3年総合学習『新聞を作ろう』 新聞博物館訪問

3年生の総合学習の講座『新聞を作ろう』。前期は少ない人数ながら、京都・奈良の研修
旅行の新聞を制作しました。後期の受講者も6名と少ないですが、より本格的な新聞を作
っていきたいと思います。そのためにも新聞作りの基礎をしっかり学んでおくことが大切
です。そこで、11月6日(水)の5限の授業終了後、みなとみらい線「日本大通り駅」の上
にあります『日本新聞博物館』を訪ねて、新聞作りのレクチャーを受けました。

本来はもっと大勢の団体でないとこの講座を受けることはできませんが、博物館の方々の
はからいで、特別に許可していただきました。
今回は、主に取材・記事作成・見出しのつけ方を勉強します。講師は元読売新聞記者の方
です。


まずは新聞の概要について教えていただきました。新聞をとっていない家庭も最近は多く、
新聞になじみのない生徒が増えています。1世帯あたりの発行部数は2007年に1.01部だった
ものが、現在は0.88部となっています。インターネットが行き渡り、携帯端末も普及した現
在、新聞は大きな岐路に立っているようです。それでも日本は世界3位の発行部数を誇り、
人口1000人あたりの発行部数は437部で世界第1位の「新聞大国」です。それを支えるのは日
本独特の宅配制度です。また、その正確さや信頼度の高さに加え、読みやすさも大切なポイ
ントです。レイアウトや見出しの工夫でニュースの重要度がひと目で分かったり、写真や表、
図版などを用いてデータを示すことは、テレビのニュースでは真似できない天です。独自の
発展を遂げた日本の新聞はネット社会の今後も主要なメディアであり続けるでしょう。


続いて新聞の作り方について学びました。新聞記者として大切な心構え3つ、1つ目は「時間
を守る」2つ目は「現場第一主義」3つ目は「徹底的に調べる」事です。そして記事にする際
には、何より読み手のことを念頭に置いて書くことを強調されていました。いわゆる「5W
1H」をしっかり入れること、重要なことから書いていく「逆三角形」、1つの文は短く、
文体を統一するなど、すべて読む人の立場で書くために考えられてきたことです。


そして、記事の内容以上に大切なのが見出しです。新聞はじっくり全てを読む人だけを想定し
ているわけではありません。多くに人は、忙しい時間の中で、自分に必要な記事を選び出して
読むのです。見出しは普通1行8〜10文字程度で2本見出し(2行)が多いです。その文字の
中に内容を集約し、読み手に選んでもらわなければなりません。また、大きさや文字装飾によ
って記事の重要度もわかります。見出しのつけ方で、新聞の印象が大きく変わってくるのです。
今回はこの見出しをつける作業に挑戦しました。
実際の新聞記事の見出し部分を消したものを配っていただき、記事を読んで見出しをつけてみ
ました。「川上哲治さん死去」や「JT、4工場を閉鎖」、「会葬の列に暴走AT車(が突っ
込んだ)」の3つの記事に見出しをつけました。短い言葉の中に大切な要素を盛り込んでいく
ことはとても難しく、生徒たちは何度もトライしていましたが、本物の見出しのようにはなか
なかなりませんでした。


わずか1時間の短い時間の中で、新聞を作るうえでの大切な心構えやちょっとした技術を教え
ていただくことができました。何より、これからの新聞作りに向けてぐっと背中を押してもら
ったような気がします。来週からさっそく企画会議や取材に入ります。生徒たちは、多くの人
に読んでもらえる新聞にしたいという気持ちが高まったようです。



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