生物部の活動(アジア湿地シンポジウム2017)

本日は11月7日(火)から9日(木)に開催された「アジア湿地シンポジウム2017(佐賀市)」に参加した生物部の様子をお伝えいたします。

11月7日(火)〜9日(木)に佐賀県佐賀市で開催されました「アジア湿地シンポジウム2017」に、生物部の3名が参加しました。この国際シンポジウムは、20以上の国と地域から多くの学者や環境保護団体が集い、干潟や湖沼、河川などの水域に関する事例報告や意見交換を行うものです。本校生物部は昨年の8月、鳥取県米子市で開催されました「ラムサールシンポジウム2016」に参加し研究発表を行った関係で、今回は主催団体の方から声をかけて頂き参加しました。

11月7日(火)6時に羽田空港で集合し、10時半には会場の「ホテルはがくれ」に到着しました。到着後から16時まで、各国のプレゼンテーションを聞きました。シンポジウム全体での公用語は英語です。発表もほとんど英語で行われました。同時通訳のイヤホンを借りましたが、すべてを訳してくれるわけではなく、集中力が必要でした。
時間とお小遣いの節約のため、夕食は周辺のスーパーの惣菜で済ませ、早々に次の日の英語での発表に向けての準備に取り掛かりました。8日(水)にユース(大学生や高校生の会)のプログラムで「懇親会」がありそれに参加する予定でしたが、到着してすぐに「懇親会は討論会に変更」と告げられ、驚きました。かなり遅い時間まで、自分たちの主張を英語でどう表現するのかなどを真剣に話し合いました。

8日(水)の午前中は、各国の高校生や大学生のプレゼンテーションを聞きました(同時通訳はありません)。午後は、いよいよ本校が参加する討論会とポスターセッションです。討論会には5年生が参加しました。25名ほどの参加者の中で日本人は3割ほどで、他はインド、中国、タイ、ロシア等の大学生や高校生でした。インドや中国の生徒は積極的で、日本の生徒はおとなしく日本語しか話さなかったのですが、参加した5年生の生徒は何度も挙手し、堂々と英語で自分の意見を述べていました。


その後のポスターセッション(発表内容を書いた模造紙を貼り、その前で興味を示してくれた人に説明する)では、5年生と3年生の生徒が活躍しました。2人とも海外の方に英語で、発表内容を伝えることができました。本校のポスターの題名は「The tideland which was left in the city "HIRAKATA-BAY"」です。ポスターセッションの見学者は金のシールを4枚ずつ渡され、気に入ったポスターの上に貼ることになっています。本校のポスターは11枚のシールを獲得しました。主催団体の方やユースの会の大学院生、インドの女子生徒、沖縄の自然保護団体の方など、シールを貼ってくださった皆様、ありがとうございました。非常に励みになりました。


9日(木)は、有明海を見学するプログラムに参加しました。普段接している平潟湾と違い、広大な干潟に感動しました。シャコを見つけた生徒は、大勢の参加者に取り囲まれ、写真攻めにあっていました。
羽田空港に到着したのは23時でした。「明日は意地でも遅刻しない」と誓い合い、解散しました。


今回の件は、事前の準備も含めて3人の生徒にとってとても良い経験となりました。やり遂げたという達成感を得ることができ良かったのですが、それ以上に世界のレベルの高さを実感できたことが大きかったと思います。

○今回の生物部の発表内容
平潟湾は、浮世絵に描かれるほど風光明媚な海だったが、次々に埋め立てられていきました。昭和30年代、生活排水などで汚染され、国内の水域でワースト1になるほど汚れてしまい、生物が全くいない状態になってしまった。現在では住民や行政の努力で水質はかなり改善され、生物が豊富な海となったが、今でも少し掘れば古いヘドロが出てきます。平潟湾は、「最悪の環境破壊があっても復活することができる、しかし完全に元に戻すことは難しい」ということを示してくれる、貴重な干潟である。私たちは平潟湾の調査を通して、都会の中に奇跡的に残された、この小さな干潟をアピールしていきたい。 
(生物部が60年間で確認した生物一覧表を添付しました)



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