夏休みは高校生最後の夏休みです。
この夏休みの過ごし方は、その後の学校生活にも、進路結果にも大きく影響を及ぼします。
平川先生がどのようなことをお話しなさったのでしょうか。
これは6年生でなくとも気になるところです。
平川先生は次のことをお話しなさいました(以下はプリントからの抜粋です)。

  1.夏休み前に「自分に合った学習のフォーム」を身に付ける!
  2.夏休み前に与えられた時間内を精一杯学習する。習慣付け。
  3.自分が置かれた立場を自覚する。
  4.夏休みの学習時間は1日   時間。
 (5.〜10.は割愛)

夏休みに実りある成果を出すためには、夏休み前の学習が重要です。
夏休みになった瞬間に、集中して長時間の学習をすることは簡単ではありません。
その前に必要なものが「自分に合った学習のフォーム」を身に付けることであり、その習慣付けです。
「学習フォーム」が構築でし、その習慣を付けることができたら、夏休みは実りあるものになります。
長時間の学習を夏休みの間、継続的に行うことができるようになります。
そのためにもこの1学期の学習が鍵となります。
平川先生ご自身も、1学期は1日4時間の受験勉強をなさったそうです。
その結果、高校3年生の夏休みは1日14時間の受験勉強ができたそうです。
このような夏休みを実現できるかどうかは、上の「3.自分が置かれた立場を自覚する」ことにかかっています。
平川先生は高校生のときに、絶対に入りたい大学があり、その合格に向けてひたすら学習に励んだそうです。
休みたい気持ち、サボりたい気持ちはありますが、それを上回る将来への思いが重要です。
6年生の生徒たちは、平川先生の思いをどのように受け止めたでしょうか。

DSC00265.JPGDSC00266.JPG

予定されていた講演時間も終了の時間となりました。
今回の講演では、高校3年生のこの時期に最も重要な内容を重点的にお話ししてくださいました。
生徒たちの聞きたいこと、知りたいことをテーマにしてご講演いただきました。
6年生の生徒たちは、今までの「勉強」を振り返り、これからの「学習」に向けた歩みを始めて欲しいと思います。
最後になりましたが、本校の生徒のために労をとってくださって平川先生に御礼を申し上げます。
ありがとうございました!

DSC00275.JPG


津田倫男先生講演会

DSC00199.JPG

6月9日(月)、本校礼拝堂にて、高校生を対象とした講演会を行いました。
講演会はグローバル人材育成の一環として実施したもので、講師は、津田倫男先生です。
津田先生は、35年のビジネス経験があり、日米欧亜でビジネス人脈豊富な企業アドバイザー兼マレーシアのニライ大学日本事務局の方です。
講演は「10年後・20年後の社会に生きるために」と題して、この日の3・4時間目に行われました。

DSC00194.JPGDSC00196.JPG

講演会を始めるにあたり、その主旨説明が、石川教頭・黒畑校長からなされました。
グローバルが進行する今日、高等学校での学びも、旧来の方法では立ち行かなくなります。
世界のボーダーレス化を基調としたとき、10年後・20年後を見据えた学びが求められます。
そして本校では、グローバルな人材育成に応えるために、津田先生をお招きいたしました。

DSC00200.JPG

津田先生は、世界に目を向けようとおっしゃいます。
留学の機会を逃さず、世界に飛び出していこうと語りかけます。
現在、世界の中で留学のチャンスがあるのは80ヵ国位だそうです。
その中でも、津田先生が推薦するエリアは、アセアン諸国であり、なかでもマレーシアです。
マレーシアは、留学先としてアセアン諸国のなかでも、特に優れているそうです。
治安がよく、親日家が多く、アジアの中心に位置し、教育に力を入れている点がその理由です。
アジアの英語圏(フィリピン・香港・シンガポール・マレーシア)の中で、最も留学に適しているとのことです。
「留学」というと、私達は、アメリカやイギリスをすぐに思い浮かべます。
けれども、津田先生はアセアンやアジアへに目を向けることの重要性を訴えます。
新興国の経済発展、また教育の重点化政策は、目覚ましいものがあります。
そしてマレーシアは、留学先として最適な環境が整っているそうです。

DSC00201.JPG

講演は、ご自身の留学経験、また起業アドバイザーとしての実務経験を通した、とても説得的なものでした。
時折、生徒に質問を促し、それに答えながら講演を進行なさいました。
その内容は多岐にわたり、多くの示唆を得ることができました。
なお、津田先生はご著書も数多く出版されていらっしゃいます。
従来のものの見方を排して、これから必要となる視点をつねに見据えていらっしゃいます。
生徒達は、それぞれに自分の10年後・20年後の将来を見つめ直す機会を得たことと思います。


本ブログの最後に、津田倫男先生のご講演を紹介いたします(本校在校生の保護者の皆さま対象です)。

 講演会「ボーダレス時代の到来 ステージはアジア」のご案内

 本校では、マレーシアのニライ大学日本事務局などでも業務経験のある起業アドバイ
ザーの津田倫男氏を招き「ボーダレス時代の到来 ステージはアジア」と題した講演会
を6月14日(土)に開催します。

 グローバル化が進む現代社会において、関東学院六浦中学校・高等学校では、将来を
担う子どもたちが海外に目を向けられるような教育に取り組んでいます。ICT技術や
交通網の急速な発展により、語学力や異文化への理解は必要不可欠な素養になりつつあ
ります。東南アジア諸国では人口増や経済成長が進んでいます。就職や進学の際に、ア
ジア圏の国々へ目を向けられる人材を育成すること急務だと判断し、本校在校生の保護
者の方を対象に東南アジアでの教育、ビジネスの状況に理解を深めるための講演会を実
施します。

 ◆と き 2014年6月14日(土) 13:30〜15:00
 ◆ところ 本校礼拝堂

 日本が少子高齢化で縮小に進む一方で、東南アジア諸国の人口は増え続けます。経済
はボーダーレス化して大きく発展していきます。その未来に子供たちは将来を重ねます。
子供たちが実際に活躍し始める10年後、20年後を想像することが大事です。それは
とても難しいことです。しかし、グローバル的な観点とボーダーレス化への備えについ
て考えることは、子供たちの進路を考える上でとても重要なことです。
 六浦中高では「今と近未来を考える」こととして高校生全員対象の講演会を開きます
が、6月14日(土)には同様の趣旨・内容で、保護者の皆様を対象に大人向けの講演
会を準備しています。同窓会「六葉会」からのご支援を頂く大変有意義なプログラムで
すので、ご案内申し上げます。

                 関東学院六浦中学校・高等学校 校長 黒畑勝男


5年生性教育講演会報告



 9月27日(金)の午後、ロングホームルームの時間を利用して、5年生対象の「性教
育講演会」を実施しました。この講演会は、高校生をとりまく性の情報や問題に対して、
正しい知識と理解を得るため、またよりよい人間関係を構築するために企画されたもので、
毎年5年生を対象に行っているものです。本年度もこの講演会を通して、私たちの性と生
のあり方について学ぶ機会を得ることができました。




 講師は京都教育大学の関口久志先生で、演題は「あなたのみんなの生と性、もっと大切
に、もっと幸せに」です。関口先生にはここ8年間ほどご講演をお願いしています。今年
も本校の5年生のために時間を割いていただき、京都からお越しいただいただきました。




 今日、性に関する情報は数多くあり、高校生もインターネットなどを使って簡単にアク
セスすることができます。けれどもその情報については、誤った認識に基づくものや、性
的イメージのみを強調したものなどもあります。そのようななかで、私たちがよりよく生
きていくために、性に対してどのような理解をしたらよいのかは、高校生だけでなく、す
べての人に関わることです。特に性のことに敏感である多感な高校生にとって、正しい性
の知識を得ることは、生徒たちの将来にとって、よき指針となります。
 高校生・大学生が、性に関する悩みを相談するとき、その相手は同年代の友達・先輩だ
そうです。ですがそのときの相談相手が、性に関して誤った認識をもっていたらどうでし
ょうか? また自分が誰かから相談されたとき、自分はその悩みに確かな助言を与えられ
るでしょうか? 
 関口先生は、そのような問いに応えられるように、「性を学ぶ意味」や「恋愛について」、
大学生の意見や体験談をたくさん織り交ぜながら、話を展開なさいました。高校生にとっ
ては年齢の近い大学生の体験談の紹介は、とても身近で、自分たちのこととして考えられ
るテーマでもあります。ですがお話の内容は、とても深刻なものもあり、性に対する無理
解が悲しい結末を生むことがあるということを強く意識させらるものでした。生徒たちは、
本当によく講演に耳を傾けていました。


 

 礼拝堂のスクリーンには一枚の絵が映し出されました。これは恋愛や異性に対する気持
ちをお互いに知るために用いられたものです。KGMブログ読者の皆様は、上の絵からど
のようなストーリーを想像するでしょうか? 場所・時間・2人の関係、そしてこの絵の
場面に至る経緯などです。
 関口先生は、この絵から想像されるストーリーは男女で大きく異るとおっしゃいます。
関口先生は、この絵について、男女を別々のグループに分け、グループで考えたこの絵に
関するストーリーを紹介して下さいました。女子のグループはどちらかというとロマンチ
ックで、この絵をストーリーのラストシーンと捉える傾向が紹介されました。一方の男子
はこの絵はストーリーの途中経過で、ここからまだ展開していくストーリーを紹介なさい
ました。男女で考え方が異なるという話に生徒たちからは驚きの声が上がりました。
 関口先生は、男女間では一枚の絵をとっても、そこからイメージすることがらが大きく
こ異なることを、分かりやすく教えて下さいました。生徒たちは、この絵からイメージさ
れる男女間のストーリーの違いに、いろいろな思いを巡らせたのはないでしょうか。
 さらに先生は、「デートDV」など、紹介された事例から生徒たちも身近に考えるきっ
かけを与えて下さいました。また、関口先生は同性愛や性同一性障碍などにも触れ、さま
ざまな性のあり方についてもお話なさいました。生徒たちは自分たちの性もまた多様性の
中にああること、そして自己とパートナーの尊厳を大切にし、お互いに信頼感をもちなが
ら関係を築いていくことを学んだことと思います。




 最後に「恋愛に最も必要な力は?」との質問に生徒たちは「思いやり」「優しさ」など
と答えていました。先生は「正解があるわけではない」と断った上で「別れる力」「別れ
を受け入れる力」と力強く話を締めくくられました。もちろんその「別れ」とは、パート
ナーの両者が、その生と性において尊厳と信頼を共有していることが前提とされなくては
ならないからです。
 講演後、教室に戻った生徒たちは夢中で感想文を書いていました。今回の講演がよりよ
い人生を送るためのものとなることを願っています。
 




calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>
selected entries
categories
archives
profile
search this site.
others
mobile
qrcode