生物選択課題研究発表会

去る7月13日、答案返却日2日目の放課後、高校3年生による「生物選択者課題研究発表会」が実施されました。生物選択者が14のチームに分かれてテーマを決め、放課後を使って様々な実験や観察・調査を行い研究してきた成果を発表します。発表会に向けての準備は例年よりやや遅く、心配されましたが、それぞれの成果をパワーポイントのスライドにまとめあげ、礼拝堂での発表にこぎつけました。2つの発表を紹介します。

まずはじめの発表は「食虫植物における栄養摂取」です。
ハエトリソウとウツボカズラ実際に育てながら、様々な条件のもとで実験し、食虫植物がどのように栄養を摂取しているのかを調べていました。実験は多岐に渡りました。

例えば食虫植物に虫を与えず水だけを与えていると枯れてしまうことを実験から確かめます。このことから土壌の窒素やリンを吸収できないのではないかと考え、その根や維管束を実際の固体を使って調べます。そのはたらきが他の植物に比べ発達していないことをつきとめ、虫を食べることで窒素同化をしていることが分かります。
これらのことは、辞典を調べれば分かることかもしれませんが、自分たちの手で一つ一つ仮説を立てて丁寧に検証していく経験は今後の大学生活での財産になることでしょう。こうした基本的な実験を繰り返し、食虫植物の生態を分かりやすく解説してくれました。


次に「プラナリアの光走性と眼の形成」です。
これはプラナリアを頭と尾の部分に切り分け、尾の部分から脳や眼が再生していく様子の観察と、それに伴い元来持っている光に対する負の走性がどれくらいの時期に再生してくるのかを調べています。
この実験もよくある実験ですが、地道に自らの手で実験を進めていくことの難しさや大切さを身を持って実感することができたようです。


今年の発表はややオリジナリティには欠けていましたが、限られたスケジュールの中でよく実験をしていたようです。発表の手法に関しては年々分かりやすさを考えて発展しているように感じます。また、研究発表を見学していた5年生の生物選択者からも数多くの質問が寄せられ、関心の高さがうかがえました。高校3年生のみなさんお疲れさまでした。5年生は来年自分たちが発表する姿を思い描きながらテーマをしっかり考えていきましょう。



calendar

S M T W T F S
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
<< February 2020 >>
selected entries
categories
archives
profile
search this site.
others
mobile
qrcode