【連載】3・11を振り返る―本校の防災体制と情報発信を考える―(第8回)

8.3月11日・ブログでの情報発信(3)

 巨大地震の後のKGMブログの第3報は写真を掲載しました。携帯での電話・メール
が繋がりにくい状況なかで、容量の大きな画像を添付するかどうかの判断は難しい面が
ありました。しかしながら、生徒や学校のことを心配している保護者が多数いることも
考え、画像を添付し投稿することにしました。学校の様子を正確に伝えるため、視覚的
なもので情報を発信することが求められる場面でもありました。






 写真は、備蓄用の水とビスケットを生徒たちに配っている写真です。生徒たちは、不
安を抱えながらも比較的落ち着いた様子で学校に待機していました。
 上のブログは19時02分に発信されました。この時間になると、学校にいる生徒の保護
者の中には、帰宅が困難となり、子どもを迎えに来られない家庭もあるということが分
かってきました。首都圏では帰宅困難者のために施設の一部を開放したというニュース
も伝わってきました。首都圏の交通網は大きな混乱状態でありました。そしてこの次の
ブログ(地震後の第4報)では、保護者が学校に来られない場合、生徒が学校に泊まる
ための準備をしていることを20時54分に伝えています。
 一方のKGM通信も、21時33分に保護者・教職員に情報を発信しています。






 このKGM通信では、学校の状況をブログでも発信していることを伝えていますこの
後、KGMブログは21時46分、23時26分に更新されました。
 学校に泊まることになった生徒の食事については、おにぎりが「関学サービス」によ
って提供されました。また近隣にお住まいの方からもおにぎりやお菓子の差し入れもあ
りました。本当に感謝の限りです。心より御礼申し上げます。
 またこの日、最後に更新したブログでは、学校に泊まることになった生徒が118名で
あったことを伝えています。
 一方で、生徒たちもまた情報を必要としていました。家族や親類の安否確認に携帯電
話をずっと使い続けたのでしょう。夜になり携帯電話の充電容量の不足を訴える生徒が
多くいました。充電容量不足については、教職員の充電器を交替で使用させ、この対応
にあたりましたが、もし本校が停電状態であったならばそれも不可能となります。この
点については、我々も充分に考えなければならないことです。緊急災害時の電源の確保、
また必要な情報収集と情報発信のためのインターネット回線の重要性が明らかになりま
した。

                                (以下第9回)


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