『校報』第114号(ブログ版・その9) 図書館の窓から その10

図書館の窓から その10

 

 ある日の昼休み。思い思いに好きな本を広げて憩いの時間を過ごす生徒。貸出業務に勤しむ生徒。放課後は自習に励む生徒もいて昼休みよりは幾分静けさが増す図書館。変わらないのはいつも生徒がいるということ。いつも学校の中心に図書館があり、生徒の学習を全力で支えることができますように。

(図書館長)

 

 

図書館の日常

 

 3学期の図書館の様子をご紹介致します。

 

《図書館》
 最近の新しい試みは、大きく3つあります。まずはテーブルに小さな書架を設けたことです。ホッと一息ついたところで、気軽に手に取ることができる本を揃えています。部活や面談までのちょっとした時間にどう過ごそうか悩んでいる生徒を多く見かけますし、勉強中の集中力が切れたときに、読む本を探している生徒も見かけます。そんな利用者に手に取ってもらえたら幸いです。……自分の時間の中に、「読書」の時間を入れましょう。まずは手に取ること。そこから読書体験は始まります。……そんな想いを込めて。


 次に、マンガコーナーの拡大と絵本コーナーの設置です。廃棄する机をリサイクルして設けました。以前と比べて、マンガの所蔵が明白になりましたし、絵本は面出しをすることによって眠っていた良本が目立つようになりました。なんといっても絵本は大人気です。これには驚きましたが、学年や性別問わず、手に取って読んでいます。絵本は幼少時代の読み物だと思われがちですが、絵本には絵本の役割があり、いくつになっても求められるものです。


 最後に図書館キャラクターの決定です。図書委員会の「図書館だより班」から企画運営係をつくり、キャラクターを2学期の間、募集しました。いくつか応募があるなかで、3学期に審査をして決定しました。審査員は、委員長・副委員長・図書館だより班長・企画運営係・司書教諭・学校司書です。
 キャラクターは、図書館だよりや館内掲示物、ポイントカードデザイン、ポイントカード景品グッズなどに使用します。名前はMOOKくんです。「関東学院六浦」の「六(6)」からきています。愛らしさが、かなり好評です。

 

《図書委員会》
 六浦祭が終了して少し落ち着いた図書委員会は、3学期に入り早くも次の活動へ取りかかりました。「のびのびのば園への出張」準備です。ここ何年か、毎年のびのびのば園にて、影絵紙芝居の上演や絵本の読み聞かせ、レクリエーションをしています。今年度は3月8日(木)の午後に行ってきます。
 1月より準備を進め、毎日お昼休みに集って準備をしています。影絵班は読み合わせをしながら園児向けに言葉を変換していき、読み聞かせ班は絵本や役決めをします。レク班は、何度も話し合いを重ね、「ジャングルゲーム」を企画しました。景品やお土産(影絵入りカレンダー)づくりは、全員が関わります。


 また、図書委員のビブリオバトル班は3月2日(金)に第2回ビブリオバトル大会を控えています。これは委員ではない生徒も観覧・参加可能です。第1回よりも規模が大きくなるため楽しみです。
 この他、3学期は図書館授業も多教科にわたって実施されました。聖書や理科、現代社会や美術、国語、地球市民講座、LHR、書道です。図書館は、利用されてはじめて生き生きとします。利用され、愛される図書館を目指していきます。
(司書教諭)



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