6年生物選択者課題研究発表会

7月12日(水)6時限目から放課後の時間を利用して、6年生生物選択者による「課題研究発表会」を行いました。

この行事は、生物分野の学習の総決算として、毎年この時期に行われるもので、今年は17組35名の生徒が発表を行いました。聴衆は来年発表者となる5年生の生物選択者と理科教員の他、他の6年生の生徒や教員も参加してくれました。



研究内容の例をいくつか挙げると、
「ウズラの発生と孵化」
「最終収量一定の法則は成り立つのか?」
「洗剤に含まれる酵素の失活について」
「外液の濃度によるプラナリアの再生への影響」
「卵を用いた人工透析に関わる実験」
などです。

生徒はそれぞれ興味を持つ分野から自分の研究内容を決め、その研究成果をまとめて発表しました。早い者では半年くらい前から実験に取り掛かり、何度も試行錯誤を繰り返して、また時には研究テーマを一から見直して、一定の結論にたどり着いています。また最近では、期末試験や受験勉強の合間を縫って、発表会に向けた原稿の準備に勤しむ姿が見られました。

ここ数年感じることですが、生徒達のPCを用いた発表技術の進歩には目を見張るものがあります。今年の生徒達も、PC原稿を含めた発表の出来栄えでは過去最高だったと思われます。

一方で、理科の学習内容の増加、学校の授業時間数の増加、情報の多様化と厖大化などのため、生徒自身が実際に生き物に向かい、実験や観察をする機会や時間をなかなか確保できていない現状も否めません。

今回の研究と発表が、大学進学後の研究や論文発表に生かされることを願いつつ、四半世紀を迎えた本校の「生物選択者課題研究発表会」が、次年度も生徒たちにとってより良き経験となるよう、私たちも知恵を絞っていきたいと考えています。



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