【連載】3・11を振り返る―本校の防災体制と情報発信を考える―(第10回)

10.3月12日・震災翌日(2)

 朝食を済ませた生徒たちに対して、学校から帰宅の方法が示されました。一つは「保
護者が学校まで迎えに来る」という方法、そしてもう一つは「生徒が一人で下校する」
という方法です。学校に宿泊した生徒の保護者には、KGM通信でそれらの方法のうち
一つを選んでいただき、再びKGM通信でその回答を求めました。
 12日の震災翌日も交通機関は乱れ、運行していない路線も少なからずありました。学
校は生徒それぞれに個別で対応し、生徒が学校を出た時点でKGM通信にてメール配信
をする措置をとりました。生徒の安全を第一に考えました。
 また「一人で下校する生徒」については、本校から金沢八景駅または追浜駅まで教員
が引率しました。下のKGMブログの記事ではその旨を伝えています。そして改めて12
日の学校の活動の中止の連絡を行っています。
 3月は学校行事が重なる時期です。12日(土)は転編入試験を予定していましたが、
これも実施せず、受験者の家庭に個別に連絡をいたしました。2011年度入学生に対する
入学前教育も中止となりました。また本校の吹奏楽部と鉄道研究会が参加する予定であ
った関東学院六浦幼稚園での「オープンひろば!!」も残念ながら中止となりました。






 緊急時の連絡は難しい側面がいくつかあります。特に多くの生徒を預かる学校におい
ては連絡する範囲の広さ、連絡する内容の多さなどと、また個別的な内容なのか、全体
的なのかなど、考慮しなければならないいくつかの面があります。
 今回、本校の情報発信の体制としては、「KGM通信」という通信システムが上手く
機能しました。KGM通信は保護者全体にも発信でき、また特定の保護者を個別に選択
して連絡することもできます。そして携帯電話からでもパソコンからでもアクセスでき
る環境が構築されていた点は、今回のような緊急時にはとりわけその有効性を発揮しま
した。KGM通信がなければ、繋がりにくい電話回線を利用し続ける以外に方法はなく、
またそのための時間も決して少なくありません。本校ではKGM通信というシステムを
早期に導入したため、保護者への緊急連絡の難しさを軽減させることができました。ま
た保護者もKGM通信の使用法に慣れていたこともあり、スムーズな連絡体制を上手く
機能させることができた言えるでしょう。

                               (以下第11回)


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