『校報』第114号(ブログ版・その10) 活動の記録

活動の記録

 

中学ラグビー部

 

横浜市金沢区区民栄誉賞(2017太陽生命全国中学生ラグビー大会優勝での受賞)
  3年2組女子

 

 

神奈川県スポーツ優秀選手賞(2017太陽生命全国中学生ラグビー大会優勝での受賞)
  女子ラグビー部員5名

 

 

テニス部

 

平成29年度県私立中学校テニス選手権大会(ダブルス)
  11月26日〜12月10日
  ・1年生女子の部 準優勝 1年2組女子・1年5組女子


2018横浜ジュニアテニストーナメント(シングルス)
  1月4日〜1月14日・横浜市営コート
  ・高校生男子の部 本戦出場 
   ベスト8   5年5組男子
   ベスト32 5年1組男子

         4年2組男子
  ・高校生女子の部
   ベスト16 4年5組女子

 

 

中学野球部

 

金沢区秋季野球大会

  ・準優勝
  ・ベストナイン 2年2組男子

          2年5組男子

 

 

スキー部


5年2組男子


第53回関東高等学校スキー大会
  1月29日〜31日
  ・男子大回転競技 88位/147人中
  ・男子回転競技  55位/141人中

 

第67回全国高等学校スキー大会
  2月4日〜8日
  ・男子回転競技  95位/171人中

 

 

吹奏楽部


第23回定期演奏会
 来る2018年3月21日(水祝)に神奈川県立音楽堂において第23回定期演奏会を開催致します。今年も関東学院小学校ブラスバンドのみなさんをゲストに迎え、見て楽しい聴いて楽しいステージをご用意しております。入場無料ですので、どなたでもご来場くだ
さい。顧問、部員一同当日のご来場を心からお待ちしております。(吹奏楽部顧問)

 

関東学院六浦中学校・高等学校吹奏楽部第23回定期演奏会
日時 2018年3月21日(水祝)
   15時開演(14時30分開場)
   入場無料
場所 神奈川県立音楽堂
出演 関東学院六浦中学校・高等学校吹奏楽部 
   関東学院小学校ブラスバンド
曲目 樽谷雅徳:斐伊川に流るるクシナダ姫の涙
   星出尚志:ジャパニーズ・グラフィティXIX「ザ・ドリフターズ」メドレー 他

 

 

 

声楽

 

6年5組女子

 

第19回洗足学園ジュニア音楽コンクール
  ・高校生の部 最優秀賞
  ・グランプリ

 

 

 

書道


4年4組女子

 

第41回全国学生書写書道展
  ・席書の部 特別大賞

 

第32回全国学生書き初め展覧会
  ・毛筆の部 第32回展記念特別大賞


『校報』第114号(ブログ版・その9) 図書館の窓から その10

図書館の窓から その10

 

 ある日の昼休み。思い思いに好きな本を広げて憩いの時間を過ごす生徒。貸出業務に勤しむ生徒。放課後は自習に励む生徒もいて昼休みよりは幾分静けさが増す図書館。変わらないのはいつも生徒がいるということ。いつも学校の中心に図書館があり、生徒の学習を全力で支えることができますように。

(図書館長)

 

 

図書館の日常

 

 3学期の図書館の様子をご紹介致します。

 

《図書館》
 最近の新しい試みは、大きく3つあります。まずはテーブルに小さな書架を設けたことです。ホッと一息ついたところで、気軽に手に取ることができる本を揃えています。部活や面談までのちょっとした時間にどう過ごそうか悩んでいる生徒を多く見かけますし、勉強中の集中力が切れたときに、読む本を探している生徒も見かけます。そんな利用者に手に取ってもらえたら幸いです。……自分の時間の中に、「読書」の時間を入れましょう。まずは手に取ること。そこから読書体験は始まります。……そんな想いを込めて。


 次に、マンガコーナーの拡大と絵本コーナーの設置です。廃棄する机をリサイクルして設けました。以前と比べて、マンガの所蔵が明白になりましたし、絵本は面出しをすることによって眠っていた良本が目立つようになりました。なんといっても絵本は大人気です。これには驚きましたが、学年や性別問わず、手に取って読んでいます。絵本は幼少時代の読み物だと思われがちですが、絵本には絵本の役割があり、いくつになっても求められるものです。


 最後に図書館キャラクターの決定です。図書委員会の「図書館だより班」から企画運営係をつくり、キャラクターを2学期の間、募集しました。いくつか応募があるなかで、3学期に審査をして決定しました。審査員は、委員長・副委員長・図書館だより班長・企画運営係・司書教諭・学校司書です。
 キャラクターは、図書館だよりや館内掲示物、ポイントカードデザイン、ポイントカード景品グッズなどに使用します。名前はMOOKくんです。「関東学院六浦」の「六(6)」からきています。愛らしさが、かなり好評です。

 

《図書委員会》
 六浦祭が終了して少し落ち着いた図書委員会は、3学期に入り早くも次の活動へ取りかかりました。「のびのびのば園への出張」準備です。ここ何年か、毎年のびのびのば園にて、影絵紙芝居の上演や絵本の読み聞かせ、レクリエーションをしています。今年度は3月8日(木)の午後に行ってきます。
 1月より準備を進め、毎日お昼休みに集って準備をしています。影絵班は読み合わせをしながら園児向けに言葉を変換していき、読み聞かせ班は絵本や役決めをします。レク班は、何度も話し合いを重ね、「ジャングルゲーム」を企画しました。景品やお土産(影絵入りカレンダー)づくりは、全員が関わります。


 また、図書委員のビブリオバトル班は3月2日(金)に第2回ビブリオバトル大会を控えています。これは委員ではない生徒も観覧・参加可能です。第1回よりも規模が大きくなるため楽しみです。
 この他、3学期は図書館授業も多教科にわたって実施されました。聖書や理科、現代社会や美術、国語、地球市民講座、LHR、書道です。図書館は、利用されてはじめて生き生きとします。利用され、愛される図書館を目指していきます。
(司書教諭)


『校報』第114号(ブログ版・その8) 総合学習 地球市民講座

総合学習 地球市民講座

 

2年生

 

 

 2年生は来年度に、持続可能な社会の実現に向けた個人研究を進めていきます。そのため、3学期は地球規模での課題への理解を深め、さらに地球市民としての主体性を養う機会となりました。


 峪続可能な開発目標(SDGs)」についての理解
 地球規模での課題に取り組むには、「地球市民」の視点から物事を捉えていく必要があります。そのため、これまでに学んだ「地球市民」の理解の確認は欠かせません。さらに、貧困国とそうでない国の比較から捉える世界の現状や、MDGsを掲げていた時代からSDGsを掲げるに至った背景を学びました。これらのことから、地球規模での課題の本質を知り、持続可能な社会に向けてどのように行動すべきかが見えてきました。

 

◆崋分たちにも、世界は変えられる」という意識づけ
 私たち教員は、地球規模での課題やSDGsについての理解を深めるだけに終わらず、実際に行動にうつす人になって欲しいと願っています。
 ここでは『認定NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン』代表理事の中島氏に「中学生の自分たちにも世界は変えられる」というテーマのもと講演をして頂きました。「国内外の貧困や差別から子どもをFree(解放)にすること」と「『子どもには世界を変えられない』という考えから子どもをFree(解放)にすること」をミッションとし、カナダの12歳の少年が立ち上げた『FREE THE CHILDREN』から日本支部として設立された団体です。
 ご自身の体験から、児童労働に苦しむ子どもの現状や、団体の活動を説明して頂きました。日本の子どもの生活とかけ離れている実態に、生徒は驚くばかりでした。解決しなければいけない、という意識も出てきたことと思います。
 日本の中学生が行動を起こした例も挙げられており、些細な行動でも課題解決につながっているのだという気づきを与えてくださいました。授業後のアンケート内容をみても、心を動かされた生徒ばかりでした。

 

C狼綉模課題に向けた主体的な関わり方を学ぶ
 2年生最後のプログラムでは、世界の飢餓の撲滅に取り組むとともに、国連WFPの活動を支援するユース団体「ユース ボランティアセンター ジャパン」の講演を行いました。 
 実は、本校卒業生が立ち上げた団体で、現在既にSDGsのテーマの一つに取り組んでいるのです。歳が近い上に「先輩」という身近な存在がお話してくれ、かつ地球規模での課題の解決に向けて実際に活動しているとなれば、心を打たれたこと間違いありません。

 

 

3年生

 

 

 3年生は、後期受講者が2月21日の代表者発表をもって、講座を終えました。
 冬休み前から文献検索にあたりました。根拠文献を見つけても、不十分だとわかると再検索をします。
 こうしてようやく結論が出るまでになると、ゼミ内で発表しました。世界の諸問題はいくつもあり、ゼミの中でもそれぞれが、色んな問題の解決を、探っています。代表者発表もそうですが、他者の調べたことや考えたことを、この時はじめて見聞きするため、知識や理解が深まるだけでなく、他者の調べ方や考え方、発表のしかたまでが新鮮な情報として自分に入ってきます。自分の知識や考え、探求方法が、再構築される瞬間が自分でわかるため、生徒にとっては充実した体験になったはずです。
 また、問題はいくつかあれど、実は問題同士がつながっていることに気付いた生徒もいるのではないでしょうか。地球規模での課題の解決を図るための大事なヒントです。今後も「探究」を深め、解決に向けて動いていってほしいと思います。   
 

(司書教諭)


『校報』第114号(ブログ版・その7) アラスカ研修

アラスカ研修

 

 

 将来理系分野で活躍する人材を育成するための入門として、アラスカ研修が行われています。3回目となる今回は、是非オーロラを観たいと思っている11名の生徒(3年生7名、4年生4名でこのうち5名が女子生徒)が参加し、7日間の旅程で行われました。
 事前学習は、11月25日に成蹊大学の藤原均先生に来校していただき、オーロラ発生のしくみやオーロラを光らせるために必要な要素、オーロラの色の違いなどについて話していただきました。また12月20日には、立川にある国立極地研究所の南極・北極科学館を訪れ、南極で行われている観測活動の様子や南極観測の歴史、オーロラバンドなどに関して学びました。1月13日には最終説明会が行われ、出発前の諸注意の他、オーロラ写真の撮り方や極寒地でのカメラの扱い方などに関するレクチャーを受けました。
 1月28日(日)成田発17時30分発の便に乗り、約8時間でシアトルに到着後、さらに飛行機を乗り継いでフェアバンクスに到着しました。現地の気温は-25℃で、さほど寒くはないとのことでした。空港ロビーで、予約してあった防寒着を受け取り、バスでチェナに向けて出発です。途中で大きなスーパーマーケットに立ち寄り、水やお菓子などを買い込みました。
 本日から3日間はチェナホットスプリングスソートに宿泊して、オーロラを観測します。このホテルには日本人スタッフが数名いらっしゃり、初日の夕飯後に、この辺りの地形やライフラインなどに関しての話を伺いました。

 午後11時過ぎ、オーロラを観測するために、防寒着を身につけ、撮影用の機材を持ってアクティビティセンターに集合しました。今晩のオーロラレベルは3で、観測できる確率は約50%です。多少雲がかかっていましたが、約1時間後に北の空からオーロラが発生しました。初めは白くぼんやりとした雲にしか見えません。早速写真を撮ってみると、雲のように見えたものが、緑色の輝きに写っており、初日からオーロラを観られたので、みんなとても満足しました。
 2日目は遅めのブランチを取ってから犬ぞりを体験しました。そりを引くのはアラスカンハスキーなどで、約70頭の犬が敷地内で飼われており、その中から13〜14頭の犬が選ばれます。犬ぞりのスピードは意外に速く、雪景色が流れるように見えて美しかったです。その後、アイスミュージアムを見学し、午後は温泉に入ったりしました。夜は雪上車で約15分登った丘の上でオーロラの出現を待ちました。モンゴル等にあるようなゲルに似たテントの中で、ひたすらオーロラの出現を待ちました。夜空に月は出ていましたが、曇っており、なかなかオーロラは現れません。テントの外でオーロラの出現を待っていた方が、オーロラが見えそうだと教えてくださったので、外に出てみましたが、雲と見分けがつかないほどの弱いオーロラしか見られず、とても残念でした。約3時間テントの中で暖かい飲み物などをいただきながら待ちましたが、ほとんど観測できませんでした。
 3日目はブランチを取った後、チェナ温泉で行われている地熱発電装置や温泉のお湯を使っての野菜栽培の様子などを見学しました。ここで作っている電気は、この周辺の家にも送られているそうです。この夜は今までで最高のオーロラと月食を観ることができました。
 4日目、チェナを出発してフェアバンクスに向かいました。その途中でパイプラインを見学後、アラスカ大学で講義を受けました。講師はオーロラ研究の第一人者であり、長野県出身でアラスカ大学名誉教授の赤祖父俊一先生でした。オーロラ発生のしくみについて、太陽の活動周期と関連させて説明していただいたり、地球の温暖化に関しての持論を伺ったりしました。オーロラ研究のきっかけが、幼い頃にお母さまが歌っていた「さすらいの唄」の歌詞の中に「オーロラ(北極光)」が出てきて興味を持ったこと、であるという話が印象的でした。その後、北方博物館に立ち寄ってアラスカの歴史や野生動物の種類・生態などについて学びました。
 夜はレストランで分厚いステーキを食べた後、郊外にある「オーロラハウス」で北端幸喜氏に指導していただき、オーロラを撮影したり、集合写真を撮っていただいたりしました。
 翌日はアンカレッジ経由でシアトルに向かいました。シアトルでは久し振りに雪のない街並みを見て、新鮮な感じがしました。シアトルで1泊した後、12時20分発の便に搭乗して、定刻通りに成田空港に到着しました。
 今年は1月23日にアラスカの南岸で地震が発生し、その影響が心配されましたが、予定通り研修を行うことができました。また、4日間ともオーロラを観測できたのはとても幸運だったと思います。オーロラ観測によって自然に関しての興味が深まったことを期待しています。
 またこの研修ではオーロラ観測だけでなく、マナーについても学んだと思います。アラスカでは色々な場面でthank you、sorry などの相手を思いやる言葉を聞いたり使ったりしましたし、女性や目上の方々に道を譲るなどのマナーも経験しました。この経験を生かして、日本でも相手を思いやる優しい態度を忘れないでほしいと思います。

(引率教員)

 


アラスカ研修感想文
 アラスカは私にとって、とても良い経験になりました。初めは友人に誘われ、「オーロラいいな。」と思って研修に参加したのですが、7日間で色々なことを学ぶことができたので、参加してよかったと思いました。
 オーロラを初めて観測したとき、すぐには見られないと思っていましたが、すぐに緑色のものが上空に出てきたので、早速カメラを構えて撮影しました。そしてオーロラの崩壊を待ちましたが、私たちが見ていたのとは逆の方向からカーテン状にオーロラが広がってきたのにはとても驚きました。
 オーロラを撮影するためにカメラのシャッターを押したのになぜか全く反応せず、オロオロしていたとき、外国人の方がやって来て「どんな感じですか。」と話しかけられました。私が「ノーシャッター」とシャッターが切れないことを必死で伝えると、その方が私のカメラの設定をしてくださいました。本当に感謝です。シャッターを切ると、とてもきれいなオーロラが写っていて本当にびっくりしました。そしてこの設定を絶対に変えないようにしようと決めました。
 2日目はキャタピラー雪上車に乗って丘の頂上まで行き、オーロラを観測しました。丘に着くまでの間はガタガタをとても揺れましたが、大半の人が雪上車の中で寝ているのを見て、こんなに揺れるのにどうして寝られるのだろうと思いました。約15分で頂上に着きました。頂上にはテントがあってその中でオーロラが出るのを待ちました。しかし外は曇ったままでなかなか晴れてくれません。弱いオーロラが出ましたが、雲が邪魔でなかなか撮れません。ちょうど小腹が減ってきたので、テントの中でカップラーメンを食べました。その後もしばらく待ったのですが、結局ずっと曇ったままで、きれいなオーロラを見ることはできませんでした。
 3日目は1日目と同様にチェナ温泉の中庭で観測しました。この夜は、今までで最も大きなオーロラが出てきました。その場に男子たちがいなかったので、呼んで来てオーロラの撮影をしました。目の前でオーロラがどんどん大きくなっていくのを見て、やはりオーロラはすごいと思いました。
 最後のオーロラ観測は、フェアバンクス市内の高台で、街を見渡すことができるところにある家で行いました。3日目ほどではありませんでしたが、オーロラが2層、3層と出てきてくれたので嬉しかったです。
 オーロラ以外では犬ぞり体験が印象に残りました。1台に4人ずつ乗るので、私は順番を待っている間に犬たちの撮影をしていました。撮影しているとき、私はずっとにおいを嗅がれていました。そして私たちの順番が来て、犬ぞりに乗りました。犬たちが走り出すと、地面をじかに感じるようになります。また、景色がどんどん変わっていくのが新鮮でした。1周してそりを降りた後、子犬がいたので少し遊んでみました。子犬の口に指を入れていたら、すごく噛んできたので、甘噛みでしたがとても痛かったです。この辺りの子供たちは犬ぞりを使って学校に行くと聞き、「いいな」と思いました。

 アラスカ大学に行く途中でアラスカ石油のパイプラインを見学しました。パイプラインは思ったより大分大きかったし、日本の技術が入っていると知って驚きました。そして次にアラスカ大学の地球物理研究所に行きました。外国人の教授が講義をしてくださると思っていましたが、今回は幸い日本人の先生が、オーロラがどのように出るかなどを話してくださいました。
 今回の研修では、こんなに多くのことができると思っていなかったので、とても楽しかったです。
(3年5組 女子)

 


『校報』第114号(ブログ版・その6) セブ島英語研修

セブ島英語研修

 

 

 1月28日(日)から2月4日(日)の日程でセブ島英語研修に行ってきました。参加者は生徒14名、保護者1名、引率1名の合計16名の参加でした。この研修では英語学校での5日間の英語学習とセブ市内での1日のボランティアを行いました。
 1日目は12時に成田空港に集合して、14時20分発の飛行機でセブ・マクタン空港に向かいました。初めて飛行機に乗る生徒もいましたが4時間のフライトを無事に終え、マクタン空港に到着しました。その後、バスに乗り換え英語学校には現地時間の21時頃に到着しました。ちなみに、日本との時差は1時間です。到着後、学校で必要となる個人写真の撮影と簡単な説明を受け長い1日が終わりました。
 2日目の午前中はオリエンテーションとクラス分けテストでした。クラス分けテストはTOEIC形式の試験でこの試験の結果を受けて、10段階のレベルから現在の自分のレベルが判定され、翌日からの個別時間割が決まります。午後は大きなスーパーに買い物に行きました。日本では目にすることのできない物も多くあり、日本に比べて物価も安いのでみんなびっくりしていました。一番驚いたことはレジの回転率の悪さです。やはり、日本の従業員は優秀だと感じました。夜にはウェルカムパーティーが行われました。私達以外にも日本、台湾、中国から留学に来た40人ほどでゲームなどをして親睦を図ることができました。
 3日目からは授業が始まりました。授業は1コマ50分で1日8コマあります。この授業を午前・午後に分けて4コマずつ行います。その内、6コマはマンツーマン、2コマはグループの授業になります。グループ授業の内容はプレゼンテーションとディベートなので授業では1日中英語を喋り続けることになります。授業に加えて宿題も出されるので生徒達は夜も勉強に励んでいました。
 5日目は授業の中でこれまでの成果を測るポストテストを行いました。試験の結果は翌日の卒業式で受け取りました。この頃には生徒も大分慣れてきて先生と笑顔で会話している様子が多く見受けられるようになってきました。
 6日目の最後の授業は卒業式でした。学校の生徒、先生がカフェテリアに集まり卒業する生徒一人ひとりがスピーチを行い、卒業証書を受け取りました。スピーチの後には先生方が作ってくれたサプライズの動画が流されて、これまでの学校での日々を振り返ることができました。先生方は非常に明るく、親切で卒業式の後には生徒達は皆お世話になった先生方と記念写真を撮っていました。
 7日目はセブ島市内にある「DAEEDEMO HERO」という施設を訪問して、現地の子供達と交流を図りました。この施設では貧困層のなかでもぎりぎり学校に通うことの出来る子供にしっかりとした学習環境の提供や生活面での支援を行なっています。最初にこの団体の代表を務める山中博さんの講話を聞きました。ものすごい情熱と具体的なビジョンを持っており、生徒達は終始圧倒されっぱなしでした。中々聞くことができない内容の話で生徒達にとって良い刺激になりました。その後は施設の生徒(小学生)と一緒に昼食をとって簡単なゲームなどをして交流を図りました。この施設の生徒は日本語も勉強しているので私達は英語で、現地の生徒は日本語を使ってコミュニケーションを取りながらゲームを楽しみました。最後に、現地の生徒達が実際に生活している場所を見学に行きました。実際に目にする光景は日本とはあまりにもかけ離れており、自分たちがどれ程恵まれているか実感することができました。
 最終日は朝5時半に集合し空港に向かいました。問題なくチェックインを済ませて免税店でお土産を見ましたがスーパーの価格よりも4倍ほど高くあまり購入できませんでした。8時発の飛行機に乗り13時頃に成田に無事帰国しました。
 今回のセブ島英語研修を通して、生徒たちは英語だけではなく実際にフィリピンの様々な面を目にすることで多くのことを学ぶことができました。この経験を今後の人生でも生かしてもらえればと思います。

(引率教員)

 


『校報』第114号(ブログ版・その5) スキー・スノーボードスクール

スキー・スノーボードスクール

 

 

 私は2月1日から4日までの4日間に渡り、山形県にある蔵王温泉にてスキー・スノーボードスクールに参加しました。1年生から6年生までの100人の生徒が参加する中、なんと6年生は私一人だけでした。蔵王のゲレンデに積もる天然の雪はこれまでに行ったことのあるスキー場の中でも一番と言っても過言ではないくらい素晴らしかったです。また、今回の研修は天候にも恵まれ、研修の4日間全てが快晴でした。この時期に晴天が続くのはすごいことだ、と宿の方もおっしゃっていました。私が参加したのは今年で2回目であり、沢山のコースに挑戦できる1班を選択しました。難易度の高い1班の講習に追いつけるか、という不安がありました。しかし、何とかついていくことができ、4日間難易度の高いコースに挑戦し、1班の班長としてしっかりと義務を果たせたと同時に、技術も向上したと思います。講習が終わると自由滑走の時間があり、講習とは違う形で蔵王の雪を全身で感じることが出来ました。ナイトスキーは日が出ているときのスキーとは違い、なかなか体験できないので、新鮮に感じられ、とても楽しかったです。ホテルで出される料理の数々は、どれも美味しいものばかりで、講習で疲労が溜まった私たちの体を温めてくれました。この4日間では様々な人が協力してくださり、たくさんの友人に囲まれた素晴らしい充実した4日間を過ごすことができました。また機会があれば是非蔵王温泉に行きたいです。(6年1組 男子)


 今年も、2月1日〜4日の入試期間中に、山形県蔵王温泉スキー場で3泊4日のスキー・スノーボードスクールが開講されました。
 出発当日、参加生徒100名は東京駅の動輪の広場前に集合し、予定の時刻を待たずして出発しました。生徒たちは移り変わる車窓の景色に胸を躍らせながら、新幹線車内での時間を楽しんでいました。かみのやま温泉駅で下車した後、蔵王温泉スキー場までバスで移動しました。こちらのスキー場は、初心者から上級者まで幅広く楽しむことができ、雪質は抜群で上質なパウダースノーと雄大なパノラマの景色を堪能することができます。宿泊場所は昨年からお世話になっている、「ホテル樹林」です。絶好のウインタースポーツ日和で、地元の方も驚くほどの晴天でした。開校式後は、初心者と経験者に分かれ、初心者は早速板を担ぎ、平らな場所で板を履くところから始めました。初めてスノーブーツを履き、板の上であたふたしている生徒たちも、インストラクターの方々の指導の下、すぐに上達していきました。経験者のグループは、移動の疲れも見せずに、久々のスキーやスノーボードを楽しんでいました。
 2日目は、講習・フリー滑走と各々練習をし、少しでも滑ることができるようにと努力していました。講習後のフリー滑走では学んだことを活かし、友人と楽しく滑っていました。夕食後は、ナイタースキーを実施しました。ナイタースキーでは、初心者を含む多くの生徒が参加しました。真っ暗な周囲の山々の中に照明で浮かび上がるゲレンデ、冷え切った空気と静けさが相まって、日中とは異なる雰囲気で滑ることのできた生徒たちは大満足の様子でした。
 3日目は、標高の高いゲレンデにチャレンジしたグループが多かったようです。見たことのない真っ白な森林の中で、幻想的な景色に心を打たれていた様子でした。講習の成果を発揮しようと懸命に滑っている姿は一段とたくましく見えました。下山の際には、練習の成果を発揮しようと積極的に教わったことを試しながら滑っていました。そして、多くの生徒が講習を終えても、部屋には戻らず、時間いっぱいまで練習していました。夜は、ゲレンデを光で彩る「千人松明滑走」が行われました。ライトや発炎筒を手にスキーヤーが光の軌跡を描き出していました。色とりどりの光が連なった滑走を、生徒たちは友人同士で楽しんで見ていました。
 最終日は、お世話になった宿に別れを告げ、帰路につきました。
 このスキー・スノーボードスクールを通して、生徒たちは目標に到達した際の喜びや達成感など多くのことを感じ、学んだのではないかと思います。この経験をこれからの学校生活にも活かしてほしいと願います。最後になりましたが、多方面においてご支援いだいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
(引率教員)

 


『校報』第114号(ブログ版・その4) 京都・奈良研修

京都・奈良研修

 

 

 「そうだ京都、行こう」
 テレビや駅で見かけるこのJR東海のキャッチコピー、知らない人はいないのではないでしょうか。「私のお気に入り」という曲と共に映し出される京都の美しい名所は、見ているだけで旅行気分にさせてくれます。平安京遷都から1200年にあたる1994年に記念事業の宣伝として作られたCMですが、放送開始から20年近く経ってもその言葉の新鮮さは失われていません。「そうだ京都、行こう」という言葉には、思い立ったら京都は結構近い場所にあるという意味が込められているそうです。
 2017年度より「京都・奈良研修」が大きくその姿を変えることとなりました。3年生で行われていた全員参加型研修から希望者参加型の個人研修となったのです。その目的は、間近にせまる学校教育改革に伴い新しい学力観、アクティブラーニングを主体とした学びの質が変わりますが、その一つ「学びに向かう力(主体性)」を育むプログラムとするために生徒主体での研修とするものです。何よりも大きな変更は研修プログラムにあります。研修目的、旅の行程、見学場所全てを生徒自身で決めてゆきます。参加する生徒全員の中で話し合いを行い、まずは拠点となる宿泊場所を決定し、グループで行動する方が良いと考える場所と時間を決め、それに合わせて各自がスケジュールを立ててゆくのです。今年度は3年生11名が参加してくれましたが、暑さ厳しい8月のうちから計画を立て、出発までの4カ月8回にわたり事前計画を行いました。宿泊場所は全て京都とし、奈良へは日帰りで、期間中には、体験学習や説法体験を入れることにしました。そして12月の下旬、寒さが本格的になってきた年末いよいよ出発です。


12月22日(金)晴れ
 2学期終業式を迎えた翌日の朝、新横浜に期待と不安を胸に生徒たちは集合しました。京都までは2時間30分、あっという間の到着です。まずは荷物を預けるため宿泊場所に向かいました。今回お世話になった旅館は「さと茂旅館」。京都駅の目の前に位置し、京都タワーのすぐ隣ともあって絶好の拠点になってくれそうです。そして早速行動開始。1人で行動するもの、グループで行動するもの、自分たちの計画に従って見学地に散っていきます。しかし、予想していた以上に京都は広いと感じたことでしょう。なかなか予定通りに見学することはできなかったようです。広い京都にたった11人です。巡回する教員もスケジュール通りに行かない生徒たちを見つけることはほぼ不可能。生徒たちに任せるしかありませんでした。


12月23日(土)晴れ
 事前計画での話し合いの中で、この日は体験学習を含む研修日と決めました。彼等が選んだ体験は「念珠作り」と「和菓子作り」。念珠とは腕に付ける数珠で、自分で選んだカラフルな石を繋げて数珠を作って行きます。家族に上げるつもりで作っていたにもかかわらず、出来生えの良さに自分のものにしようとした生徒もいたようです。そして、「和菓子作り体験」では、練りきりの手法で本格的な和菓子作りに挑戦しました。職人さんの作業を見様見真似で作った和菓子は、形こそいびつでしたが、味は本物でした。その後、各自のスケジュールに従って行動しましたが、昨日の反省を活かし、交通機関を駆使して見学していたようです。冬の京都は修学旅行の学生が少なく見学しやすいのですが、その代りに外国人観光客の多さに驚きました。


12月24日(日)晴れ
 この日はクリスマスイブです。さすがの古都もクリスマスで大賑わいでした。あちらこちらでサンタクロースが歩き周り、繁華街はイルミネーションで彩られていました。この日は奈良見学に行くグループと京都グループとに別れて行動しました。奈良公園の鹿と戯れることを期待していた生徒も多く、今回の研修目的の一つが叶ったようです。電車を乗り継ぎ法隆寺や薬師寺まで足を延ばした生徒もいました。

 そして夜のこと、ある生徒が思いついて自主的にクリスマスケーキを皆のために買ってきてくれました。そこで、急遽ささやかなパーティーを行いました。ツリーや電飾は無いものの、ここまで一緒に取り組んできた仲間たちと過ごしたクリスマスは、特別だったのではないでしょうか。


12月25日(月)雨後曇り
 クリスマスの日。そして研修も最終日です。この日は事前計画通り全員で行動することにし、嵐山散策を中心とした研修を行いました。天龍寺では特別に法堂の拝観が許され、八方睨みの雲竜図に睨まれながら、お坊様による説法を聞くことができました。毎日学校に行けて、食事が出てきて、布団で寝られて、好きなことができることは当たり前なことではない、「無常」の教えは生徒の心に強く響いたのではないでしょうか。そして3泊4日に渡った実地研修もいよいよ終わりです。4日間歩きに歩いた疲れと、全ての行程を終えることができた充実感と、カバンいっぱいのお土産を持って家路に着きました。

 

 しかし、今回の研修はこれで終わりではありません。この後、自分たちが調べたことを発表しなければなりません。以下は2月19日(月)に行われた発表会の研究テーマ題目です。
 「京都の寺について」
 「建造物と町の作り」
 「 小説『青い月の夜、もう一度彼女に恋をする』の舞台を訪ねて」
 「建造物と人々」
 「京都・奈良について」
 「京都の魅力」
 「京都の世界遺産」
 「京都のキリスト教の歴史」
 「古くからの建物の歴史を知る」
 「神社と寺の違いについて」
 「旅行したい場所第1位だった京都の人気はなぜ落ちたのか」
 生徒たちの発表には、行った者だけが分かる実感と感動が伴っており、笑いと新しい発見に満ちていました。この研修発表こそが、本校の新しい「学び」の正しさを証明してくれたことを強く感じさせるものでした。

 

 「そうだ京都、行こう」
 全ての学びの原点は、自分の内から沸き起こる興味・関心を持つ純粋さとそこに向ける情熱だと考えます。「そうだ」と言う言葉から何かに気づき、「行こう」という言葉から行ってみよう、やってみようという主体的な姿勢を問うものです。CMを見る人の学びに向かう姿勢を刺激するからこそ、いつまでも響くキャッチフレーズなのではないでしょうか。そして最近このキャッチコピーがリニューアルされました。
 「そうだ京都は、今だ」
 3年生以上なら誰でも何度でも参加できる行事ですから、ぜひ来年度は多くの生徒に参加して欲しいと願っております。
 最後に、この研修に協力してくださいました京都・奈良の寺社、並びに関係施設の方々、またご賛同頂きました多くの保護者の皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。

 

(引率教員)

 


『校報』第114号(ブログ版・その3) カンボジア・サービス・ラーニング

カンボジア・サービス・ラーニング

 

 

 師走の22日〜28日の日程で『第4回カンボジアサービスラーニング』が開催された。
 今回の研修のスローガンは、「交流を通じて、カンボジアの子供達を笑顔にし、同時に日本とカンボジアの豊かさのちがいについて学ぶ機会を持とう」ということに決定した。
 私は、生徒たちが「いかに主体的に取り組み、自分自身の感性の中で何を感じ取れるか」というテーマを掲げ、一歩引いた立場から生徒の活動を見守ることにした。


1.中学校での授業(最初の授業は現地の中学校で行った。)
 案内された中学校の教室に行くと、現地の子供たちは合掌し、立ち上がって迎え入れてくれた。授業を受けることへの喜びに溢れ、自主的・主体的に受け入れて学ぼうとする現地の子供たちの姿勢には、日本が豊かさの中でいつの間にか忘れてしまった何か、また忘れてはならない何かが溢れているように感じ、改めて学ぶ姿勢の大切さを痛感したのである。
 現地の子供たちは、お揃いの制服を身に纏いこれから始まる授業に期待を膨らませている様子。
 一方、本校の生徒はその雰囲気に一瞬たじろぎ、言葉の壁に対する恐怖からか『誰が第一声を話すか』と教卓付近で譲り合っている始末。私は一瞬自分が前に出てコントロールすべきかと悩んだが、生徒たちの貴重な経験を奪ってはいけないと思い返し、再び教室の後方に陣取り撮影に専念することにした。
 本校の子供たちは、自信なさそうな小さな声で「チョムリアップスオー」と挨拶し、自己紹介を始めたが現地の子供たちには聞こえておらず、ますます緊張が増幅されていき、本校の生徒たちは緊張で顔をこわばらせていた。そうは言っても授業は進めなければならないのは事実、2教室に分かれて説明のために用意した図入りの模造紙を使って身振り手振りで説明を始めた。必死に伝えようと頑張っており、現地の生徒もその思いに応えようと作業をはじめる姿には感動を覚えた。「真心をもって伝える」とは、まさにこのことであるように思えたのである。そこには、『教える側と教わる側の良い関係』があり、伝える側も教わる側も互いに一つの学びに主体的に取り組むことで大きな力を生み出す素晴らしさを再確認したものである。


2.SATO JAPAN CENTER
 昼食を挟んで、午後はSATO JAPAN CENTERで授業を実施した。
 この施設は、毎回コーディネイトして頂いている佐藤先生が開設されている施設で、『塾』のような『学童施設』のような場所である。この地域は、カンボジアの原風景が残っており、道は整備されておらず、道の周りに簡易的に建てられたお店が連なっているようなところであった。この地域の人の多くは裸足で生活しており、プノンペンのホテル近くでは想像もできないほどの『田舎』であり、大きな経済格差を感じた。
 2時半頃から研修をさせていただく予定だったが、予想よりも早く子供たちが集まってきた。
 生徒たちは、授業の準備を終えると外から興味津々で中を覗き込む幼い子供達と『追いかけっこ』を始め、世界共通の遊びと子供たち特有のスキンシップを楽しんでいた。幼い子供たちの猛烈なアプローチに最後は本校の生徒も疲弊してしまったが、一言「子供はホント元気だわ〜」とつぶやいている本校の生徒の発言に思わず笑ってしまったのは紛れもない事実である。
 2時過ぎ、佐藤先生の呼びかけで、少し時間を早めて研修授業をスタートした。
 入口にたくさん集まっていた子供のうち、カードを持っていつも通っている子供だけ室内に入れるのだが、本校の生徒の「かわいそうだから、入れてもいいのでは」という一瞬の感情に流された発言に対し、現地のスタッフや佐藤先生が「NO」だと言い、「それをやってしまうと秩序がなくなる」「ただかわいそうだという思いだけで行動してしまうと、何の努力もしなくなる」という深い言葉に考えを改めさせられた。
 研修授業は、午前の中学校での経験を生かしてきちんと挨拶をし、身振り手振りで塗り絵と自由お絵かきの2枚をラミネートして下敷きを作成する工程について説明し、一緒に作品を作るなど自信をもって接していた。経験は人を育てるというが、こんなにも即効性があるのかと驚いたものである。
 さらに、約40人の子供たちが順次入室してくる中に制服を着た5人の中学生がいた。幼い子供たちと同じように作業をし、帰る際には佐藤先生や我々大人に対し、改めて近寄ってきて合掌し笑顔で頭を下げて感謝の気持ちを表していた。この中学生は誰から言われた訳でもなく、自主的にその行動をしていたのである。
 教育の本質は何かと問われるとそれぞれ意見は分かれてしまうと思うが、教育の基礎となる躾において大切なものは何かと問われたとき、「ハイという素直な気持ち、ありがとうという感謝の心」と答える人は多いと考える。カンボジアにはその素直さと感謝の心があり、積極性と笑顔、些細なことへの感謝の気持ちを忘れない子供たちから多くのことを学び、考えさせられた。

 

3.小学校での運動会サポートと研修授業(糸電話実験)
 1日移動とプノムダ遺跡巡りと更に貧困問題を抱える地域の子供たちとの交流を挟んだのち、TAKEOの小学校を訪問した。この小学校には、佐藤先生の寄付によって建てられた校舎や本校からも扇風機や卓球台などの寄付した品があり、大切に使っていただけている様子であった。
 今回新しく、パソコン購入資金として献金を集め現地で購入したものもカバーを掛けて教員室に置かれていた。
 午前中は現地小学生の運動会の手伝いをさせていただくことになった。佐藤先生は「最初は何もできずに大変だった。先生たちも当初は丸投げ状態で職員室で休んでいた程。一緒になってやらないなら“もう来ない”と怒るところから始めたんだ」と熱っぽく話をされていた。
 実はやる気満々でホイッスルまでカバンに潜ませていた私、冒頭にも掲げた自分自身のテーマを前のめりの気持ちの中で一瞬見失いかけていた。しかし、佐藤先生の言葉と本校の生徒たちが現地の先生やスタッフと一緒になって準備する姿に自分の役割を再認識し、再び撮影に回り一歩引いたところから見守ることにした。
 先ずは整列、先生の指示に従ってすぐに並び終え、掛け声とともに整頓。実に素晴らしい光景であった。現代の日本では、兵隊式と揶揄されきちんと整列させることさえ難しいご時世、規律と統制のとれた整頓に私自身、兵隊式と揶揄されるような悪いイメージは見いだせず、むしろ現代の日本人にも体験させるべき何かがあるように感じたものである。
 整列した現地の小学生を前に本校の生徒が自己紹介、それに対し現地の先生の掛け声で大きな声で挨拶をする小学生。学校の先生もまたこの数年で育てられ、成長した姿を佐藤先生に披露しているようでもあった。
 運動会がスタート。紐で囲われた競技エリアを現地の子供たちが陣取り、先ずはお手本として本校生徒が模範演技。ゴールした際には自然と拍手が起こり、飛び跳ねながら自分の出番を待つ子やついつい遊んでしまう子など世界共通の子供の状況がありつつ、和やかなムードで会が進行していった。
 1番になった子を景品渡し場所まで連れて行く生徒、二人三脚の為に脚を結ぶ生徒、それぞれが自分の持ち場を見つけ、とても良い学びを与えていただいていた。
 運動会が終わり、午後に来る生徒との入れ替わりの為に片付けをしていると校庭で泣いている子が1人、その子を心配して囲う数人の友達がいた。最初は何故泣いているのか分からなかったが、みんなに参加賞として配ったノートとボールペンを貰えなかったことが悲しくて泣いていたとのこと。それを見た本校の生徒は必死に問題解決しようと動き回り、自分自身が渡されたノートとペンを渡そうとしていた。結果的には予備に確保しておいたノートとペンを渡したのだが、泣いてしまう子供の純粋さに心動かされたのと同時に、必死に問題解決しようと動き回る本校生徒の姿に温かい気持ちになり、生きた教育の姿に感動すら覚えたエピソードでもある。
 暫しの休憩を挟んで、後半は教室を使って糸電話の実験授業を行った。
 前日の夜、昨年まで本校に留学していたムーニー(男子生徒:現地の高校3年生)とソックリン(女子学生:現地の大学1年生)と入念に打ち合わせをし、日本で準備していた説明用の模造紙に書いてきたクメール語が全く意味を成していないことを知り、一緒に通訳してもらいながら授業を進めることを確認、本校生徒が説明、留学生が通訳、現地の先生が生徒と一緒に反応する。素晴らしい連携で授業をスタートした。
 2人1組で糸電話を作り、現地の先生も一緒になって楽しみながら実験する姿は、本当に楽しそうであり、本校の生徒も実は実験そのものを楽しみながらやっていたのも事実。和気藹々とあっという間に時間が過ぎていった。その後、クリスマス会ではクメール語を使ってクリスマスの説明、現地の子供たちも分かっている様子だったが、必死にクメール語で説明する本校生徒の気持ちに応えようと拍手で応えており、和やかな良い時間を与えられた。
 今回の研修授業を通じ、本校の生徒は多くの学びを得ることができ体験から大きな成長を与えられたと感じた。サービスラーニング、まさにこの言葉がこの研修の主旨。改めて多くの生徒に参加してほしいと願い、経済成長著しい5年後・10年後のカンボジアがどのように発展し、この研修がどのような形になっているかも気になるものである。
 ふと振り返り、5年後・10年後の日本、また関東学院六浦にも明るい展望があるよう一日一日を確実に歩まなければならないと思い、教育に携わる上で忘れてはならない部分を再認識する研修であった。

 

(引率教員)


『校報』第114号(ブログ版・その2) クリスマス諸行事報告

クリスマス諸行事報告 

 

 

「人になれ 奉仕せよ」

 私たち関東学院に集うものが、生涯心にとめるこの校訓の「人」とは、「イエス・キリストの生き方に倣う人」をいいます。イエスの誕生を祝うクリスマス。六浦中高のクリスマス諸行事は、あらためて自分の生き方をみつめる、大切なひとときです。

 

 

○アドベント礼拝

 本年度の「アドベント礼拝」は、11月30日(中学)・12月1日(高校)に、朝の礼拝時、礼拝堂で執り行いました。
 例年、このアドベント礼拝を機に、クリスマスの準備がはじまります。本年も、YMCAのみなさんとクリスマス礼拝ボランティアスタッフ(ヘルパー)のみなさんが設置・飾り付けをしてくれたクリスマスツリー等に灯りが点され、各パートの準備もスタートしました。


○クリスマス賛美礼拝
 12月9日(土)、クリスマス賛美礼拝を執り行いました。本年度も礼拝とゴスペル演奏の二部構成としました。

 吃瑤領蘿劼任蓮伊藤宗教主任から、ヨハネの手紙 4章9節「神は、独り子を世にお遣わしになりました。その方によって、わたしたちが生きるようになるためです。」を通して、クリスマスに私たちが神様からいただいた「愛」を再認識しました。
 局瑤魯灰鵐機璽鳩措阿任后昨年度より軽音楽部の演奏が加わりましたが、本年度はさらにダンス愛好会が加わり、会を盛り上げました。
 続いて、本年も国友よしひろ先生ディレクションによる、関東学院六浦ゴスペルクワイヤのみなさんによるゴスペル演奏。幅広い年齢層で構成されているクワイヤのみなさんにより、6曲が演奏されました。

 


○中高クリスマス礼拝
 中高クリスマス礼拝を、12月21日(木)に守りました。
 本年度のメッセージは、公益財団法人ウェスレー財団代表理事でプログラムディレクターの小海光先生をお招きし、中学は『クリぼっちでないクリスマス』、高校は『さあ、ベツレヘムへ行こう』と題してお話しいただきました。

 中学の礼拝では、本年度も本校の伝統的な中学クリスマス礼拝のスタイル、生徒によるページェントおよび十字架行進、そしてトーンチャイム演奏を取り入れた礼拝を守りました。
 出演者のみなさんは練習時間の確保が厳しい中、昼休みや放課後、そして直前の猛練習に協力をしてくれました。
 トーンチャイムや聖歌隊には高校生も多く参加し、ページェントは中学の上級生が積極的に配役に加わってくれたことで、アットホームな雰囲気で演じてくれていたのが印象的でした。

 


○クリスマス献金のご報告
 本年度も、クリスマスにあたり、皆様から多くの献金が寄せられました。感謝申し上げます。
 すでにKGM通信でもお知らせしておりますが、あらためて集計報告と共に、献金先の一覧をご紹介します。各団体をおぼえ、日々の祈りに加えていただければ幸いに存じます。(本ブログでは、献金集計報告は割愛させていただきました。)


(宗教部部長)


『校報』第114号(ブログ版・その1) 2017年度 卒業式 式辞(抄) 「郷愁の原点」

2017年度 卒業式 式辞(抄) 「郷愁の原点」

                     校長 黒畑 勝男

 

 

 

 

一つの節目を終えて、新しい道を歩み出すとき、喜びとともに寂しさも感じるものです。新しく見る景色に感動するときも、新しい可能性を感じ喜びに満ちる時も、ふと寂しさを覚えることがあるものです。新しい出発とは、慣れ親しんだ生活やそれまでの全てのこととの訣別でもあるからです。

 

19世紀のヨーロッパ、「国民楽派」と呼ばれる作曲家たちが活躍しました。ドボルザークはその一人で、チェコを代表する作曲家でした。1892年にニューヨークの音楽家を養成する音楽院に学院長として招聘されました。そして翌年には、交響曲第9番、副題『新世界より』を完成させました。


1890年頃のアメリカは、すでに北米大陸を横断する鉄道が走り、蒸気エンジンのトラクターで大規模農業が拡大しました。ヨーロッパからの入植移民が増加の一方でした。大陸中が市場として拡大し、各地の都市化も進み、石炭や鉄、鉄鋼の需要が増え、重工業が発展しました。工業生産が世界の3分の1を占める急成長の時代でした。ニューヨークの街や暮らしの変貌はとても大きいものだったに違いありません。その勢いは、つまり、市場の拡大、新技術による新たな社会構造への変化、多民族の混在化……ある意味では、現在のアジアの急成長と新しい社会の形成に似ているかもしれません。


ボヘミア地方北部の片田舎に育ち、プラハで暮らしていたドボルザークには全くの新しい世界だったでしょう。『新世界より』は、故郷ボヘミアへ向けての望郷のメッセージと言われています。そして、副題が『新世界より』であっても、古典的な交響曲の形式であるところに望郷の意味深さがあります。また、ドボルザークの死後、世界中の愛唱歌『家路』に編曲された第二楽章の主題も、国を越え民族を超えて、どの人にも染み入る「郷愁」の情感そのものと言えるでしょう。新しい世界から抱く郷愁の情感とは、人の心の最も深いところでの安らぎなのです。

 


同窓生の方々が、思い出や今日のご自分を語られるとき、言葉の奥に「人になれ 奉仕せよ」という共通の精神が響きます。私は、諸氏の歓談を拝聴しているといつも、それは関東学院六浦への郷愁の情感そのものだと感じます。


関東学院は、初代学院長の坂田祐先生の言葉を、建学の理念の具現化として校訓に掲げてきました。「人になれ奉仕せよ。人になること、すなわち人格を完成することは、大変難しいことです。―(中略)―皆さんは全生涯を通して、理想の実現に努力すべきです。たとえ、この世の仕事に失敗してもよい。皆さんが自分の人生観の基礎をしっかり確立し、価値ある生涯を送ることができたなら、それは真の、本当の成功です。」


坂田佑先生は「人になれ 奉仕せよ」に続けて、「その土台はイエス・キリスト也」と仰いました。私たちは、日々礼拝の中でその意味に触れてきました。キリストが私たちに、最も大切なこととして示した「唯一の神を愛し信頼すること」と「隣人を自分のように愛すること」が語られてきました。そして、「隣人を自分のように愛すること」がとても難しいこと、人間には自己中心を逃れられない弱さがある、だから、その弱さを知って初めて互いに愛し合うことができると説かれてきました。

 

本校は、今日、六浦を巣立ってゆく皆さんに告げます。見つめるべき原点はここにあり、これこそ卒業後の「郷愁」の、永遠の原点であると告げます。地球全体でのボーダーレス化が進む社会にあっては、自分の存在それ自体が容赦なく投げ出されていくときがあるかもしれません。校歌にあるように「時代の風」に吹かれ、自分が自分でいることが難しいと感じるとき、また、「思想の波」に心がさらされ、良心が試されるときこそ、六浦で知った原点を思い出してほしいと願います。

 

 

さて、日本の1890年代は、日本国内の産業革命が起こった頃です。綿紡績業から大規模工場制工業が始まりました。綿と絹の繊維工業が盛んになり、アメリカからの輸入に100%依存していた綿布も国内生産へと切り変わっていきました。全国に鉄道が敷かれ始め、生活も変わりました。一方、政治は日清戦争へと向かい始めました。産業の成長と国力の高まりで、未来に戦争の歴史を熾(おこ)しながら進んでいきました。


矢内原忠雄という方がいました。矢内原先生と坂田先生は内村鑑三の門下生の同期です。日中戦争が起こった1937年、東京大学の教授を務めていましたが、日本が戦争に向かうことを正面から批判しました。その時代、国を批判することは許されないことで辞職に追いやられました。大きな事件でした。しかし戦争が終わって1951年、東京大学の戦後2代目の総長に復職します。矢内原忠雄先生はキリスト者として、日本の真の発展のために不可欠なことについて1952年の8月15日、終戦記念日に次のように述べました。


「日本国民は、まだあまりにもキリスト教を知らなすぎる。西欧文明の内容及び基礎を知るためにも、民主主義的精神を理解しこれを身につけるためにも、ひろく日本国民は一般にキリスト教のことを知らねばならない。知識の問題としてだけでなく、宗教の本来の意味であるところの信仰を得て、人生の生きがいと、よりたのみを知るためにこそ、キリスト教を学ぶことがいっそう必要なのである。」


もし今日、矢内原忠雄先生が語られるとすれば、「西欧文明」ではなく「混じり合ってゆく世界」を知るためにも、かもしれません。また、「民主主義的精神を…身につけるため」は、おそらく「民主主義を守るため」でしょう。そのために「キリスト教のことを知らねばならない」と、きっと語られたことでしょう。それは、不変のものは不変であり、平和をつくる原理だからです。そして、これからのボーダーレスの世界に生きてゆくことを考えれば、ますますキリスト教の教えに触れる経験がなければなりません。

 

 

ゆえに皆さん一人一人に告げます。皆さんは、他ではなくここ関東学院六浦で学びを終えた皆さん自身です。それだからこそ、心の深くに刻んだ「人になれ 奉仕せよ」と、その土台の精神そのものをあらためてしっかりと見つめ、新しい出発をしてください。そして六浦への郷愁をいつでも語り聞かせてください。

 

一人一人の新たなる出発に、神様からの守りと恵みが豊かにありますように。イエス様がいつもともにいることを忘れずに歩いて行ってください。

 

 

 

 



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