『校報』第115号(ブログ版・その9) 図書館の窓から その11

図書館の窓から その11

 

新入生を迎え、新たな年度の始まりと共に図書館は多くの生徒に利用されています。静かに読書や自習に励む生徒、図書委員として貸出業務や掲示物作成に勤しむ生徒、自由でのびのびとした時間と空間が図書館にはあります。今年度も生徒にとって利用しやすい環境を目指し、授業でも活用できる図書館にしていこうと考えています。生徒の皆さんの利用をお待ちしています。

(図書館長)

 

 

1年生国語と図書館の連携

 

若者の読書離れが進むなか、先日文部科学省から「第4次 子供の読書活動の推進に関する基本的な計画」の通知が届きました。そこには、特に高校生の不読率が依然として高いことが挙げられており、次の理由が提示されていました。|羈慇犬泙任瞭表饅慣の形成が不十分であること、高校生になり、読書の関心度合いの低下が見られること、スマートフォンの普及等による子供の読書環境への影響の可能性があること、の3つが明らかになったようです。これを受けて本校図書館はどうあるべきか……。


今年度は、1年生の国語の授業と今までよりもさらに連携を深め、生徒の読書活動の推進を図っています。理由,梁弍策になっていると思いますため、ご紹介させて頂きます。

 


分類

 

ここ最近の新入生図書館ガイダンスでは、本の分類や書架の並び方などを学ぶために、2人ペアで行う本探しゲームを取り入れています。一方がブックカタログから欲しい本を選び、本探しカードに配架場所や請求記号を記入します。もう一方の生徒はそのカードを持って書架へ探しにいき、本を持ってくるというゲームですが、時間の関係上、2人の役割を交代することはできません。今年度は、「私ももう一方の役をやりたい!」という声を何度も耳にしました。


そんなことから、最初の図書館授業は、このゲームの交代バージョンを行いました。また、ゲームの応用として、この時間に借りる本の分類を「9類(文学)」に限定し、9類の配架場所や、9類にはどんな本があるのかという知識を定着させました。この時期は、1日の貸出冊数が100〜250冊にもなりました。

 

 

辞書(語彙力)

 

2回目の授業は「辞書」がテーマでした。司書教諭からは、実践を交えながら辞書や事典についての説明がありました。国語教員からは、1年間で自分の知らない言葉とその意味を書きこんでいく「自分辞書」導入の説明です。自分辞書に綴じていくプリントは図書館カウンターに設置してあるBOXから自由に取っていくようにしてあります。最後は、既習単元の意味調べを行い、自分辞書の第1ページ目としました。また、グループごとに異なる出版社の辞書を用いたため、同じ語句でも辞書によって書かれている説明が異なることを皆で確認できました。

 

 

 

文章(書く力)

 

図書館での3回目の授業は、文章の書き方がテーマでした。書く力も、この1年間を通して図書館と連携を図ります。天城の感想文の書き方や原稿用紙の使い方のおさらいを司書教諭のレクチャーの中で行い、段落構成に沿った構成メモを書き出しました。その後は、次の単元の意味調べをグループで行いました。

 

他にも1学期は、辞書関連のワークや調べ学習、ビブリオバトルとPOPづくりの導入などを取り入れます。楽しみながらも大事なことを学んでいくこの機会を、生徒も教員も大切にしていけたらと思います。

 


精神的に図書館が自分のそばにあるということ、本や辞書などがいつもそばにあるということ。そういった環境が生徒の人間性や学習活動に良い影響を与えると信じています。図書館は学校や学びの中心にあるべきだと言われているなかで、これらの活動は大いに意味があると言えます。また読書離れの予防になれば幸いです。


(司書教諭)



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